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雪崩の正確な予測については、その時の場所、天候、方位、地形等、様々な要因があるため、ベテランでもかなり難しいです。
難しい雪崩予測ですが、明らかに危ない日は簡単にわかるので、今回ご紹介するパターンは把握できるようにしましょう。
なお、ここは入門編のため、細かい説明や専門用語はできるだけ省略して説明していきます。詳しく勉強するには必ず「雪崩教本」をご覧ください。
【気象庁の出している「なだれ注意報」はBCでは参考にならない】
「なだれ注意報」を参考にしている方がいると思いますが、これは平地でのお話しであって、我々が行く雪山のバックカントリーを対象する場所では参考になりません。気象庁の「なだれ注意報」だけをあてにしていると、いつか痛い目をみることになるかもしれません。
【大量降雪直後はヤバイ】
一晩で30cm以上積もった直後の山では積雪が安定しておらず、雪崩が起こる可能性が高くなります。パウダースノーが大いに期待できる日でもありますが、雪崩のリスクが高いため、入山する山や滑る斜面を慎重に選ぶ必要があります。
【大幅な気温の変化があった後の大量降雪後はさらにやばい】
これは暖かくなる3月頃から多いです。
例えば日中晴れて気温がプラスまで上昇し、夜中に冷え込んで大量に降雪があった場合です。
この時、日中に気温が上がり太陽光で表面の雪が溶けます。その溶けた水が夜の冷え込みで氷となりアイスバーンになります。こうなると積もった雪がアイスバーンの上で滑りやすくなります。
この状態で雪が大量に積もると、雪崩のリスクは大変高くなります。
このような日は雪崩が起こる可能性が大変高いので、できるだけ山に入るのは控えた方がいいでしょう。
大量降雪直後に、晴天だから張り切っていったところ、雪崩事故に巻き込まれたという事例はかなり多いので、十分注意しましょう。
こんなヤバイ日に雪崩た映像がこちら
次は【バックカントリー雪崩入門4.雪崩のサインと地形の罠】について
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