2019年2月15日金曜日

冬山でよくある失敗 Part 1 バックカントリー山スキーでの注意点


登山でよくある失敗シリーズは動画でやっていますが、「冬山、雪山限定のよくある失敗」があることに最近気づきました。

雪山限定でのよくある失敗シリーズがないので動画作ろうと思っていますが、先にブログから記事を書いていきます。


1.雪の上に物を置いて無くしてしまう



 雪山でフカフカの新雪が積もっているときによくある失敗です。
これはザックを置いた休憩時にありがちなのですが、ものを出し入れしているときについ雪上にものを置いてしまうことがあります。
 そのとき大丈夫と思っても、目を離すとすぐに雪の中に消えてしまいます。新雪の中からものを探すのは雲をつかむようなもので、見つかることはほとんどありません。
 僕もついついマップケースを一度おいて休憩したら、なくなってしまい、マップケースを紛失してしまいましたTT
 人から聞いた話しだと、手袋、シール、シールのカバー、スノーソー等、多くの人がありとあらゆるものは無くしているエピソードは本当によく聞きます。
 どんなに手間でも、物は雪上のは置かずに、必ずザックの中に入れるようにしましょう。


2.スキーを流してしまう、無くしてしまう




以前、こちらの動画でも紹介しましたが、スキーリーシュは雪山では必須です。




 フカフカの新雪で板がはずれてしまうと、本当になくなります。スキーなんて大きいもの無くすわけがないと思いますが、無くすのです。
僕以外にもかなりの方が同じような失敗を経験しています。スキーをなくすと場合によっては遭難です。スキーリーシュを付けていない人は今すぐ用意しましょう。





 なお、スキーリーシュを付けていてもシールをはがして滑走モードにするときや、スキーアイゼンをつけるとき、シートラするときにスキーを置いた後に流してしまうパターンもあります。
 「そんなの分かっている」という声が聞こえてきそうですが、疲れているとつい油断して置いて、スキーが流されてしまうのです。これも春の暑寒別岳で経験済みですTT
 傾斜がゆるくなり、たまたま泊まってくれましたが谷底に落ちたら見つからない場合もあります。これも下手をすると遭難です。

これを防ぐには、必ずスキーを雪面に突き刺して立てることです。雪面が硬くてさせない場合はスキーリーシュをザックにつないでおく等、十分な注意が必要です。


3.登山口でスキーのシールを忘れたことに気づく


このパターンもよくあります。自分もやったことがありますし、やっているのを見たことも聞いたこともあります。
 シールがないと登れないため登山口で撤退となります。
 これを防ぐためには、スキーを車に積む時点でシールを貼っておくことです。シールを貼るとワックスを吸ってしまうという意見がありますが、わずか数時間なんてほとんど影響ありません。
 それに、登山口でシールを貼ると、気温があまりに低いときにはシールが貼りつかなくなります。吹雪のときもシールと板の間に雪がついてしまって行動中にシールがはがれやすくなります。
 時短とトラブル回避のためにも、車に積む時点でシールを貼っておく習慣をつけておくと間違いないです。


冬山でよくある失敗シリーズの動画


・Part 1


・Part 2




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