2023年5月31日水曜日

【冬山】【春スキー】 安足間岳 愛山渓温泉愛山渓倶楽部からイズミノ沢コース

沢には降りずに大きく回って、標高を下げずに沢に突入する


------------------
山:安足間岳(あんたろまだけ)
標高:2194m
活動距離:13.1km
高低差:1150m
累積標高上り/下り 1362m / 1362m
往路コース:イズミノ沢コース
復路コース:イズミノ沢コース
登り:4時間
下り:1時間
体力度:★★★★☆
危険度:★★★☆☆
オススメ度:★★★★★
レベル:上級

トイレ:登山口に登山者用仮設トイレあり
トイレMAP:登山口と同じ 

登山口駐車場:あり 
登山口駐車場のGoogle Map:https://goo.gl/maps/LvFSbPXxpCG2 

温泉:愛山渓温泉倶楽部
温泉URL:https://www.aizankeionsen.rinyu.co.jp/blank-3 
温泉MAP:登山口駐車場と同じ 

YAMAP:

------------------
 ※この記事は春スキーの記録です
 大雪山安足間岳(あんたろまだけ)は厳冬期なら旭岳の姿見駅から歩いて登ることになるが、ゴールデンウィーク頃には愛山渓温泉倶楽部までの道が開通し、愛別岳の登山道となるところから入山することができる。温泉までの道が開通して早い時期からいけば、登山口から雪がつながっているが、時期が遅くなると雪が切れるので注意しよう。
 ルートはほぼ軌跡の通りだが、その時の雪付き状況によって変わる。ルートの見極めも重要だ。気温によっては雪が固く、スキーアイゼンやアイゼンが必要な場合もある。急斜面の登りでは滑落の危険があるため十分注意しよう。
 この安足間岳は東斜面が広大で気持ちの良い斜面なので、登り返しても東斜面は滑るべきだ。







登山口
この日は登山口から雪がついていた

しかし途中で切れるところも。。

ちょっと登ればすぐに景色が良い

このまま藪漕ぎラッセルに突入
※雪付き状況やルートによってかわる

右側の奥が当麻岳

沢には降りずにしばらく際を歩く


沢には降りずに大きく回って、標高を下げずに沢に突入する

途中にある滝
ここまで近くに寄ると豪快だ

滝のそばの急斜面を登る。
この日は雪が固く、ツボで少し歩く

グングンと標高を上げていく

気持ちよさそうな斜面


傾斜は緩いが広い斜面
ここを登れば安足間岳はもうすぐだ



安足間岳山頂より愛別岳

安足間岳山頂より比布岳方面

右側が目的の東斜面



東斜面の下から上を見る

東斜面の下からさらに下。旭岳方面

登り返して旭岳を望む

動画はこちら



2023年の動画はこちら






北海道雪山ガイド(冬山)(スマホの場合はこちらをクリック)

Google MAPにて登山口までの情報と、各コースへの登山情報が得られます
主に山スキーを想定して記載しています。スプレッドシートの一覧表はこちら
※まだまだ情報は少ないです。現在も作成中

【冬山】 当間岳 バックカントリー BC 【バックカントリー】 大雪山

 

当間岳

------------------
山: 当間岳
標高:1978m
活動距離:18km
高低差:1198m
累積標高上り/下り 1130m / 1130m
往路コース:ロープウェイ不使用コース(スキー場Dコース)→姿見→当間岳
復路コース:同じコース
登り:5時間
下り:1時間30分
体力度:★★★★☆
危険度:★★☆☆☆
オススメ度:★★★★☆
レベル:中級

トイレ:旭岳ロープウェイ乗り場(8時頃から開放)
トイレマップ:登山口と同じ

登山口駐車場:旭岳ロープウェイ乗り場にあり(冬期は乗り場前も駐車料金無料)
登山口駐車場のGoogle Map:https://goo.gl/maps/sN6uXdDFHZF2

温泉:湯元 湧駒荘(700円) ※11時から営業、ランチもあり
温泉URL:http://www.yukoman.jp/
温泉MAP:https://goo.gl/maps/v3PPWTzSF5D2

YAMAP:https://yamap.com/activities/23394958 (2023/03/25)
------------------
 大雪山にある当間岳の山頂直下は広いオープンバーンとなっており、安足間岳などと比べてたどり着きやすい場所にある。厳冬期はもちろん、春スキーにも最適な大きい斜面が魅力的だ。姿見駅から上は厳しい雪山となっており、アイゼン、ピッケル、スキーアイゼン(クランポン)、ウィペットなどの装備は欠かせない。

姿見駅から旭岳山頂を目指すことになる。しかしロープウェイの冬季始発は9時から。
ロープウェイ乗り場から降り場の姿見駅までは1時間50分ほどで登ることができる。体力があるならロープウェイを使わない方が早く登ることができるためお勧めだ。
ただし、ロープウェイ乗り場の駐車場は夜中にはロープが張られて入れないことがある。その場合は旭岳ビジターセンターに駐車することになる。ロープウェイが運航するちょっと前になれば姿見駅のトイレや自販機も利用できる。

今回紹介するコースはスキー場を通過し、姿見駅から当間岳山頂をまっすぐ目指すコースだ。





ビジターセンターよこからスキー場のコースに入る

旭岳

姿見駅をバックに当間岳方面へ

当間岳

少し下る。
帰りはちょっと登ればよく、シールをつけるほどでもない




当間岳の大斜面



帰りはパウ




動画はこちら





北海道雪山ガイド(冬山)(スマホの場合はこちらをクリック)

