2017年11月22日水曜日

冬山入門 どんなスタイルで冬山登山を始めるか?



冬山登山、雪山登山といっても道具や何を目的とするかで以下のように様々なスタイルがあります。

・プチ冬山登山(夏用装備にちょい足しでいける里山登山)

・氷雪登山(滑走はしないスタイル)

・山スキー(ピークハントメイン)

・バックカントリースキー(滑り重視、山頂まで行かない)

・バックカントリースノーボード

・バックカントリースプリットボード

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 これらの様々なスタイルがありますが、スタイルが違うと登る場所、目指す場所、滑る場所、スピードが異なるため、異なるスタイルの人と一緒にはいくのは困難です。
 例えば、山スキーの登りスピードはスノーシューの数倍も早いため一緒に行くと大きな差が開きます。一緒に行くと山スキーヤーは待たされることとなり、スノーシューは一生懸命ついて行かなければなりません。

以下より各スタイルをご紹介いたします。

・プチ冬山登山(夏用装備にちょい足しでいける里山登山)



夏山登山から始めたものにとって高級な冬山装備を揃えるのは非常に大変ですが、夏山装備に少し足すだけでプチ冬山に登ることもできます。

このスタイルは、夏山登山の装備はある程度持っている人が冬山を始めたいけど、知識、装備、予算が足りないという人向けです。

スノーバスケットや軽アイゼンを買い足すだけで簡単な山になら行くことができます。
ソリ滑りやファンスキーで楽しみましょう。

プチ冬山登山装備について詳しくはこちら

・氷雪登山(滑走はしないスタイル)  ※スノーシュー



冬山を本格的に始めたいけど、スキーやスノーボードで滑るのは無理。。。という人向けです。

主に雪が少ない山を狙っていきます。
冬靴、スノーシュー、アイゼン、ピッケルを使って登ります。
最初のうちはスノーシューと冬靴があれば低山ならいけます。標高が高くなるとアイゼン、ピッケルが必要となります。
下りも基本歩きですが比較的安全な場所ではソリ滑りもします。

氷雪登山装備について詳しくはこちら

・山スキー(ピークハントメイン) ※BC


スキーは「登り重視派の山スキーヤー」「滑り重視派のBCスキーヤー」ではっきり分かれます。
ピークハント(山頂到達)メインの人は、夏山登山から始めた山屋が多いです。
やはり登山なので基本は山頂までいきます。

夏山から始めた人がスキーを選ぶのはパウダーの雪の上ではスノーシューに比べて圧倒的に浮力が高く登り安いからです。
そして、ちょっとした下りでも滑ることができます。
当たり前ですが、帰りにも滑走できるため、スキーで登るのがもっともスピードが早いです。

気持ち良い斜面を滑ることをメインとせず、山頂にいくことを目的とします。

・バックカントリースキー(滑り重視) ※BC


ここでは呼び名を変えていますが、山スキーと一緒です。
滑り重視の人はピーク(山頂)を目指しません。
滑りが気持ち良い斜面を探してそこまで行ったら滑ります。
そして何回も登り返して気持ち良い滑走を楽しみます。

夏山登山からではなく、スキー場で滑っているうちにパウダーを求めてサイドカントリーからバックカントリーに移行するタイプが多いです。

また、ピークハントメインの人と比べると板は太めのことが多いです。

・バックカントリースノーボード ※BC 


スノーボードを担いで、スノーシューで登ります。
元々スノーボードを持っていれば、買い足す装備はスノーシューとバックカントリー用のザックくらいのため、バックカントリーの中でもっとも安価に始めやすいと言えるでしょう。

しかし、重いボードを担いで登るのはかなりしんどいです。また、強風にも煽られやすいため体力が必要です。
山スキーヤーとボーダーが一緒に行くと、滑る場所も違うためボーダーは非常に苦労します。


・バックカントリースノーボード(スプリットボード) ※BC



スノーボードを担いで登るのは非常に辛いものです。
登りをもっと楽にするために作られたのが板を縦に割ったスプリットボードです。
登りはスキーのように2足歩行ができて、滑る時には1枚の板にできます。(板を担ぐ必要がない)
便利ですがとても高価です。
これなら最も早い山スキーヤーについて行くことができます。
山スキーヤーと一緒にいきたい人や、体力に自身がないボーダーには大事なアイテムです。



山スキー装備、バックカントリースキー(滑りメインも共通)

バックカントリースノーボードに必要な装備と選び方

バックカントリースプリットボードに必要な装備








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