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【沢登りは危険】
夏尾根登山(通常の登山)、岩登り、沢登り、雪山登山、バックカントリーと数ある登山の中でも沢登りは最も危険と隣り合わせといっていいでしょう。
増水していれば流されて溺死することもあります。
滝壺に落ちたら這い上がれなくて溺死することもあります。
不安定な岩場で転んで怪我をすることもあります。打ち所が悪ければ死にます。
鉄砲水で押し流されることもあります。
気温が低ければ水に濡れて低体温症になることもあります。
このように、危険が多いため事故が多いです。
また、ルートとなる谷は電波が通じないことが多くすぐに救助を呼ぶのが困難です。
救助を呼んでも谷にはヘリがこれないこともあります。
沢登り入門1の記事では楽しさばかりお伝えしましたが、このような危険があり初心者が独学で行くのは自殺するようなものです。
そのため、沢登りを検討されている方はガイドツアーへの参加や、ベテランにお願いして連れて行ってもらいましょう。
沢登りをするなら山岳会に入るのが最も有効な手段です。
年会費がかかり、人付き合い等増えますが、熟練者から技術を教えてもらうには山岳会しかないと行っても良いでしょう。
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独自に勉強して沢登りをするのはお控えください。
【沢登りに必要な技術】
知力、体力、技術(ロープワーク等)、登攀力(とうはんりょく)、読図力が必要になります。
これらのためには岩登り(ロッククライミング)の技術が必要になります。
岩を登る技術、登攀力(とうはんりょく)とロープワークが岩登りで身につきます。
体力、読図力は通常の登山で中級者以上の力量が必要です。
知力は主に天候を読む力が必要となります。沢では増水したら死ぬ可能性が高まるためこれは重要です。また過去の事故の事例を学び生かすことも必要です。あらゆる危険の可能性を考えて計画し、進む必要があります。
泳ぐ技術(犬かき、平泳ぎ)も必要になります。泳げないとパニックになり大変危険です。
【ロープワーク】
これらのロープワークを素早く間違いなくできるようにする必要があります。
・エイトノット
・ディレクショナル・フィギュア・エイト・ノット(インライン・フィギュア・エイト
ノット)
・クローブヒッチ(インクノット)
・ムンターヒッチ(半マスト)
・バタフライノット(中間者結び)
・もやい結び(ボウラインノット、ブーリンノット)
・ダブル・フィッシャーマンズ・ノット(二重テグス結び)
・プルージック・ノット
・ハーフヒッチ(いわし結び)
【渡渉技術】
川の流れが激しいところや、腰くらいまである川を渡渉する場合、ビレイをしたり、チロリアンで渡渉ロープを張る技術と知識も必要になります。
ここではこの技術は実際にベテランから教えてもらい訓練する必要があります。
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