【夏山登山入門4】-.夏山登山に必要な服装とレイヤリング-
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【厚手の靴下(トレッキングソックス)】
履き心地や臭いの問題があるため、ウールが使われている素材がオススメです。
靴下、トレッキングソックスついてはこの動画でも説明しています。
【着圧タイツ】
着圧タイツは必須ではりません。
しかし、これがあるとないとでは、登山後の疲れに大変大きく影響します。体力がない方や足腰に不安のある方は思い切って高い着圧タイツを購入されることをお勧めします。
【パンツ(下着)】
通常の夏山登山であれば、綿でなければなんでもいいです。綿は汗を吸収して重くなり、乾きにくいのでオススメしません。
春や秋で標高の高い山にいく場合は、汗冷えは深刻なため以下のような汗冷えしないインナーパンツを履くことをオススメします。
【ズボン、ボトムス】
登山用のズボンは動きやすくて軽いものが良いです。綿のズボンは汗を吸って乾きにくいのでやめておきましょう。
最近はワークマンでも安くて高品質な商品が販売されています。
【ドライレイヤー(最初はいらない)】
「最初はいらな」というのは通常夏山の低山であれば汗冷えを気にするほど汗冷えしないからです。むしろ真夏の低山だとこの商品はかえって厚くなる場合があります。
しかし、春や秋の山、真夏でも標高の高い高山に登る場合は気温が下がり、汗冷えすることがあります(標高が100m上がるごとに気温が0.6度下がると言われています)
春や秋、夏でも標高の高い山に登る場合は、ドライレイヤーもそろえましょう。
あみあみの場合、冬に登る場合は袖があるほう暖かくて良いですが、春夏秋ならノースリーブの方が快適でしょう。
ミレーのあみあみに似ているTS DRYの商品紹介動画
【インナーシャツ(長袖)】
ドライレイヤーを着たら汗を吸って乾かしてくれるインナーシャツが必要です。
できるだけぴったりのものを着ないと、ドライレイヤーの効果が発揮できません。
夏の低山なら、このインナーシャツとTシャツを着れば十分です。
また、ドライレイヤーを着ない場合でも擦り傷防止のために長袖のシャツは必要です。山ではウルシかぶれの危険もあるため、できるだけ素肌を出さないようにするのが基本です。この商品は登山用品店で買う方が良いかもしれません。
【Tシャツ(半袖)】
インナーシャツの上に長袖のポロシャツを着る方法もありますが、お勧めしません。荷物が増えるし、温度調節がしにくいためです。
インナーシャツの上にTシャツを着る方が温度調節の必要がなく、涼しくて快適、汗も乾きやすいです。
Tシャツは綿でない速乾性があるものならなんでも良いです。
ただし、一番目立つためお気に入りのブランドのものを着るとテンションが上がります。
【レインウェア(上下)とレイングローブ】
レインウェアは基本的には必要ですが、軽い登山をちょっとする程度なら必要ありません。行動時間も短く標高の低い山に登るため雨に濡れたとしても大した影響がないためです(登り1時間以内程度)
とはいえ、体力がなくて素早く歩けない人や、標高の高い山、行動時間の長い山の時は必須装備となります。
登山用品店だと高級なレインウェアが販売されていますが、よほど本気で山に登らない限りはそこまでの本格的な性能は必要ありません。ワークマンや以下のような安価な商品を買っておけば問題ないでしょう。
レインウェアは寒いときは雨が降った緊急時に着るものなので、デザインより値段で決めて良いと思います。
レイングローブは登山用品店のものよりも絶対に以下のテムレスの方が機能性が良いです(ただし、ダサですが。。)
【防寒着(春や秋、標高の高い山は必須)】
真夏の低山は不要ですが、標高の高い山や春と秋には防寒着は必須です。山頂で風が吹くと本当に冷えるので真夏の低山以外は必ず持つようにしましょう。
フリースやダウン等、なんでもいいですがフリースの方が濡れても問題ないので使いやすいです。ザックの容量が足りない場合や、軽さを追求したい場合はダウンを選択するといいと思います。ただし、濡れたら保温性がなくなるのでご注意ください
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