2026年5月26日火曜日

熊鈴の効果 クマよけ鈴は携行してはいけません ヒグマ対策 北海道


2025年9月26日
札幌市西区でヒグマに襲われる事件が発生。札幌市ではヒグマ注意報が発出されました。注意しましょう。

【はじめに】


クマは、ツキノワグマとヒグマがいますが、今回は北海道のいるヒグマを対象としています。

現在も熊が現れるたびにニュースになるため山には熊がいて危険と考える方も多いと思います。

北海道でも痛ましい事故が起きています。
・2023年 北海道南部の大千軒岳で男子大学生がクマに襲われ死亡
・2025年8月 羅臼岳で男性が襲われ死亡

少しでもクマ被害を減らすために、北海道野生動物研究所の門崎氏から直接いただいた情報および、筆者である山のまこちゃんの10年以上の登山経験、ドローンによるヒグマ調査経験をもとにクマ対策についてお話ししていきます。

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【熊鈴はいらない】


登山をはじめると考えるのが熊の問題。

登山用品店に行くと必ず売っている熊鈴。山に行くには必ずこれが必要だと思う方も多いでしょう。

しかし、クマ鈴は携行してはいけません。これはずっと鳴らしっぱなしのラジオも同様です。

理由は・・・

熊の警戒音に気づけない(気配に気づけない)

クマ鈴やラジオを常に鳴らしていると、周りの音を聞くことができなくなります。
そもそも、風が強い日や沢だと殆ど音が響かない。

鈴の音は、熊にしたら聞きなれた音です。むしろ人間だと認識されていて、地域によっては熊鈴をつけているほうが寄ってくるという話しも聞きます。

そして、筆者自身、クマ鈴を鳴らしていても熊に遭遇したことがあります。

そのため、私は同行者に熊鈴を持っている人がいるとザックにしまうか置いてくるようにお願いします。

熊鈴は、自分より遅い人を抜かすための人避け程度にしか使えません。じゃらじゃら鳴らしていてれば人間には自分の存在をアピールできます。


【熊対策について】


・1.熊撃退スプレー(中距離用)は有効なのか?






いわゆるクマよけスプレーは状況が良ければ使えます。

利用条件は、クマが風下側にいる場合です。

しかし、クマが風下側にいる場合は、人間の匂いに気づくので普通は熊がよけます。

そのため、クマに遭遇するのは、クマが風上側にいるときの確立が高いでしょう。
このとき、クマスプレーを噴射すると自分にかけるようなものです。

そのため、価格と重さの割にはあまり効果がないと言えるでしょう。
しかし、メンタル部分での安心感が半端ないので、安心感を求めるなら購入されてもいいかと思います。

近年は熊被害多発により、各社より価格もお求めやすいものがでてきました。中距離用のアイテムとして後述するホイッスル(遠距離)、ナタ(近距離)に続くアイテムとして装備を整えるのが良いと思います。







1.ナタ(近距離用)は有効



熊よけスプレーは高すぎる。。。という場合は接近戦になった場合に備えてナタを携行することをお勧めします。
万が一、クマに襲われたときの唯一の反撃手段として使います。
一撃を与えれば熊がびっくりして逃げたという事例はたくさんあるため、安くてかつ有効な手段と言えるでしょう。
そしてこれも持っていると安心感があります。

ビバークが必要になったときの焚き火用の巻き割りとしても使えます。ナイフの代わりにもなります。




【最も手軽で勝つ有効な熊対策】


熊鈴ではこちらが警戒音に気づけないため、時々自発的に大きな音を出せば熊はびっくりしてこちらに気づいて避けてくれる確率が高くなります。

大声を出してもいいのですが、疲れますよね。

だから大きな音がでるホイッスルを持つと便利です。

ホイッスルは、軽くて安くて手軽に対策できる有効手段です。
そして登山の装備として救助を呼ぶためにも使えるので基本的にホイッスルは必須装備です。

100円でもありますが、多くの笛は大きな音がでず、水に濡れてしまうと音が出なくなるのが欠点です。

こちらのFox 40ソニックブラスト(遠距離用)はとても大きな音が出て、水に濡れても音がでます。

熊の不安がある方は購入されることを強くお勧めいたします。






2025年の熊出没頻度が非常に高く、各地でキノコ取りをしている方が熊に殺される事件も起きています。そのため、さらに安全確保するために、爆竹を用意しましょう。
爆竹は、実際に猟師も利用する手段です。


爆竹

取り扱いが少し面倒ですが、強烈な音と匂いで安全確保に最適です。

セットでターボライターも用意しておきましょう。山で複数人で入った時に各自使えるようにするために複数個のターボライターがある方が良いでしょう。

ターボライター





こちらの動画でも紹介しています。





関連動画



関連動画 2025年9月27日



2025年9月27日一部改訂
2025年10月15日一部追記

情報元はこちら
北海道野生動物研究所 所長:門崎允昭氏(農学博士、獣医学修士)