2018年5月29日火曜日

春は山菜の時期




札幌の都会育ちな僕は2年前(30歳)くらいまで山菜のことを全く知りませんでした。

しかし、山仲間にいろいろ教わるうちに山菜の魅力を知ってからはそれはもう採取して採取して食べまくりです。

今日はそんな山菜について少しお話しします。

最初に覚えた山菜は行者ニンニク(アイヌネギ、キトピロ、ヒトピロ)




みなさんご存知の行者ニンニクですね。これは雪解けから少したつとニョキニョキと出てきます。1枚葉のものを採取すると出てこなくなるので、2枚葉以上のものを根元からナイフで切りとります。根っこごと引き抜かないでくださいね。
よくニュースでイヌサフランやコバイケイソウ、スズランと間違えて大変なことになったというのを聞きます。みなさまご注意ください。

次に覚えたのはカタクリ




これは普通にお花としてご存知の方がほとんどかと思われます。昔は、片栗粉の原料はカタクリの根かなんかを使っていたみたいですね。現在はじゃがいもが原料になっています。このカタクリはおひたしにするとそれなりに食べれますが、また採りたいとは思えないです。おまけに種子から開花するまで7年もかかるみたいです。見つけてもそっとしておきましょう。


次は誰もが大好きタラの芽(タランボウ、タラノキ)


タラの芽


こちらは人気の山菜ですね。天ぷらにすぐと美味しいです。たくさんとりたくなりますが、全部採ると枯れてしまうので、一本の木から全部採らないで一つは残しておくようにしましょう。

タラの芽じゃないよ!ハリギリ!

タラの木によく似ていますが、比べるとトゲが大きい。
独特の苦み、えぐみがある。天ぷらもいいですが、茹でて水にさらしてから、酢味噌かけにするのもよい。
ハリギリ


間違えないで!これはハリブキ




徳舜瞥山で間違えている方が複数いたのですが、こちらはハリブキです。タラの芽ではりません。全然違いますよね。
幸い毒はなく、食べることができるみたいです。聞いた話しでは普通に美味しかったというのですが、通常は山菜としてのターゲットにならないようです。食べたっていう記録、ググってもほとんどみませんから。
ここで注意していただきたいのですが、間違えて採取したものが毒草だったら本当に怖いので、すべての山菜においてベテランに付き添ってきちんと見分けられるようにしておきたいですね。
僕もベテランに弟子入りして日々学んでいます。

これも人気なウド!




ウドは人気がたかく、山の先輩は山菜の中で一番好きと言っていました。独特の香りが最高で僕も大好きです。よく酢味噌和えや天ぷら、豚肉の味噌炒めにして食べます。量もたくさん採れて美味しいですよ。
次の年も採れるように、採取するときは根こそぎとらないで何本か残しておくようにしましょう。

これも本当に美味しい!ユキザサ(アズキナ、ぴょん)



ベテランに教えていただいたユキザサです。これはあずきの香りがして甘みがあっておひたしにすると最高に美味しいです。毒草のホウチャクソウに間違えることがあるみたいなので、注意が必要です。


あくがないから調理しやすいクサソテツ(コゴミ)




クサソテツっていう名前。なんか臭そうですよね。でも臭くないです。むしろ味も香りもないです。歯ごたえだけな山菜です。ごま和えが一番美味しいかも。
ほかには炒め物とかなんでも合うので、太いのがあったらついつい採ります。

これはニワトコ!



山菜の師匠におしえていただいたニワトコ。調理法は天ぷらにするしかないようです。
ぶっちゃけあまり美味しくない。癖もなく、歯ごたえもなく、香りもない。よくわからない天ぷらでした。もう採らないかな。食べ過ぎるとお腹がゆるくなるようです。



山菜じゃなくてキノコ!エノキタケ 





 このエノキはスーパーで売っているエノキタケとは見た目がまったく違います。美味しさも違います。春と秋に出てくるいいやつです。炒めたり味噌汁にすると最高に美味しいですよ。これもベテランに教わって覚えました。間違っても自分の判断で採らないようにくださいね。


本当はまだまだあるけど、今日はここまで。まだ山菜とキノコの修行中なのでもっと知識が豊富になったらそのうち動画でいろいろ紹介します。

2018年5月28日月曜日

徳舜瞥山、ホロホロ山 日鉄鉱山跡~ホロホロ山縦走コース

徳舜瞥山の山頂そばにて


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山:徳舜瞥山、ホロホロ山
標高:1309m、1322.3m
活動距離:7.13km
高低差:642m
累積標高上り/下り 879m / 871m
往路コース:日鉄鉱山跡~ホロホロ山縦走コース
復路コース:日鉄鉱山跡~ホロホロ山縦走コース
登り:2時間30分
下り:1時間40分
体力度:★★★☆☆
危険度:★☆☆☆☆
オススメ度:★★★☆☆
レベル:初級

トイレ:登山口手前にあるキャンプ場のトイレあり
トイレMAP:https://goo.gl/maps/LXjCdvdYkUu

登山口駐車場:登山口にあり
登山口駐車場のGoogle Map:https://goo.gl/maps/AeQvy3LrpYA2

温泉:大滝区共同浴場ふるさとの湯(無料 ※営業時間は13時から20時まで)
温泉URL:http://tomachopu.jp/spot/kitayuzawa-freespa.html
温泉MAP:https://goo.gl/maps/1ssw2KMm16s

