この海岸沿いでヘツリは終了。枯沢沿いに登り、 途中で左にトラバース、沢を一つ乗っ越すと への字ハングのとりつきとなる |
名称:シシャモナイ海岸
岩質:不明
場所:北海道神恵内村
トイレ:なし
シーズン:5上旬~10月
ルート総数:
詳細のトポはこちらの北海道の山と谷-1を参照
駐車場のGoogle Map:https://goo.gl/maps/uzRjsEU2J9onTTgE7
駐車台数:20台ほど
【概要】
シシャモナイ海岸は積丹町の南西、神恵内村(かもえないむら)にある岩場。秘境と呼んでも良いような場所にあり、滅多に人は訪れない。
アプローチが厳しく、アルパインクライミングや沢登りの要素がある。ロープなしで3級程度の岩場をへつる。クライミングルートでは3級程度の簡単なルートもあるが、アプローチの厳しさと支点が貧弱だったりするため、どこを登るにしてもメンバー全員が、最低でもザックを背負って5級リードをできる程度の経験値と実力は欲しい。
・アプローチ
西の川原駐車場(川白側) から踏み後をたどって藪漕ぎをする。わずかにある踏みを探していくが、よく見るとロープがあるが、自然と同化しており見つけにくい。
1時間ほどで懸垂地点に着く。50mの懸垂下降が2回あるため、60mのロープ2本あると良い。残置して登り返し用にするといいだろう。
への字ハングまでのとりつきは2時間程度かかる
【注意】
ここの岩場にはわかりやすい終了点はない。あってもさび付いたハーケンなどで信用できない。ハーケンやカム、ナッツ、ジャンピングを使い支点構築、さらに長いスリングが多めに必要だ。支点構築の練習にもなる。
登山口となる駐車場 |
この奥へいくと |
道がある |
藪漕ぎ |
時々ロープがある |
藪漕ぎ |
懸垂下降地点 残置ロープがけっこうあるが、信用できないので自分のロープ会った方が良い 50m懸垂が2回あるため、60mのロープ2本を残置しておくと良い。 帰りは尾根を歩いてこれるが、懸垂地点を登り返してもいける マイクロトラクションなどの登り返し用のギアがないとけっこうきつい。 |
懸垂 |
2回目の懸垂地点のハーケンとロープ イマイチ信用できないため、ハーケンを足した方がいいかもしれない |
最後は空中懸垂 |
ここを登り返すときは左側の水が流れているあたりを登ることができる ちょっと沢登りになるため注意が必要だ ここからは海岸沿いの岩場を歩く |
楽しく登れそうなクラックがある |
への字ハングがみえてくる |
簡単だが油断できない岩場 |
けっこう怖いがロープ出していたら日が暮れる |
シシャモナイ滝 ここがテン場となる |
この海岸沿いでヘツリは終了。枯沢沿いに登り、 途中で左にトラバース、沢を一つ乗っ越すと への字ハングのとりつきとなる |
への字ハングのとりつき |
への字ハングから少し標高を上げていくと 大スラブルートのとりつきとなる |
アプローチだけの動画
【大スラブルート 4ピッチ 4級】
1P 25m 3級
2P 50m 3級
3P 50m 4級
4P 25m 4級
大スラブルートのとりつき |
大スラブルートのとりつき |
大スラブルートのとりつき |
大スラブルート スタート 1/4P 1P 25m 3級 スタートのアンカーとなるリングボルト*2は錆びている 左上していく 大スラブが見えたらかなり左側に支点がある |
1P終了点見つけられず、自作で支点構築 |
ちょっと下に1P終了点があった |
大スラブ 2/4Pを登る 2P 50m 3級 簡単なスラブを直上する 落石に注意 |
3/4Pも同じ感じ 終了点となる場所は二つある 3P 50m 4級 同じく直上するが、落石がさらに多くなるので注意 |
4/4Pは右上のトラバース 4P 25m 4級 右上するもろいバンドを登る |
最後の乗越しがちょっとフリーになるので怖い |
大スラブルート終了地点は灌木でビレイ |
さらに少し藪を上がると道があるかと思っていたが、ほぼない 下降は、歩いていくか、同ルートを懸垂 このルートは落石が多く、懸垂は危険を伴う 2021/10にきたときに、下降時に左側に移動しながら懸垂できる懸垂用のルートを作った。 登りの直上ルートとは違う。3回の懸垂で降りられるだろう。 |
北海道クライミングガイド マップ
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