2020年4月30日木曜日
外出できないときは本を読む 今こそ知りたいアイヌ 北の大地に生きる人々の歴史と文化
コロナウイルス感染拡大により、緊急事態宣言が出ており、最近は「登山=悪」というような状態が続いています。かなり山に行きにくい雰囲気のため、自粛しておりますが、やはり運動不足です。山にいけない分の運動不足を解消するために、今までやってこんばかったジョギングをするようにしています。ジョギングしていると、気づかなかったお店や発見があって少し面白いですね。
山にいかないとずいぶんと時間に余裕ができるため最近は本をいろいろ読んでいます。
山ネタがないので、今回も最近読んだ本についてに紹介します。
今こそ知りたいアイヌ 北の大地に生きる人々の歴史と文化
わりと新しい本で、ウポポイ(民族共生象徴空間)についても紹介がされています。中身は歴史の教科書のような感じですが、この本の著者はゴールデンカムイの監修も行っているため、漫画を読んだことがある方はマンガの内容とリンクする部分があり飽きずに読み進めることができると思います。
北海道の山の名前ではアイヌ語がそのまま山の名前になっている山が多く、アイヌに関する知識があるだけで登山+アイヌの歴史や文化も体験することができると思います。各地にはアイヌの資料館もあるため、これらの本を読んで登山の帰りに資料館や博物館に寄ると楽しみもまた一つ増えるのではないでしょうか。
北海道にあるアイヌに関する資料館と博物館をまとめました。詳細はこちら
2020年4月15日水曜日
【冬山】夕張岳、夕張マッターホルン 山スキーテント泊縦走
夕張マッターホルン(1415m峰) |
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山:夕張岳、夕張マッターホルン(1415m峰)
標高:夕張岳m
活動距離:31.3km
高低差:1293m
累積標高上り/下り: 1935m / 1947m
往路コース:夕張岳金山コース
復路コース:夕張マッターホルン東尾根コース
行動時間:
1日目 5時間30分
2日目 15時間
体力度:★★★★★
危険度:★★★★★
オススメ度:★★★★★
レベル:上級
トイレ:なし
トイレマップ:なし
登山口駐車場:最終除雪地点
登山口駐車場のGoogle Map:https://goo.gl/maps/pmCKdeksChaVicuf6
温泉:ハイランドふらの
温泉URL:http://www.highland-furano.jp/spa/
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夕張岳(ゆうばりだけ)は花の名山として知られていて、初夏には多くの登山者で賑わう人気の山だ。夏道は西側から登る大夕張コースと、東側から登る金山コースがある。夏に人気なのは大夕張コースで山小屋もある。冬季は除雪がされていないため遠い山となり、登る人は少ない。今回は東側の金山コースから夕張岳を登りと夕張マッターホルン1415m峰)を登るルートを紹介しよう。なお、夕張マッターホルンは急斜面の崖となっている。雪の状態にもよるが、ロープを使い、懸垂下降などができないと危険だ。私のパーティーはそれらの装備に加えて、ピッケルとバイル(アイスクライミングなどで使うもの)を二つ持ち、ダブルアックスで登り、降りている。
林道の途中にある策 鍵はかかっていない |
最終除雪地点 |
ここからスタート |
林道の雪は時々切れる |
小沢を渡ったり |
土の上もシールで歩く |
夏道、夕張岳金山コースの登山口 |
稜線を歩いていく |
小夕張岳ピークを目指していく |
急斜面でスキーではつらくて悩むサリー |
小夕張岳ピーク |
この日は小夕張岳ピークから夕張岳への途中でテント泊 |
翌日は3時からスタート 少しずつ明るくなってくる |
月と夕張岳 |
山頂直下は急斜面でアイゼンがないと登れない |
夕張岳のピークにて |
夕張岳ピークから、夕張稜線を下る |
狭い稜線を降りたところから夕張岳 |
スキーで稜線歩き |
左側は夕張岳 |
大きな岩の間を抜けたりする |
何度も振り返って夕張岳 |
長い稜線歩きだ |
また振り返って夕張岳 |
アップダウンを何度も繰り返す 時間があれば滑りたい斜面がたくさんあった |
夕張マッターホルン(1415m峰) |
急斜面の手前でスキーをデポ |
急斜面をアイゼンとピッケルで登っていく 我々はダブルアックスで登った ちょうどこの時別パーティーと合流 |
後ろを振り返るとしたが見えないほど急斜面 |
山頂に着いた! |
山頂にて夕張マッターホルン |
夕張マッターホルンピークより、夕張岳方面 |
降りるときも下の斜面が見えない |
ロープを使って懸垂下降や、ダブルアックスでクライムダウンした |
この後は夕張マッターホルンから東側にある1112mの尾根を東に行き、617mのあたりから林道を滑っていく。途中には林道が崩壊していたり、雪が切れるところがあったり、沢が沢が空いていたりする。このルートで降りるなら2週間くらい早い方が良いかもしれない。
荷物が重くて滑りにくいが、滑る方がやっぱり早い |
スキーを脱いで沢を渡る |
このような感じのところがたくさん |
途中の丸太橋で落ちそうになるサリー |
林道に上がるためにスキを持ち上げて登る |
動画はこちら
2020年4月13日月曜日
山屋(やまや)とは
夕張マッターホルンの山頂にて |
「まこちゃんは山屋じゃない」と何人かに言われました。自分では山屋だと思っていたので、誰かに「まこちゃんは山屋ですか?」の質問にそうですよと回答したのがきっかけでした。
普通に山にたくさん登っていれば山屋かと思いましたが、自分よりも経験値が高い方たちにとっては、全然違うみたいです。
