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前回の記事では初心者でもわかるように簡単な雪崩の予測ができるパターンを紹介いたしました。今回は、雪崩の危険があると判断できる兆候や、危険な地形についてご紹介していきます。
ある程度登ったことある方なら経験したことがあるはず。
下に固い雪質があってその上に載っている新雪がパカパカ割れることがあります。この場合、固い雪と柔らかい雪の結合が弱く、雪崩が起きやすい状態といえます。このような雪に出くわしたら、登るルートや滑走するルートをよく考える必要があります。
登っている最中に、その日に起きた自然発生の雪崩跡がある場合、かなり危険といっていいでしょう。場合によっては引き返した方がいいかもしれません。
冬、風は主に北西から吹きます。北西から降ってきた雪は南東斜面に溜まります。そのため南東斜面はパウダーもたくさん溜まりやすい方位です。
しかし、雪が多いということはそれだけ雪崩のリスクも高くなります。
また、南東は日射の影響を最も受けるため、時に積雪が不安定になることもあります。
雪崩のリスクが高い日は方位も考慮すると良いでしょう。
吹き溜まりやすく、雪崩の走路となる沢筋はさらに危険度が増します。パウダーを求めるならやはり沢を滑りたくなりますが、リスクが高くなるため、雪崩の知識がない方は沢筋を滑るのは極力やめておきましょう。
ノール地形とは、「斜度が急に切り替わり、先が見えない状態になっている斜面」のことです。角度が急に切り替わる部分が破断しやすいため、ノール地形に入ると、入った地点の破断しやすい箇所から切れて、雪崩が発生することがあります。このような地形には入らないように心がけましょう。
登り返したくないから、どうしてもトラバースしたくなるときがありますが、急斜面でのトラバースは、先ほどのノール地形の破断しやすい箇所に刺激を与えるため、雪崩れやすくなります。
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積丹岳BC |
前回の記事では初心者でもわかるように簡単な雪崩の予測ができるパターンを紹介いたしました。今回は、雪崩の危険があると判断できる兆候や、危険な地形についてご紹介していきます。
【登っているときに雪面がパカパカ割れるときは危ない】
多くの場合ジグ切りで割れる |
ある程度登ったことある方なら経験したことがあるはず。
下に固い雪質があってその上に載っている新雪がパカパカ割れることがあります。この場合、固い雪と柔らかい雪の結合が弱く、雪崩が起きやすい状態といえます。このような雪に出くわしたら、登るルートや滑走するルートをよく考える必要があります。
【自然に雪崩れている跡を見つけた】
登っている最中に、その日に起きた自然発生の雪崩跡がある場合、かなり危険といっていいでしょう。場合によっては引き返した方がいいかもしれません。
【南東斜面は雪崩の確立が比較的高い】
冬、風は主に北西から吹きます。北西から降ってきた雪は南東斜面に溜まります。そのため南東斜面はパウダーもたくさん溜まりやすい方位です。
しかし、雪が多いということはそれだけ雪崩のリスクも高くなります。
また、南東は日射の影響を最も受けるため、時に積雪が不安定になることもあります。
雪崩のリスクが高い日は方位も考慮すると良いでしょう。
【沢筋(谷)は雪崩の走路のため、危険度が高い】
吹き溜まりやすく、雪崩の走路となる沢筋はさらに危険度が増します。パウダーを求めるならやはり沢を滑りたくなりますが、リスクが高くなるため、雪崩の知識がない方は沢筋を滑るのは極力やめておきましょう。
【ノール地形は危ない】
ノール地形とは、「斜度が急に切り替わり、先が見えない状態になっている斜面」のことです。角度が急に切り替わる部分が破断しやすいため、ノール地形に入ると、入った地点の破断しやすい箇所から切れて、雪崩が発生することがあります。このような地形には入らないように心がけましょう。
【急斜面のトラバースは危険!!】
そんなトラバースをして雪崩を起こした映像がこちら
この時は経験が浅く、かつ視界不良で何も考えずに進んでいたので、危ないやつ。
次の動画は、雪崩の規模がわかっていて、あえて行ったときの動画。
とはいえ、良い子はマネしてはいけません。
同時滑走で雪崩た動画。良い子はマネしてはいけません。
なお、ここは入門編のため、細かい説明や専門用語はできるだけ省略して説明しています。詳しく勉強するには必ず「雪崩教本」をご覧ください。
次は【バックカントリー雪崩入門5.雪崩だけじゃない!冬山の危険と対処】について(執筆中)
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