Google MAPにて登山口までの情報と、各コースへの登山情報が得られます
主に山スキーを想定して記載しています。スプレッドシートの一覧表はこちら
※まだまだ情報は少ないです。現在も作成中






2023年5月22日月曜日

【冬山】【春スキー】 十勝岳 新得コース [

新得側から見た山頂付近の雪渓。3ターンくらいできる
------------------
山:十勝岳(とかちだけ)
標高:2077m
活動距離:14.1km
高低差:1163m
累積標高上り/下り 1180m / 1180m
往路コース:新得コース
復路コース:新得コース
登り:4時間
下り:1時間30分
体力度:★★★★★
危険度:★★★☆☆
オススメ度:★★★★★
レベル:上級

トイレ:なし
トイレMAP:なし 

登山口駐車場:あり (近くは3台程度、それ以上は少し歩く)
登山口駐車場のGoogle Map:https://goo.gl/maps/m1cFsEAkYE9saqNL7

温泉:オソウシ温泉
温泉URL:http://osoushi.foodsnet.net/
温泉:MAP:https://goo.gl/maps/4tLvqk1P486xui1B7

YAMAP:
https://yamap.com/activities/24434436 (2023/05/20)
------------------
 ※この記事は春スキーの記録です
 勝岳(とかちだけ)は標高2077mで今現在も活動を続けている活火山だ。日本百名山の一つでもある。前十勝の火口から有毒ガスが吹き出している。風向きによっては硫黄の臭いがするだろう。
 このコースの登山口には十勝岳望岳台コースと、新得側コースがある。
 冬の十勝岳望岳台コースは例年1月8日頃までしか除雪されていない。それ以降は除雪されなくなりここまで車でくることは不可。またゴールデンウィーク頃にも開通するため、望岳台から行く場合は、初冬と、春にいくことができる。
 ※除雪状況はこちらの美瑛町のサイトを参照すること
 東側の、新得側の夏道登山口から行くコースは5月末頃にいくことができるルートだ。シートラで夏道を2時間ほど3kmほど歩かなければならない。

 今回は新得側から春に登るコースを紹介しよう。このコースには二つの難所がある。

 【第一の難所 林道】
 このコースの第一の核心は林道だ。ここまでの林道は除雪が入らない。そのため自然融雪による林道開通を待たなければならないが、それだと遅いため、融資による除雪活動が行われている。チーム西遊記のダンディーさんに感謝。
確実にいくためには、前日に林道の下見と除雪を行い、近くの宿の山の交流館とむらに宿泊するのが良いだろう。林道の下見をしてからいけば確実だ。

以下は林道のログ
 
 


【第二の難所 ハイマツトンネル】
 夏道は整備の状況にもよるがかなり笹被りになっている。またハイマツトンネルを通る必要があり、普通のシートラではまともに歩くことができない。
 そのため、以下のようなシートラをすると良いだろう。これを藪シートラと呼ぶことにしよう。

関連記事:【登山用語】シートラーゲンとは

スキーバンドとスリングで首掛けにした藪シートラ

 

動画はこちら( シートラ)




クライミングの経験者であれば、スリングがあるため、以下のような装備があれば良い。
スリングがない場合は、紐でもなんでも良い。首にかけるため、首に負担のかからない幅のあるものが良い。


 
※1 首にかけるため、16mmの太目のスリングに長さは120cmのものが二つあると良い。

※2 スリングを直接スキーに巻くとエッジで切れるため、ゴムバンドを挟めよう

※3 シールはザックに入れておく方が良い。藪に引っ掛かりはがれると木っ端がシールののり面につく

※4 大きいザックを持ち、ブーツをザックの中に入れていく方が良い。

※5 手で藪をかきわけて進むため、短くなるストックをザックに取りつけておく方がい良い。








登山口の駐車帯

藪シートラでいく

登山口の標識

登山口

途中に小さな橋がある

沢被りの道もあるが比較的快適な道もある

雪渓があると安心するが、夏道をロストしやすい
GPSで小まめに確認が必要だ

ハイマツトンネルをくぐっていると出てくるご褒美

ハイマツトンネル

3km歩いてようやく出てくる雪渓

登山靴をここにデポしてスキーで登る

スキーで歩くのはとても快適

途中にある岩。すぐそばには水が勢いよく流れている
崩れる可能性があるため近づかないようにしよう

広大な雪渓を歩く



奥に十勝岳手前の偽ピークが見える

偽ピークまでもう少し

偽ピークに出た。ここからはスキーをデポしても良い
シートラでいけば山頂付近に残っている雪渓がある

しばらくは泥道を歩く。ブーツが泥で汚れるだろう

山頂付近の雪渓。3ターンくらいできる

最後の雪渓をつめていく

山頂にて


山頂からの景色


山頂からの景色


動画はこちら

2020年の動画

2023年の動画




北海道雪山ガイド(冬山)(スマホの場合はこちらをクリック)

Google MAPにて登山口までの情報と、各コースへの登山情報が得られます
主に山スキーを想定して記載しています。スプレッドシートの一覧表はこちら
※まだまだ情報は少ないです。現在も作成中