2019年4月29日月曜日

【冬山】知床岳 BC コース 【バックカントリー】

核心の渡渉
長靴では厳しい深さ
3月中旬くらいまでならスノーブリッジがある
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山:知床岳
標高:1254m
活動距離:17.4km
高低差:1300m
累積標高上り/下り 1,747m / 1,787m 
往路コース:カモイウンベ川コース
復路コース:カモイウンベ川コース
登り:6時間30分
下り:2時間30分
体力度:★★★★★
危険度:★★
オススメ度:★★★
レベル:上級

トイレ:道の駅 知床・らうす
トイレMAP:https://goo.gl/maps/eyTn2ve2PQe5huKQ8

登山口駐車場:相泊 ※海岸沿いに車を停めると番屋の方に怒られます ※5台くらい可 
登山口駐車場のGoogle Map:https://goo.gl/maps/tnvMpvxDTWkbHgzG6

温泉:熊の湯(無料) ※2019年4月20日は湯音が低いため閉鎖されていた
温泉URL:http://www.hokkaidolikers.com/articles/2340
温泉MAP:https://goo.gl/maps/TfHQqFUj83WDojzQ6

YAMAPhttps://yamap.com/activities/3469801  (2019/04/20)
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 知床岳(しれとこだけ)は世界自然遺産に登録されている知床半島にある山で、北海道百名山の一つとなっている。夏道はないため、夏は藪漕ぎ登山や沢登りでしかいけない。それでも夏は藪漕ぎ登山としてこちらのサイトで注意点について詳細な説明がある。
 積雪期に行く場合は、長いコースのため一日中天候が安定しやすい4月がオススメだ。
 3月中旬頃までは海岸沿いの渡渉でスノーブリッジが残っていることがあるが、それ以降は渡渉が必要となる。股下まで沈むことがあるため、胴長を持って行ったほうが良い。



 スタートからスキーに兼用靴をつけてシートラ、胴長を履いてスタートするのが良いだろう。20分ほどあるけば核心となる渡渉。そこを渡って沢沿いの尾根筋にいくと踏み跡があるためそのまま藪漕ぎをして尾根を登る。そうするとすぐに雪がついているため胴長をデポしてシール歩きとなる。ほぼ平坦な道をしばらく歩くと途中でスノーブリッジを渡る。ここは丸太の橋があるらしく、春になってもスノーブリッジが残っている。















駐車場からスタート
海岸沿いに駐車すると怒られるので手前に駐車しよう

シートラ、そして胴長を着て歩く

核心の渡渉
長靴では厳しい深さ
3月中旬くらいまでならスノーブリッジがある

渡渉終了地点。
左側の尾根筋から藪を漕いで登る


シートラ藪こぎ


藪漕ぎしたら雪が出てきてやっとシールで登る

このあと標高180mでスノーブリッジ(SB)を渡る。ピンクテープがあり、4月中旬でもここだけしっかりSBがある。木の橋がかけられているらしい。詳細は動画にて


SBを渡って徐々に標高をあげていく


標高が上がってくると景色が良い


国後島を見ながら登る
標高600m~900mまでは急斜面が続く
スキーのジグ切りが苦手な場合は
シートラ(つぼ)で登ったほうが早いかもしれない
  
急斜面を登り切った

途中にはハイマツ違いがあるため、沢筋に近い雪がついたところを登っていく
それでも雪解け状況しだいでハイマツの上を歩くことになる

立ちはだかるハイマツ


ハイマツを避けながら登る

途中でハイマツの上を歩くことになる

標高:1070mあたりから知床岳山頂までは、
大きくトラバースすると登り返しがない。
しかし、この日はハイマツが出ていたため、下まで降りて登った。
帰りは少し登り返すがシールをつけるほどではない

