羊蹄山BC |
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この記事では、登山から山スキーを始めたけど、スキーは上級者ではないという方のための初めて山スキーを購入するためのオススメの装備を紹介しています。
スキーの上級者とは、普段からゲレンデで滑っていて、スキーの道具の知識が豊富な人や、スキー検定1級以上を持っている人のことです。
学校のスキー授業でスキーが上手い方だった方は、上級者ではないと思われた方が良いかもしれません。
スキーの上級者とは、普段からゲレンデで滑っていて、スキーの道具の知識が豊富な人や、スキー検定1級以上を持っている人のことです。
学校のスキー授業でスキーが上手い方だった方は、上級者ではないと思われた方が良いかもしれません。
【スキー板】
初心者にオススメのElan Ripstick 96 |
スキーの板は多数あり、突き詰めていけば、春用、パウダー用の最低2セットはほしいところです。
しかし、山スキーを始めた人にとって、いきなり2セットもそろえるのは金銭的にかなり難しいですよね。
だから最初に買う板はオールラウンドに使える板がおすすめです。
オールラウンドに使える板はセンターの幅が100mm前後のものが良いです。
センターの幅とは、スキー板の真ん中の幅のことです。
そして、登山から山スキーを始めた方の多くはスキーがあまり上手ではありません。僕もそうです。理想としては、スキー場でどんな斜面でも安定して滑れるようになってから初めて山スキーを始めるべきですが、登りたい人にはなかなか難しいので、徐々に滑走技術を磨いていけばいいと思います。
その技術を磨く前に安定してスキーを滑るようにするにはターンがしやすい板を選んだ方が、絶対に楽しいです。
それがElan Ripstick(エラン リップスティック)です。
このElan Ripstickも春用の細いものから、パウダー用の太いものまであります。
そのため、「Elan Ripstick 96」(センター幅96mm)のものを購入しておけば、ワンシーズンを通して滑ることができます
※男性なら、「Elan Ripstick 106」(センター幅106mm)の方がパウダーでも浮きやすいが、アイスバーンとかになると、やはり96が良いと思います。あまりきつい山に行かないのであれば、106の方が良いかも。。。
この板の利点はとても軽いので、ハイクアップでも楽ができるのが良いところです。
この板の特徴は、スキー板としては珍しく右足と左足が決まっていることです。ちゃんとその通りにスキーを履けば本当にターンがしやすく、今まで上手く滑れなかった人もレベルアップした気分になること間違いなしです!(僕もそうでした)
ただし、ターンがしやすいがゆえに、スキーの上級者が乗るとターンしすぎるというのが難点です。スキー上級者にはオススメしません。
【ビンディング(バインディング)】
つま先側も解放される安全性が高く、断然オススメのFRITSCHI TECTON |
・TLTタイプビンディング
軽いのが特徴ですが、専用のブーツが必要となります。普通のスキー靴は使えません。
・ATタイプビンディング
滑走重視もしくは価格を抑えたいならATタイプと呼ばれる以下のようなタイプのビンディングがあります。※TLTに比べて重いですが、通常のスキー靴も使えて価格も安い。
山を登る場合軽さが重要なので、よほどこだわりがない限りはTLTタイプのビンディングをお勧めします。
そして、そのTLTタイプのビンディングですが、2019年3月時点で、選択肢は二つとなります。
絶対おすすめがこれ!FRITSCHI TECTONです。
FRITSCHI TECTON
重量:約630g
踵側が通常のスキーのビンディングと同じでしっかりホールドされる。滑り安い。
断然オススメのFRITSCHI TECTON |
FRITSCHI VIPEC EVO
重量:約580g
TECTONと比べると軽いが、踵側がピンで抑えるだけのため、固い斜面を滑るときにはTECTONより滑りにくい。
2番目にオススメのFRITSCHI VIPEC EVO |
これ以外にもTLTのビンディングはあり、もっと軽いものがありますが、上記二つ以外のTLTビンディングは、前側の解放機能がありません(2019年3月時点)
通常、スキーは転倒した際に足を怪我しないためにスキーが外れる仕様になっています。
しかし、FRITSCHI以外のビンディングは軽さを追求したために、前が外れない仕様になっています。これはまるでエアバッグのない車に乗っているようなものです。
そんな車乗れませんよね?
