2022年10月19日水曜日

雄冬大壁西面 (見張り岩) トラッドクライミング【北海道クライミングガイド】

ガリバー2P目の終了点からの景色

 

場所:北海道石狩市浜益区雄冬

トイレ:駐車場にあり

シーズン:4月中旬~10月上旬

ルート総数:10本

5.9以下/4本

5.10台/4本

5.11台/2本

5.12台/0本

5.13台/0本

詳細のトポはこちらのフリークライミング日本100岩場1 北海道・東北を参照



駐車場のGoogle Map:https://goo.gl/maps/PcGXzvkLPUVvWV3Z9

駐車台数:10台ほど


【概要】

浜益にある黄金山の近い場所にある海沿いのクライミングエリア。ルート数は10本ほどと少ないが、ハチの巣のようなポケットや、クラックも楽しむことができるロケーションの良い場所。ボルトはすべてケミカルアンカーだが、残置カラビナは海沿いのため、腐食しやすい。残置カラビナ交換用の工具や残置ビナを持って行った方が良いだろう。

駐車場は、雄冬岬、白銀の滝駐車場を利用する。ほかの利用客の迷惑にならないようできるだけ乗り合わせよう。

西面なだけに、朝は日が当たりにくいため、真夏でも午前中なら快適にクライミング可能だ。岩は湿気を吸いやすく、手汗も吸収してくれる。雨にも強い岩質だ。

マルチピッチのガリバーとゲルニカを登る場合はカムがあった方が良い。


【ガリバー2Pについて】


ガリバーの1Pは5.8だが、1ピン目が遠く、かぶっていてガバでもなく、下地も悪いため落ちたらケガをする。プリクリップした方が良い。


2P目は、ハンドサイズのコーナークラック。出だしにカムの1番があると安心。ボルトの間隔が遠いため、不安な場合さらに2番、3番があると安心だ。途中からオフィズスになる。


【ゲルニカ2P(実質3P)について】




ゲルニカの最初は、ボンディア5.7を登る。ボンディアの終了点は最後に左側だが、ゲルニカに行く場合は、右側の終了点に向かった方が良い。

ここでゲルニカ1P(実質2P)となる5.11cを登るが、ロープが屈曲するため、長ヌンは次のピッチのためにも3本くらいは欲しい。3Dクライミングを楽しめるとても良いルートだ。

ゲルニカ2P(実質3P)目は、5.10d。出だしはフィンガー~タイトハンドのコーナークラック。ここのボルト位置が落ちると足に引っ掛かりやすく危ない。フィンガーサイズのカムは5,6個あった方が良い。ボルトよりカムを決めた方が足に引っ掛かりにくい。コーナークラックを抜けた後はアルパインルートのようになっており、非常にボルト感覚が遠く怖い。ここでもフィンガーサイズのカムが複数あると安心だ。ナッツがあっても良い。


白銀の滝駐車場のトイレ

駐車場

トンネルの方に歩き、入り口手前で海側にでる

最初は狭いがすぐに広い道に出る

大壁がみえてくる

テトラポッドのところで降りる

フィックスロープが設置されている

雄冬大壁西面



アプローチおよびガリバー5.11bのクライミング動画


ゲルニカ5.11cのクライミング動画






サグラダファミリア 5.10c の動画





アルハンブラ宮殿 5.10cの動画









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