2020年1月29日水曜日

【冬山】奥手稲山 春香小屋から奥手稲の沢コース


尾根はやぶが濃く、景色はあまりない

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山:奥手稲山
標高:949m
活動距離:13km
高低差:420m
累積標高上り/下り512m/512m
往路コース:奥手稲の西尾根コース
復路コース:奥手稲の沢川コース(夕日の沢)
登り:3時間
下り:2時間
体力度:★★
危険度:★★
オススメ度:★☆☆☆☆
レベル:初級

トイレ:道路情報館(駐車場、建物も椅子等があり集合場所にぴったり)

登山口駐車場:駐車帯(6台程度)
登山口駐車場のGoogle Map:https://goo.gl/maps/6VJXtvEHqen4YtH97

温泉:湯元小金湯温泉まつの湯(600円)
YAMAP:https://yamap.com/activities/5507698 (2020/01/26)
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 奥手稲山(おくていねやま)は、バックカントリーというより、歩きがメインでスノーシューで登られることが多い。開けた斜面はほとんどなく、傾斜もゆるく樹木も多い。雪が深い場合はスキーでも良いが、スノーシューのほうが場合よっては早いかもしれない。
 静かでゆったりとして森の中を歩けるのがこの山の魅力で、登山等となる奥手稲の沢川の水の流れる音で癒される。途中には「つげ山」にいく道があり、標識もしっかりついている。奥手稲山へ行くルートは雪が少なくても藪が濃いだけだが、山の家までいくには、スノーブリッジ(SB)がしっかりできていないと渡れないためとても危険だ。十分雪が積もってSBの存在を確認できてから行くべきだろう。
 ユートピアゲレンデと呼ばれる斜面の近くにある山小屋「山の家」を利用する場合は事前に予約が必要だ。詳しくは管理している北大のページを参照のこと



 


登山口駐車場

春香小屋

静かな林道を進む

途中にある「つげ山」への分岐
新設な標識がある

このときはスノーブリッジが甘い

例年だとこの看板は埋まっているとのことだが、出ていた。
これが出ているということはスノーブリッジがまともにできていないため、
奥手稲山頂ピストンのみのほうが無難だ。
沢のそばをあるくのは厳しい


奥手稲の尾根と、山の家へ続く沢分岐。
山の家方面への沢筋のスノーブリッジは弱い

奥手稲の尾根へ上がる

尾根へ続く
道スノーシューだと上がりやすいが、
スキーはルートをよく見極める必要がある

尾根はやぶが濃く、景色はあまりない

山頂
標識もなく、景色もない

山の家に向かうスノーブリッジ
  
山の家がみえてきた

山の家

山の家内部は、石炭ストーブのせいか、すすがついていた
汚れるため新品のウェアや、汚れが目立つウェアはお勧めしない


ユートピアゲレンデ???
斜度が緩く、滑る気持ちにならなかった

ユートピアゲレンデ???
斜度が緩く、滑る気持ちにならなかった


帰り道の奥手稲の沢川
SBが余りと難易度が高く危険だ


動画はこちら








北海道雪山ガイド(冬山)(スマホの場合はこちらをクリック)

Google MAPにて登山口までの情報と、各コースへの登山情報が得られます
主に山スキーを想定して記載しています。スプレッドシートの一覧表はこちら
※まだまだ情報は少ないです。現在も作成中
















2020年1月27日月曜日

【冬山】余市岳 札幌国際コース 【BC】


飛行場を抜けてコル手前
ここから少し降りる

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山:余市岳(よいちだけ)
標高:1488m
活動距離:15.8km
高低差:405m
累積標高上り/下り 804m / 1263m
往路コース:札幌国際コース
復路コース:札幌国際コース
登り:3時間30分
下り:2時間
体力度:★★★★☆
危険度:★★★☆☆
オススメ度:★★★★★
レベル:中級

トイレ:登山口となる札幌国際スキー場
トイレMAP:登山口と同じ

登山口駐車場:札幌国際スキー場
登山口駐車場のGoogle Map:https://goo.gl/maps/8gBWUyjgBgL2

温泉:定山渓温泉 ホテル鹿の湯(820円)
温泉URL:https://shikanoyu.co.jp/shikanoyu/spa/day/
温泉MAP:https://goo.gl/maps/dqp7PooSayE2

YAMAP:https://yamap.co.jp/activity/3276005 (2019/03/17)
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 余市岳(よいちだけ)は札幌最高峰の山で、標高1488mある。山頂からは羊蹄山も見えて景色は抜群だ。山頂からの南斜面は大斜面があり、バックカントリーで訪れる人が絶えない。人気のコースはキロロスノーワールドからが最も近いが、必ず1日件を購入しなければならない制約がある。
 札幌国際スキー場からは、距離が長くなるが、片道料金だけでいけるので安く行ける。
 今回は札幌国際スキー場から登るルートを紹介しよう。
 札幌国際スキー場にて、手書きの入山届を記入して片道のチケットを購入する。スカイキャビンに乗り、降りたところからスタートとなる。
 朝里岳を経由しても良いが、無駄な登りと下りが発生するため、朝里岳を経由しない方が楽だ。朝里岳からは飛行場と呼ばれる平らな雪原が広がる。よほど天気が良い時でないと方向がわからなくなるため、天気の良いときのみ歩けるコースとなる。 
 余市岳が近くなると、コルまで少し下り、余市岳を登る。山頂手前の南斜面を滑ってから山頂を目指しても良い。山頂からもスキーの滑走モードでそのまま南斜面に行くこともできる。
 南斜面は滑りには快適だが、雪崩が起きやすい。スキーのレベルはもちろんのこと、雪崩の知識や雪崩が起きた場合の雪崩コンパニオンレスキューができることが前提の上級車向けの下りルートであることを意識しよう。
 雪崩の知識がない場合は、登ってきたルートをそのまま降りよう。