僕の場合、よく言われたのが「山屋」じゃなくて「スキーヤー」でした。確かに山スキーが一番大好きだけど、夏山登山、沢登、岩登り、アイスクライミングだっていろいろやります。もう立派な山屋だと思っていましたが、全然違うみたいです。
【山屋とは?】
ラサウヌプリ 左からしんちゃん、サリー、まこちゃん ※よく山に行く仲間の中で最強のメンバー |
では山屋とは何なのでしょうか。よく一緒にいく山屋と呼べるサリーに聞いたところこんな答えが返ってきました。
-山屋っていうのは、自然の中に入って危険な思いや苦労をするけど、考えて解決したり、自分の山を積み重ねて頑張ったりしてまで山が好きってことじゃないかなと思う。ー
山で暮らすことを好む人みたいな、無条件の自然愛みたいな。ヨーロッパの克服する自然ではなく、日本古来の観察する自然観みたいなイメージ。-
単純に山に入る人じゃなくて、ひたむきに山に向き合っている人という感じのようです。う~ん、確かにそういわれるとそうじゃないような、でも自分としては山屋なんじゃないかと思ってしまうような。。。
ちなみに調べた限り初心者のための登山用語さんのサイトでは以下のように定義されていました。
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山屋とは、山が好きな人、本格的な登山をする人のことをいう。スキーをする人たちのことをスキーヤーと呼ぶようになってから、それに対抗するかのように山屋と呼び始めたとか、起源は定かではない。
山屋という言葉は感覚的なもので、定義があるわけではないが、本格的登山を趣味とする人たちは自分のことを山屋と呼ぶ人が多い。自分のことを自嘲的に山屋と呼ぶ人もいる。沢登りをメインにする人は沢屋と言う。山屋の位置づけとしては登山家・アルピニスト>山屋>トレッカー>ハイカーといったところだろうか。職業としてではなく、趣味として登山をするが、高度な登山技術や知識を持ち合わせており、装備や道具などにこだわりを持つ人も多い。登山条件が厳しい冬山でもテントを持って登山している。
なお、登山を趣味ではなく専門家として高所登山する人たちのことは登山家といい、山岳ガイドを仕事にしている人たちも、山岳救助隊の人たちも、山屋とは言わない。
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みなさんが考えている「山屋」とはどんなものですか?
サリーのクライミング |
2020年4月9日木曜日
【冬山】熊見山 西面から北斜面滑走コース
まこゲレンデを振り返る |
山:熊見山
標高:1175m
活動距離:6.9km
高低差:403m
累積標高上り/下り: 927m / 927m
往路コース:西面コース
復路コース:南面コース
登り:2時間30分(熊見山まで1時間ちょっと)
下り:30分
体力度:★★★☆☆
危険度:★★☆☆☆
オススメ度:★★★★★
レベル:中級
トイレ:道の駅 樹海ロード日高
トイレマップ:https://goo.gl/maps/vxZ8NR21CHG2
登山口駐車場:カーブ手前の駐車場8台程度
登山口駐車場のGoogle Map:https://goo.gl/maps/EMYDLN3X9m62
温泉:ひだか高原荘(400円)
温泉URL:http://www.koogenso.co.jp/wp/
温泉MAP:https://goo.gl/maps/RRsvDcc5QC72
https://yamap.com/activities/1675085 (2018/03/24)
https://yamap.com/activities/6039791 (2020/04/08)
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熊見山は日勝峠の近くに登山口がある山で、地形図上に名前がない無名峰の労山熊見山(ろうざんくまみやま)の隣にある。
労山熊見山(ろうざんくまみやま)は、「帯広勤労者山岳会(通称:帯広労山)」が開拓したため労山熊見山と呼ばれている。
登山口から山頂までのピストンであれば初級だが、今回は西面から登り、北斜面を滑って登り返し、労山熊見山へ縦走するコースを紹介しよう。
この山にはオープンバーンの斜面に名前がある。
労山熊見山から南側の斜度が緩く初心者向けな斜面は、「ホヅゲレンデ」と呼ばれる場所がある。スキーの下手なホヅさんがよく練習していたのでこう呼ばれているらしい。
同じく労山熊見山から東側の斜面は「青木ゲレンデ」と呼ばれる斜度もほどよい斜面がある。由来は不明。きっと青木さんが良く行っていたのだと思う。
そして北側には私がよくいく北斜面があるのだが、名前がないようだ。ここまで名前があるので、便宜上、「まこゲレンデ」と名付けることにする。
登山口駐車場 |
道路を渡って登り始める。 このまま登れば労山熊見だが、 今回は熊見山のため、右奥のカーブの手前まで歩く |
大きな沢地形があるため、超えてから斜面を登る。 雪が多ければ途中で沢のスノーブリッジを超えることができるが アップダウンがあるためカーブのところから登った方が早い |
樹林帯を歩く |
すぐに労山熊見山が見える |
西面には疎林隊もあるため、ここだけ滑るのも良い |
尾根に上あがると景色が良くなる |
熊見山の山頂にて ここから北斜面を200mほど落とす 西面を落としても気持ちよいだろう |
熊見山の北側の沢から労山熊見山へ向けて登り返す 沢を真っすぐ詰めてもいいが、 天気がよければ早く尾根に上がった方が気持ち良い |
早めに尾根に上がって労山熊見山を目指す |
労山熊見山の山頂にて ここから北斜面のまこゲレンデを落とす 天気と雪と体力次第で青木ゲレンデ、ホヅゲレンデも良い |
労山熊見の北斜面。まこゲレンデにて |
まこゲレンデを登り返す |
まこゲレンデを振り返る |
労山熊見からまこゲレンデ方面 |
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