2017年7月18日火曜日

トムラウシ山 天人峡温泉コース トムラウシ温泉短縮コース 縦走 南沼でテント泊

南沼からトムラウシ山の頂上

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山:トムラウシ山
標高:2141.2m
活動距離:26.05km
高低差:1521m
累積標高上り/下り 2,530m / 2,173m

【往路コース:天人峡温泉コース(南沼まで行って山頂まで往復)】
コースタイム詳細
天人峡温泉登山口→滝見台(1:30)
滝見台→第一公園(2:10)
第一公園→小化雲岳(3:00)
ポン沼化雲岳(1:25)
ポン沼→天沼(1:15)
天沼→北沼分岐(1:30)
北沼分岐→トムラウシ分岐南沼(0:30)
トムラウシ分岐南沼→トムラウシ山(0:30)
トムラウシ山→トムラウシ分岐南沼(0:20)
登り合計:12時間10分

【復路コース:トムラウシ短縮コース(南沼から)】
コースタイム詳細
トムラウシ分岐南沼→前トム平(1:40)
前トム平→コマドリ沢分岐(0:40)
コマドリ沢分岐→カムイ天上分岐(1:05)
カムイ天上分岐→温泉コース分岐(0:50)
温泉コース分岐→トムラウシ短縮コース登山口(0:20)
下り合計:4時間35分

体力度:★★★★★
危険度:★★★☆☆
オススメ度:★★★★★
レベル:上級

トイレ:なし ※登山口近くのホテルにお願いするしかない
トイレMAP:なし

登山口駐車場:登山口に10台ほどの駐車スペースあり。さらに足湯のあるところに20台ほど駐車可能
登山口駐車場のGoogle Map:https://goo.gl/maps/oewcmzNBb572

温泉:国民宿舎 トムラウシ温泉東大雪荘(500円)
温泉URL:https://goo.gl/jeMnir
温泉:MAP:https://goo.gl/maps/5LTzNBrkRqx

YAMAP:https://yamap.co.jp/activity/1018392 (2017/07/15-16)
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 トムラウシ山は日本百名山、大雪山系の山の一つだ。
 豊富な高山植物が自生しており花の時期に行けば歓喜の声を上げしまうほどの花の群生と景色がそこにある。トムラウシといえば2009年7月に起きたツアーガイドを含む登山者8名が低体温症で死亡した事故で有名だが、悪天候時に無理をせずにしっかり計画すれば祖問題ない。
 コースは大雪山系の山々から、忠別岳を通って縦走したり、トムラウシ温泉、トムラウシ短縮コース、天人峡からトムラウシに抜けるコースがある。
 今回は天人峡温泉の化雲岳(かうんだけ)登山口から、化雲岳を縦走して南沼でテント泊。そしてトムラウシ短縮コースへと歩くコースを紹介しよう。
 まず異なる登山口に下山する場合、交通手段の問題がある。今回は仲間と車を交換する交差縦走をした。車は事前に交換して登山口まで向かい、下山したら自分の車があるようにした。交差縦走のときは万が一交差できなかったことを考えて事前にお互いの車の合い鍵を交換しておこう。
 今回の記録ではは二日目の天気が怪しいため一気に南沼まで行ったが、天気に心配がなければヒサゴ沼で泊まるのがいいだろう。


天人峡の足湯がある駐車場
天人峡温泉からのコースはいきなり急登から始まる。直登ではなくつづら折りのため少しは楽だがここでバテないように意識してゆっくり登りたい。滝見台の少し前から、第一公園辺りまでは大量の蚊に襲われることがある。虫対策は必須だ

登山口

つづら折りの急登



滝見台から羽衣の滝

滝見台は蚊が多くてゆっくりできない
森の中を歩く。蚊が本当に多い
オオバミゾホオズキ
撮影:2017/07/15


 木道が見えてくると第一公園が近くなる。チングルマのお花畑が出迎えてくれる。そしてやっと景色がよくなり北海道の屋根、旭岳が見える。第一公園からポン沼の手前まではアブに付きまとわれることがあるため注意しよう。

木道が見えると視界が一気に開ける

チングルマがお出迎え

旭岳が見える

ハクサンチドリ
撮影:2017/07/15

エゾコザクラ
撮影:2017/07/15

マルバシモツケ
撮影:2017/07/15

ウサギギク
撮影:2017/07/15


第二公園付近からは小化雲岳(ぽんかうんだけ)が見える。

第二公園付近から小化雲岳(ぽんかうんだけ)