ハイマツに氷がついている。叩けば良い音が出る



知床岳 山頂にて撮影


ハイマツを抜けて滑る


急斜面を滑る

ザラメが気持ち良い

動画はこちら

















2019年4月14日日曜日

【冬山】積丹三山 ポンネアンチシ山~余別岳~積丹岳 縦走 【BC】春スキー


余別岳から積丹岳で向かう途中
今回のログでは稜線を登ったが、
早くて安全なルートは積丹岳の西側を大きく巻いて登るルートとなる

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山:ポンネアンチシ山、余別岳、積丹岳(積丹三山)
標高:1145m、1208m、1255m
活動距離:20.9km
高低差:1146m
累積標高上り/下り 1,860m / 1,866m
往路コース:婦美(ふみ)コース
復路コース:婦美(ふみ)コース

縦走行程
登山口~ポンネアンチシ山 4:00
ポンネアンチシ山~余別岳 1:00
余別岳~積丹岳 2:00
積丹岳~登山口 40分

体力度:★★★★★
危険度:★★★☆☆
オススメ度:★★★★★
レベル:上級

トイレ:セイコーマート美国店(営業時間6時~23時)
トイレMAP:https://goo.gl/maps/rWzKTdMaA6x

登山口駐車場:雪解け状況次第。路肩に駐車することになる。農家の方の邪魔にならないように駐車しよう。
登山口駐車場のGoogle Map:https://goo.gl/maps/pB3tf6N6M2p

温泉:岬の湯 しゃこたん(600円)
温泉URL:https://onsen.nifty.com/shakotan-onsen/onsen000243/
温泉MAP:https://goo.gl/maps/WHUoBtKW53x

YAMAP:https://yamap.com/activities/3423546 (2019/04/12)
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 積丹岳(しゃこたんだけ)は積丹半島にある代表的な山で、厳冬期は季節風の影響を受けやすいため残雪期によく登られる山である。
 レベルが上がるが、近くにある余別岳とポンネアンチシ山の三つを登ることもできる
 積丹岳へのコースは二つで、北尾根コースと夏道と同じ婦美(ふみ)コースがある。
 今回は夏道と同じ婦美(ふみ)コースを経由して、ポンネアンチシ山~余別岳~積丹岳へと縦走するコースを紹介しよう。
 夏道の登山口となる山小屋までは冬はいけない。かなり手前から林道を歩くことになる。夏道を通りに行ってもよいが、途中のカーブが複数ある箇所ではショートカットもできる。標高が高くなると条件によっては氷結したアイスバーンでスキーアイゼンやアイゼンが必要になることがある。できるだけアイゼンを持参した方が良いだろう。
 標高1000m付近で積丹岳山頂へは向かわずに南側の沢(ガローの沢)に、ポンネアンチシ山方面に向かって落とす。トラバース気味に滑ろう。あまり下まで落としすぎるとポンネアンチシ山へ向かうのに登り返すことになる。
 落としきったらポンネアンチシ山へ一色線に進もう。沢がいくつもりアップダウンがあるが、標高を挙げても距離が延びるからあまり変わらない。



余別岳から積丹岳へ登るルートは大きく西側を巻いていこう
稜線は崖になっており危険




登山口。
登山口は雪解け状況により異なる
最初は林道を進む

夏道本来の登山口となる小屋。


標高900mくらいから景色が良くなる


標高1000mくらいから、ポンネアンチシ山方向へ向かって滑る


滑って、シールをつけて、ポンネアンチシ山へ!

途中で余別岳を見る


後ろには積丹岳
このあとは多少のアップダウンがある

ポンネアンチシ山頂直下は急斜面
春のザラメの時期は、転ぶとなかなか止まらないため注意しよう

ツボ足で登ったほうが安全

ポンネアンチシ山 山頂にて
左側に余別岳、右側に積丹岳


余別岳へ向かって稜線を降りる
シールはつけたままの方が良い
ポンネアンチシから余別岳へ向かう
途中にはハイマツのトラバースがある

余別岳の山頂手前
余別岳山頂にて
後ろには積丹岳

余別岳から滑降
積丹岳方面へ

余別岳から積丹岳で向かう途中
今回のログでは稜線を登ったが、
早くて安全なルートは積丹岳の西側を大きく巻いて登るルートとなる


さぁ、積丹岳へ!

積丹岳山頂にて


動画はこちら