2018年6月17日日曜日

登山でのマダニ対策について



きちんと整備された普通の登山であれば特にきにする必要はないマダニ。

しかし、山菜採りや、きちんと整備されていない藪漕ぎが必要な登山道(北海道の日高地方のような)な山に行くときになマダニの対策は必須です。

マダニは乾いた笹薮を漕ぐと高確率付着します。藪漕ぎをすることが想定される場合は以下の対策を必ずしましょう。

1.肌は露出しない





手袋はもちろん、首もタオルを巻く等して露出しないようにすることが一番です。

2.マダニに効果のある虫除けスプレーをこまめにつける(ディート配合)




ディートという成分がマダニに効果があります。
このディートという成分は多くの虫除けスプレーに含まれていますが、物によって濃度が異なります。あまりに強いと肌によくないため、日本では30%が限度の濃度になっています。
濃度が高ければ効果が高いというわけではなく、効果時間が異なります。
5%だと約90分です。これは汗で流れることを想定していないので、実際にはもっと短いと考えた方が良いです。
そうなると、こまめに虫除けスプレーをかけるのは大変なので、できるだけ濃度が高い方が効果が切れている時間を抑えることができます。

サラテクトミスト リッチリッチ30は濃度が30%のため、約5~8時間効果あります。



しかし、汗で流れることや、笹薮で擦れることを考えるともっと短い時間と考えた方が良いです。

3.下山後はできるだけ早く温泉に入りダニチェック。



ダニは顔や腕や首のようなみやすいところではないところに侵入している可能性があります。
笹薮を漕いだ後はできるだけ早く温泉に入り、全身をできるだけチェックしてください。

仲間がいればお互いにチェックすると良いでしょう。


4.万が一付着していたら




無理にとるとダニの口の部分が皮膚の中に残って化膿する場合があるため、できれば皮膚科にいって取ってもらうのがベストです。
しかし、なかなかそうはいかないため、以下のようなマダニ取りがあるといざという時に使えます。救急セットの中に一つ入れておきましょう。





最後に

マダニの危険がある山はこういう山です。








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