YAMAP:https://yamap.co.jp/activity/1936226 (2018/05/27)
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 徳舜瞥山(とくしゅんべつやま)は北海道伊達市大滝にある1309mで、6号目に登山口の駐車場があり、初心者でも登りやすい山なため人気が高い。
 登山口の手前には徳舜瞥山麓キャンプ場があり、無料で利用できる。水道とトイレがあるが、夜は明かりはない。静かなキャンプ場で、前泊するのも良い。
 登り始めるとすぐ涸れ沢のガレ場がある。ピンクテープがあるが、ここで道に迷わないように注意したい。途中の沢のそばには湧き水があり、それを組んでコーヒーを淹れると絶品だ。生水でも問題ないが、お腹が弱い人は飲まない方が無難だ。
 8号目までくると景色が見えてくる。天気がよければ羊蹄山も見てとても景色が良い。景色をみながらさらに40分ほど登れば山頂につく。山頂部には高山植物が自生しており、時期がよければチングルマ等の花に出会うこともできる。
 徳舜瞥山の山頂からホロホロ山の縦走には一度下る。途中にはキバナシャクナゲ等の高山植物が咲いている。ホロホロ山には30分ほどで到着できる。ホロホロ山の山頂部は樹木があり座ると景色が見えにくい。風が強い時にはこれが風よけとなる。




登山口手前の駐車場

登山口

すぐに涸沢につく。5月は雪解け水で水が流れている

ハリブキ
撮影:2018/05/27
※タラの芽ではありません

雪解け水で沢と化した道

登山道は広いため大人数でも歩きやすい

沢を超える。ここに湧き水がある。

沢を超えると針葉樹林のガレ場だ。ここは夏でも涼しい

5月だと残雪がある
撮影:20185/05/27


残雪があると景色が良い


ミヤマエンレイソウ(シロバナエンレイソウ)
撮影:2018/05/27



徳舜瞥山の山頂

徳舜瞥山の山頂そばにて

ミヤマキンバイ
撮影:2018/05/27

徳舜瞥山からホロホロ山


キバナシャクナゲ
撮影:2018/05/27

チシマザクラ
撮影:2018/05/27

コメバツガザクラ
撮影:2018/05/27


ホロホロ山山頂手前は軽い岩登りのような感じ

ホロホロ山 山頂

シラネアオイ
撮影:2018/05/27


イワベンケイ
※まだ花は咲いていない

ミヤマアズマギク
撮影:2018/05/27

ムラサキエンレイソウ
撮影:2018/05/27

エゾイチゲ
撮影:2018/05/27

ヒメイチゲ
撮影:2018/05/27

コミヤマカタバミ
撮影:2018/05/27

ノウゴウイチゴ
撮影:2018/05/27

動画はこちら










2018年5月25日金曜日

両古美山 トーマル峠コース




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山:両古美山
標高:806m
活動距離:5.63km
高低差:239m
累積標高上り/下り 333m / 363m
路コース:トーマル峠コース展望台まで
復路コース:トーマル峠コース展望台まで
登り:1時間20分
下り:50分
体力度:★☆☆☆☆
危険度:★☆☆☆☆
オススメ度:★★☆☆☆
レベル:初級

トイレ:登山口のそばにあり(積雪があるときは閉鎖)
トイレMAP:登山口と同じ

登山口駐車場:あり
登山口駐車場のGoogle Map:https://goo.gl/maps/5uR1yAeR5UD2
積雪があるときの駐車場:https://goo.gl/maps/ZYVXRvv4qSq

温泉:リフレッシュプラザ温泉998 (500円)

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 両古美山(りょうこびやま)は積丹半島南部にあるトーマル峠から登ることができる標高は約806mの山だ。
 登山口の駐車場からは当丸山と両古美山の二つに登ることができる。
 両古美山の山頂は景色がないため、10分ほどさらに歩くと展望台に行くことができる。さわに1時間20分ほど歩けば無沢1(むさわいち)と呼ばれるピークにいくことができる。
 今回は気軽に楽しむことができる両古美山ピークと展望台まで行くコースを紹介しよう。
 5月だと積雪により駐車場が閉鎖されていることがある。駐車場が閉鎖されていたらトンネルの南側にある駐車場からスタートする。トンネルを歩き、トンネル横の道路に出たら本来の登山口駐車場となる。
 駐車場からトンネルを超える柵がある道を歩き、階段を降りて、トンネル横をあるくと登山口に到着する。
 そこからはつづら折りになった登山道を登ると山頂までいける。さらにそこからあるくと分岐が現れる。右にいくと無沢1でまっすぐ進むと展望台だ。
 たけのこシーズンには多くの山菜採りの人で賑わう場所だ。
 




トンネルを南側に抜けたあとの駐車場
本来の登山口に車で入れない場合はここに駐車

この日は雪で駐車場への入り口が塞がれていたため、
トンネル内を歩く
撮影日:2018/05/20

休憩小屋

トイレ
ここまで車が入れない時期は閉まっている

トンネルを超える道

トンネルを超えたら階段を降りる

トンネル横を歩く

舗装路に出ると登山口だ

登山道を歩く

フギレオオバキスミレ
撮影:2018/05/20

カタクリ
撮影:2018/05/20


シラネアオイ
撮影:2018/05/20

キクザキイチゲ
撮影:2018/05/20

当丸山が見える

途中には標識もある


途中の景色の良い岩場


山頂標識

エゾイチゲ
撮影:2018/05/20

無沢1と展望台への分岐
右に行くと無沢1だ

展望台からの景色

帰りに展望の良い岩場で。ここが一番景色が良い


動画がこちら