2021年2月24日水曜日

【冬山】ラサウの牙 【北海道雪山登山ガイド】アルパインクライミング

 

ラサウの牙 ピーク
ここは2ピッチ登ることになる
1P 5m
2P 25m
体感で3~4級

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山:ラサウの牙
標高:840m
活動距離:18km
高低差:800m
累積標高上り/下り 1428m / 1428m
往路コース:真鯉沢林道コース
復路コース:真鯉沢林道コース
登り:7時間(アプローチ)
下り:6時間
体力度:★★
危険度:★★★☆☆
オススメ度:★★
レベル:初級

トイレ:道の駅 しゃり
トイレMAP:https://goo.gl/maps/QGVbi2P5MMJYDDWD6

登山口駐車場:駐車スペースはとくにない。邪魔にならないように路駐となる。
登山口駐車場のGoogle Map:https://goo.gl/maps/5Yhu6cBaU89eiMjK7

温泉:浜益温泉(500円)
温泉URL:http://ishikari-shakyo.org/care-center/hamamasu-onsen/
温泉MAP:https://goo.gl/maps/4BtrR8s6RnS2

YAMAPhttps://yamap.com/activities/9987042 (2021/2/22)
—————–
 ラサウの牙は世界自然遺産に登録されている知床半島にある岩峰で、北海道の山の中でも秘境として知られているラサウヌプリの北北西に位置している。ラサウヌプリからみると、牙のようにみえるため、ラサウの牙と呼ばれている。



 アプローチには、アップダウンの多い尾根歩きとなるため、スノーシューまたはワカンが良いだろう。
 スタートは真鯉沢から林道を歩いていくが、この林道はところどころ大きく削れて崩れている。コースタイムは日帰りでかつハイペースとなっているため、脚力に自身のない場合は泊り装備が良いだろう。
 岩峰基部からとりついて往復1時間は考慮した方が良い。





朝の4時スタート

林道じゃない方からいくと、柵があり、通過できる

林道を歩く


明るくなってきた
標高が低いため尾根は樹林帯が続く

ラサウの牙

遠音別岳

ラサウの牙がかなり近い

尾根上は、岩の崖になっているところが多いため、
ところどころ降りたり登ったりする

基部に近づく

岩壁の横を歩く

アイゼン、ピッケル

ラサウの牙 ピーク
ここは2ピッチ登ることになる
1P 5m
2P 25m
体感で3~4級

2P目

2P目を登る
ほかのルートから登っている記録もあるようだが
このチムニーを登る
ルート名:歯槽膿漏と呼ぶことにする

0.5のカムがきく
ビレイ地点では、イボイノシシが打ち込めるリスがある

ラサウの牙山頂

遠音別岳

海別岳

ラサウヌプリが奥に見える

下降はハイマツに捨て縄をつけてラッペル
30mロープでギリギリらしいが、
危ないので、このときは50mのダブルを2本もっていった

真鯉沢林道は大きくえぐれている
このあたりは柔らかい地質なのか、
地形図には出ない深い深い沢地形となっていた





動画はこちら






北海道雪山ガイド(冬山)(スマホの場合はこちらをクリック)

Google MAPにて登山口までの情報と、各コースへの登山情報が得られます
主に山スキーを想定して記載しています。スプレッドシートの一覧表はこちら
※まだまだ情報は少ないです。現在も作成中





2021年2月21日日曜日

【岩登り入門3 クライミング 岩登りへの道】-岩登りに必要なギア、装備-

 



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【岩登り入門1 岩登りへの道】-岩登りとは?-

【岩登り入門2 岩登りへの道】-岩登りに必要な技術-

【岩登り入門3 岩登りへの道】-岩登りに必要なギア、装備-

【岩登り入門4 岩登りへの道】-岩登りに必要な服装とレイヤリング -

【岩登り入門5 岩登りへの道】-岩登り装備の購入について-

【岩登り入門6 岩登りへの道】-岩登りの歩き方-


【ヘルメット】

バンダナかタオルを頭に巻いて汗を吸収できるようにしてから被るのが一般的。

アイスクライミングや冬の冬期登攀にも使用できるため、バラクラバをしても着用できるものを選ぶと良い



【ハーネス】

アイスクライミングや冬の冬期登攀にも使用できる。

自分にサイズぴったりなものを選ぼう。小さすぎると、冬に使えないし、大きすぎるとすっぽ抜ける恐れがある。



【クライミングシューズ】

「指が軽く曲がる状態で、痛さを我慢出来る範囲の小さめのものを選ぶ」と以前は言われていたが、今は靴も進化しているため、必ずしもこの限りではない。

とはいえ、緩すぎるとなかなか登れなくなる。クライミングシューズは素足か、薄手の靴下を履いてから履く。


クライミングシューズは、まず三つの種類に分けられる。


・スリッパタイプ:スリッパ形状で、キツイため、履きにくいが、履いた時にピッタリ

・シューレースタイプ(靴ひも):しっかりと締めやすい

・ベルクロタイプ:履くのも脱ぐのも緩めるのもやりやすいが、一番緩みやすい。初心者向けだろう。


さらに靴底も以下の通りタイプがある


・フラットタイプ:靴底が平らで、癖がないため初心者でも扱いやすい

・ダウントゥタイプ:つま先が下に向いているため、足全体が弧を描く子形。傾斜での足残りが良いというメリットがある。

・船底タイプ:つま先がせりあがっているもので、スメアリングがしやすいというメリットがある。


それぞれ目的によって異なるが、初心者は、フラットタイプのもので、足が痛くならない靴を選んでおけば間違いない。

必ず試し履きしよう。




【チョーク&チョークバッグ】



  