だから、これから始める皆様には絶対に上記二つのビンディングをお勧めいたします。スキーがとても上手なテクニカルを持っている友人も、怖くて上記以外のビンディングは使えないと言っていました。
「自分は絶対に転ばない!」という方なら問題ないとは思います。
ケガをしないために、高くても安全な装備を買いましょう。
【シール(クライミングスキン)】
スキーにつけるシールは各種メーカーより様々なものがでています。
その中でも確実にオススメするのが、POMOCAのCLIMB PRO S-GLIDE(ポモカの水色)
良い点は
1.滑りが前にスライドしやすから疲れにくい
※同じPOMOCAの黄色はグリップ性能が強く、バランスがいいのですが、水色に比べて歩きにくく、疲れやすいです。黄色の方が直登できるため、良いという意見もありますが、山スキーではそもそもそんなに直登しません。
2.シールの粘着面同士を貼り合わせることができるため、素早く収納できる
ほかの多くのメーカーのシールは粘着面を貼り合わせることができないため、チートシートというものを使います。荷物が増えるし、チートシートを忘れたりなくしたりすると大変困った事態になります。
だから、僕が友人にはPOMOCAのCLIMB PRO S-GLIDE(ポモカの水色)一択しかないよとオススメしています。
【ブーツ(山スキー兼用ブーツ、ツアーブーツ)】
バックルガ二つのタイプ(初心者向け) |
この兼用靴は足に合ったものが一番です。
そのため、絶対にこれ!というのはありませんが、この記事では登山から初めて滑り上級者ではない初心者目線で書いているので、その視点からオススメするとすればポイントが三つあります。
POINT 1 ケチらない
兼用靴は最もお金をかけるべきものです。足に合わないと高級な靴を買いなおす必要があります。安物買いの銭失いにならないようにここは絶対にケチらないようにしましょう)POINT 2 比較的軽くて柔らかいものにする
滑り重視にしたいときは、固いブーツの方が良いです。しかし固いブーツは重く、歩きにくいという難点があります。
そもそも、滑りの上級者じゃない人が固いブーツを履くのは、一般ドライバーがいきなりレーシングカーに乗るようなものです。
だから初心者には比較的柔らかいブーツが良いです。
固さはフレックスというもので表現するのですが、初心者にはわかりにくいのです。
柔らかいのか、固いのかを簡単に見比べる方法はバックルの数です(バックルの数=硬さではありません)
バックルが二つだと比較的柔らかい
バックルガ二つのタイプ(初心者向け) |
バック靴が四つだと比較的固い、ホールド感が強い
バックルが四つのタイプ |
このバックルですが、三つのものや、バックルが二つだけど、特殊なバックルのものがあります。
初心者は基本的にバックルが二つのものを選択すると良いでしょう。
そしてここで重要なのは、比較的軽いブーツが良いけど、
「超軽量ブーツ」は選んではダメ
ということです。
超軽量ブーツ(バックルの下が普通と違う。実質一つ |
超軽量ブーツは山岳スキーレース用で軽さを追求しています。
それゆえに、「防寒性がない」、「壊れやすい」、「柔らかすぎて滑りにくい」というデメリットがあります。
これから山スキーを始める方が、超軽量ブーツを買って良いことは一つもありません。
絶対に買わないようにしましょう。
POINT 3 足に合ったものを根気強く選ぶ
普通の靴を一緒で、自分の足に合わないものを選ぶと、靴擦れやその他の足のトラブルを起こして、大変なことになります。そのため、必ず時間をかけて、できるだけたくさんの靴を履きましょう。
たくさんの靴を履き比べるには、在庫が豊富なスキーシーズン直前が良いでしょう。
確実な装備を買って、楽しい山スキーライフを送りましょう! |
動画
以上です。そのほかの装備は以下の記事を参考になると思います。
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はじめまして、いつも楽しく拝見させていただいています。
返信削除TLTビンディングについて教えてください。
私はフリッチのテクトンを第一候補に挙げていたのですが、ショップの情報で、トゥーピースが雪詰まりでビンディングが止まらなくなるという話がある。特に、重めの雪質のエリアのお客様からそのような声があると聞きました。
なにか、思い当たるような状況はありますでしょうか?
ちなみに私はこのことを踏まえ、18-19モデルのマーカー、キングピンを購入しました。
フリッチとは逆に、トゥーピースが雪詰まりでビンディングが『外れない!!!』という事態が起きました。
たまたま私のものが不具合なのかもしれませんが。。。
止まらないのは、対策が打てますが、外れないのは・・・死んじゃいますよねぇ。。。
メーカーに問い合わせようと思いつつ、6月になっちゃいました(^^;
それぞれ、情報をお持ちでしたら教えてください。
私の周りや私自身はフリッチのテクトンのトゥーピースが行き詰まりで困ったことはないですよ。キングピンが外れないというのは初めて聞きました。
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