札幌の都会育ちな僕は2年前(30歳)くらいまで山菜のことを全く知りませんでした。
しかし、山仲間にいろいろ教わるうちに山菜の魅力を知ってからはそれはもう採取して採取して食べまくりです。
今日はそんな山菜について少しお話しします。
最初に覚えた山菜は行者ニンニク(アイヌネギ、キトピロ、ヒトピロ)
みなさんご存知の行者ニンニクですね。これは雪解けから少したつとニョキニョキと出てきます。1枚葉のものを採取すると出てこなくなるので、2枚葉以上のものを根元からナイフで切りとります。根っこごと引き抜かないでくださいね。
よくニュースでイヌサフランやコバイケイソウ、スズランと間違えて大変なことになったというのを聞きます。みなさまご注意ください。
次に覚えたのはカタクリ
これは普通にお花としてご存知の方がほとんどかと思われます。昔は、片栗粉の原料はカタクリの根かなんかを使っていたみたいですね。現在はじゃがいもが原料になっています。このカタクリはおひたしにするとそれなりに食べれますが、また採りたいとは思えないです。おまけに種子から開花するまで7年もかかるみたいです。見つけてもそっとしておきましょう。
次は誰もが大好きタラの芽(タランボウ、タラノキ)
タラの芽 |
こちらは人気の山菜ですね。天ぷらにすぐと美味しいです。たくさんとりたくなりますが、全部採ると枯れてしまうので、一本の木から全部採らないで一つは残しておくようにしましょう。
タラの芽じゃないよ!ハリギリ!
タラの木によく似ていますが、比べるとトゲが大きい。独特の苦み、えぐみがある。天ぷらもいいですが、茹でて水にさらしてから、酢味噌かけにするのもよい。
ハリギリ |
間違えないで!これはハリブキ
徳舜瞥山で間違えている方が複数いたのですが、こちらはハリブキです。タラの芽ではりません。全然違いますよね。
幸い毒はなく、食べることができるみたいです。聞いた話しでは普通に美味しかったというのですが、通常は山菜としてのターゲットにならないようです。食べたっていう記録、ググってもほとんどみませんから。
ここで注意していただきたいのですが、間違えて採取したものが毒草だったら本当に怖いので、すべての山菜においてベテランに付き添ってきちんと見分けられるようにしておきたいですね。
僕もベテランに弟子入りして日々学んでいます。
これも人気なウド!
ウドは人気がたかく、山の先輩は山菜の中で一番好きと言っていました。独特の香りが最高で僕も大好きです。よく酢味噌和えや天ぷら、豚肉の味噌炒めにして食べます。量もたくさん採れて美味しいですよ。
次の年も採れるように、採取するときは根こそぎとらないで何本か残しておくようにしましょう。
これも本当に美味しい!ユキザサ(アズキナ、ぴょん)
ベテランに教えていただいたユキザサです。これはあずきの香りがして甘みがあっておひたしにすると最高に美味しいです。毒草のホウチャクソウに間違えることがあるみたいなので、注意が必要です。
あくがないから調理しやすいクサソテツ(コゴミ)
クサソテツっていう名前。なんか臭そうですよね。でも臭くないです。むしろ味も香りもないです。歯ごたえだけな山菜です。ごま和えが一番美味しいかも。
ほかには炒め物とかなんでも合うので、太いのがあったらついつい採ります。
これはニワトコ!
山菜の師匠におしえていただいたニワトコ。調理法は天ぷらにするしかないようです。
ぶっちゃけあまり美味しくない。癖もなく、歯ごたえもなく、香りもない。よくわからない天ぷらでした。もう採らないかな。食べ過ぎるとお腹がゆるくなるようです。
山菜じゃなくてキノコ!エノキタケ
本当はまだまだあるけど、今日はここまで。まだ山菜とキノコの修行中なのでもっと知識が豊富になったらそのうち動画でいろいろ紹介します。