【カラビナ】


安全環付きカラビナ×3 枚

オートロック式と、スクリュー式があるがどちらでもよい。




カラビナ×4枚

形状の種類にいろいろあるが、とりあえず以下二つの形状のものが2個ずつあれば良い。

ストレート×2

ベント×2



【確保器(下降器、ATC)】

安価なモデルのものがあるが、リードクライミングで利用できず、買いなおす可能性があるため、以下の形状のものが良い。

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【皮手袋】

クライミング専用のものもあるが、ホームセンターにあるもので十分。



【デイジーチェーン(自己確保用】

チェーン式、リング式、ロープ式があるが、初心者はとりあえずリング式を選んでおけば間違いない





【6mm*150cmのアクセサリーコード 4本】

捨て縄やフリクションノットに使う。登山用品店で切り売りで売っている。



【プルージックコード(8mm)】

切り売りの場合は、8mm*150cmのものを買うと良い。



【テープスリング 2本】

120cmを2


【アプローチシューズ 】

軽登山靴。岩壁に移動するまでに必要。登る直前にクライミングシューズに履き替え、

登山靴では重いのでお勧めしない。

アプローチシューズは泥だらけになるため、乗り合いの車で来る場合は車の所有者に配慮し履き替える。



次は「4.岩登りに必要な服装とレイヤリング」について


【岩登り入門2 クライミング 岩登りへの道】-岩登りに必要な技術-

  



関連記事

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【岩登り入門3 岩登りへの道】-岩登りに必要なギア、装備-

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【岩登り入門5 岩登りへの道】-岩登り装備の購入について-

【岩登り入門6 岩登りへの道】-岩登りの歩き方-


【クライミングムーヴ】


クライミングでは「ムーヴ」と呼ばれる日常では使わない特殊な動き方をする。これは練習しないとできない。以下のクライミング教本にまとめられているため、まずは室内ジムでクライミングムーヴの練習が必要だ。



【ロープワーク】


岩登りでは様々なロープワークのほかに、支点構築技術も必要となる。YouTubeでもいろいろ紹介されているが、まずはこのイラストクライミングを熟読し、実践しよう。



次は【3.岩登りに必要なギア、装備】について



【岩登り入門1 クライミング 岩登りへの道】-岩登りとは?-

 

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【岩登り(ロッククライミング)とは】

岩登りとはまさに文字通り岩を登ること。

登攀、クライミングなどとも言い、頂上に至る登山の過程で困難な岩場を克服するための方法として発達したが、その後登山のジャンルの一つとして、岩壁を登ることを目的する広義の登山とは別に独立してきました。


現在では、大きく分けて以下三つの種類に分けられます。


【アルパインクライミング】

山頂に行くことを目的とした登山+クライミングの登山スタイル。場合によってはアブミと呼ばれる縄ハシゴを使ったりして、道具を駆使して岩壁を登る。支点が強固ではないことが多く、基本的に落ちてはならない。

北海道だと、「恵庭岳 滝沢」がまさにアルパインクライミングだ。






【フリークライミング】

岩壁を登ることのみを目的とし、頂上に達することは目的としない。アルパインのように、登るための道具を使わずに、自分の手足のみで登る。よりシンプルに岩登りだけに注目してルートの難易度をクリアすることを目指す。フリークライミングは落ちるの前提のため、落ちても安全なようにアンカー(支点)は強固。




【ボルダリング】

ロープやハーネスを使わないで岩壁を登るスタイル。落ちても安全なように高さが低い岩壁になる。下にマットを敷いて落ちても安全なようにしている。


【岩登りの楽しさ】-緊張感と達成感でアドレナリン全開-




岩登りの魅力はまず困難に挑戦し、登り切った時の達成感が大きいことが挙げられる。その他に緊張感、バランス、精神的な強さ、パートナーとの信頼など多くの面白さがある。

なお、沢登りは、この岩登りの装備や技術が使われるため、沢登りしたい場合は岩登りもしなければならない。


次は【岩登りに必要な技術】について



2021年2月8日月曜日

【冬山】当別丸山 南西林道コース 山スキー バックカントリー BC

          



—————–
山:当別丸山
標高:500m
活動距離:6km
高低差:320m
累積標高上り/下り 422m / 422m
往路コース:南西林道コース
復路コース:南西沢斜面から林道コース
登り:1時間30分
下り:1時間
体力度:★★
危険度:★☆☆☆☆
オススメ度:★★
レベル:初級

トイレ:
トイレMAP:

登山口駐車場:駐車スペース
登山口駐車場のGoogle Map:https://goo.gl/maps/SgKprR7paDwFveF67
温泉:浜益温泉(500円)
温泉URL:http://ishikari-shakyo.org/care-center/hamamasu-onsen/
温泉MAP:https://goo.gl/maps/4BtrR8s6RnS2

YAMAPhttps://yamap.com/activities/9743506 (2021/2/7)
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 当別丸山(とうべつまるやま)は札幌近郊の当別町にある山で、のっぺりとした平らな山頂の標高500mの山だ。バックカントリーで滑るというより、登りメインで楽しむ山である。
 ほとんど林道を歩いていくことができるため、早い時期でも良いかもしれない。
 







駐車場はない
路肩を自分で除雪して邪魔にならないように駐車


林道を探して進む

林道にのるとすぐに橋がある

この林道はほんの少しアップダウンがある

帰りはシールつけなくても帰れるが少し登る


針葉樹林帯は良いん府域

左手に滑る南西の沢地形を見る




山頂付近は林

山頂にて
木が多いため晴れていても景色はイマイチだろう




動画はこちら





北海道雪山ガイド(冬山)(スマホの場合はこちらをクリック)

Google MAPにて登山口までの情報と、各コースへの登山情報が得られます
主に山スキーを想定して記載しています。スプレッドシートの一覧表はこちら
※まだまだ情報は少ないです。現在も作成中