コケモモ
撮影:2017/07/15


エゾコザクラ
撮影:2017/07/15

イソツツジ

ポン沼が近くなるとさらにすばらしいお花畑が待っている


コマクサ
撮影:2017/07/15

イワブクロ
撮影:2017/07/15

コエゾツガザクラ
撮影:2017/07/15


キバナシャクナゲ
撮影:2017/07/15

ハクサンイチゲ
撮影:2017/07/15

ポン沼を少し過ぎたところの雪渓
ポン沼を過ぎると化雲岳かと思わせるところが見えるが、化雲岳はその向こう側

ポン沼を過ぎて平坦なところに出るとまたお花畑が出迎えてくれる
化雲岳まではトムラウシ山や旭岳、黒田家もよく見えてとても気持ちの良い山歩きができる。化雲岳からヒサゴ沼分岐、岩礫地までも大量のお花畑に終始感動するだろう。

化雲岳手前からトムラウシ山

化雲岳山頂

化雲岳からは五色岳への分岐がある


ヒサゴ沼分岐付近のお花畑からトムラウシ山

ヒサゴ沼分岐

岩礫地のヒサゴ沼への分岐点

雪渓のところに青い池ができている


岩礫地から天沼まで向かう 

天沼につくと木道がたくさんあり休憩ができる。雪渓があれば雪解け水も組むことができる。そして天沼を超えてからのガレ場には道迷いに注意が必要だ。目印となるペンキが薄いため、晴れていても少し気を抜くとすぐに見過ごしてしまう。ガスっていればなおさらだ。

天沼



天沼よりエゾコザクラ

天沼を超えるとガレ場になる
視界が悪い時は注意が必要だ

日本庭園。
時期が悪いのか、これのどこが日本庭園なのかわからない

日本庭園を過ぎたあとの登りもガレ場が続くためけっこうしんどい。ここも視界が悪い時は道迷いに注意しながら進もう


日本庭園を過ぎるとナキウサギの声が大量に聞こえた。
残念ながら姿を見ることはできなかった

晴れた日でも目印を探すのは意外と大変だ

イワヒゲ
撮影:2017/07/15

ウコンウツギ
撮影:2017/07/15

日本庭園を過ぎて、北沼分岐手前の平坦なところ
奥に見えるのはトムラウシ山だ

北沼へは丘を一つ越える

北沼

北沼からトムラウシ分岐の南沼へと向かう道

お花畑は本当にたくさんある

南沼が見えてきた

今回は体力がある仲間と二人だったため、たくさん撮影しながらでも11時間ほどで南沼まで来ることができた。ここには雪解け水の小さな沢が流れていて水をたくさん組むことができる。ポン沼、天沼、北沼でも水を組むことができたが、ここが一番きれいそうな水に見えた。

南沼からトムラウシ山の頂上

南沼では雪解け水の小さな沢が流れている。
そこでビールを冷やす

テント設営

南沼のテン場で、トムラウシ短縮コースから交差縦走する仲間を待った。夕方に山頂で写真を撮影したかったため、しばらく待っていたら雲行きが怪しくなってきた。さらに悪くなる前にアタックザックで山頂まで30分の道のりを急いだが白いままで晴れることはなかった。

残念ながら山頂ではガスってしまった。

二日目はゆっくりするつもりだったが9時頃から雨が降る予報のため、5時半にテン場を去った。

【復路コース:トムラウシ短縮コース(南沼から)】
コースタイム詳細
トムラウシ分岐南沼→前トム平(1:40)
前トム平→コマドリ沢分岐(0:40)
コマドリ沢分岐→カムイ天上分岐(1:05)
カムイ天上分岐→温泉コース分岐(0:50)
温泉コース分岐→トムラウシ短縮コース登山口(0:20)
下り合計:4時間35分

南沼からのコースタイムは上記の通りで、ガレ場もほぼないため下りの場合とくにきつい道ではない。唯一注意するのは前トム平を少し過ぎたあたりからのコマドリ沢分岐までの雪渓下りだ。雪渓の状況や個人の力量によっては軽アイゼンを装着したほうが安全だ。

南沼分岐からコマドリ沢分岐方面。予想はしていたが真っ白だった。
晴れていればものすごくきれいなお花畑だろう

天人峡からは見れなかったアオノツガザクラを発見
撮影:2017/07/15

イワギキョウ
撮影:2017/07/15

前トム平

前トム平から少し下ったところの雪渓
ここからは雪渓を下る。
傾斜はそこまできつくないが慣れていない場合は軽アイゼンをつけたほうが安全だ

コマドリ沢分岐
コマドリ沢分岐

コマドリ沢までくると、樹木が高いため景色を見ることができない。この付近から虫も出始めるため虫対策をしっかりするか、小走りで進むとよいだろう。


サンカヨウ
撮影:2017/07/15

あとはひたすら笹の道を進む。風がこないため猛暑日にはきつい道だ


カムイ天上

トムラウシ短縮こー登山口

トムラウシ短縮コースにあるトイレ
駐車場には数十台は駐車可能だ



動画はこちら(2017/07/15-16)










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