 登山口への道、「道道小樽定山渓線」は夜間通行規制がされている。朝里川温泉、定山渓温泉の北と南から行けるが、両方とも夜間(19時00分~7時00分)通行止めとなっている。詳しくは役所のサイトで確認しよう。

【札幌国際スキー場で2019年から入山届の提出およびゴンドラ片道料金が必要】

バックカントリー愛好者の遭難やトラブルが多く、スキー場は2018-19シーズンから、「受付での入山届の記入」と「スカイキャビン(ゴンドラ)の片道料金」を徴収するようになった。ゴンドラやリフトを利用しなくても一人ずつ徴収される。
 このため、下から登るよりゴンドラ(スカイキャビン)を利用した方が良いだろう。なお、下山後に受け付けもする必要があるため忘れないように。
 スカイキャビンの営業時間はハイシーズン(12月1日~3月31日)までは、平日 9:00~。 土・日・祝 8:30~となっている。入山届の記入やチケット購入を考慮して行くようにしよう。駐車場に入るときに、必ず係りの方に「登山である」ことを告げて駐車場所の指示に従うようにしよう。


札幌国際スキー場のスカイキャビンの降り口

ここから入山する

まずは平らな道歩く



朝里岳が右手にあるが、山頂までいかずに進む

左の山が白井岳

余市岳が頭を出す

飛行場から余市岳を望む

後ろを振り返っても飛行場

飛行場を抜けてコル手前
ここから少し降りる

コルから余市岳へ

後ろも広い斜面


山頂手前

山頂にて
後ろには羊蹄山が見える

南斜面
山頂から400mほど落とすことができる

登り返し


動画はこちら




山)(スマホの場合はこちらをクリック)

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主に山スキーを想定して記載しています。スプレッドシートの一覧表はこちら
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2020年1月21日火曜日

【冬山】長尾山、千尺高地 豊羽元山 ほぼ夏道コース BC



千尺高地から見る無意根山


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山:長尾山
標高:1211m
活動距離:10.1km
高低差:651m
累積標高上り/下り 834m / 834m
往路コース:豊羽元山 ほぼ夏道コース
復路コース:豊羽元山 ほぼ夏道コース
登り:2時間50分
下り:1時間
体力度:★★★
危険度:★★★
オススメ度:★★★★☆
レベル:中級

トイレ:道路情報館(駐車場、建物も椅子等があり集合場所にぴったり)

登山口駐車場:ヘアピンカーブに駐車
登山口駐車場のGoogle Map:https://goo.gl/maps/dYtGijawPTJ2

温泉:湯元小金湯温泉まつの湯(600円) ※お昼を山で食べるなら定山渓鹿の湯(620円)13:00~
YAMAP:https://yamap.co.jp/activity/2963749 (2019/01/12)
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 長尾山(ながおやま)は千尺高地と無為根山(むいねやま)の途中にあるピークだ。パウダーを目的よりピークハントで登られることが多い。(無為根山のピークを目指した記録はこちら
 登山口は夏山の豊羽元山コースと同じとなる。しかし、登山口までの除雪がされていないことがあるため、その場合は手前のヘアピンカーブに駐車することになる。
 この付近からは大沼山美比内山の登山口がある。
 コースは、夏道通りに登る豊羽元山コースと、胡桃沢(くるみさわ)林道コースがある。
 今回はほぼ夏道通り進むコースを紹介しよう。
 このコースはほぼ夏道通り進むが、本当に夏道通り進むとアップダウンがかなりあり、帰りに苦労する。最初のスタートから尾根に乗らずにできるだけトラバースしながらアップダウンがないように進む必要がある。今回のログでも3回ほどポコに乗り上げてしまっているため登りには最新の注意を払いながらルートを選択したい。
 千尺高地までいくと、どこでも滑れる。一度滑ってから登り返して、長尾山のピークに行くのも良いだろう。



 
この付近のルート図



登山口となるヘアピンカーブ


ここを乗り越えてスタートだ


登りは尾根やポコに上がらないようにしないと帰りがきつい


キノコ



千尺高地からの北東斜面

千尺高地手前の急斜面の沢


尾根に乗り上げるところ

尾根を上がると傾斜が緩くなる

奥は定山渓天狗岳

千尺高地からのパノラマ写真


千尺高地、北東斜面を滑る


千尺高地から見る無意根山




動画はこちら




千尺高地までの動画はこちら








北海道雪山ガイド(冬山)
(スマホの場合はこちらをクリック)

Google MAPにて登山口までの情報と、各コースへの登山情報が得られます
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