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山:ウェンシリ岳
標高:1142.3m
活動距離:19.1km
高低差:895m
累積標高上り/下り 960m/960m
往路コース:東尾根コース
復路コース:東尾根コース
登り:5時間30分
下り:3時間
体力度:★★★★★
危険度:★★★★★
オススメ度:★★★☆☆
レベル:上級
トイレ:登山口にあり
トイレMAP:登山口と同じ
登山口駐車場:チェーン着脱場が駐車場所になる。邪魔にならないように注意しよう。
登山口駐車場のGoogle Map:https://goo.gl/maps/9wY3yueEKsQbuZ4G7
温泉:西興部村 ホテル森夢(リム) 400円 ※人工温泉
温泉URL:https://hotelrimu.com/spa/
温泉MAP:https://goo.gl/maps/RuzxwLwd9EEA1yNG8
YAMAP:https://yamap.com/activities/5709909 (2020/02/25)
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ウェンシリ岳(うぇんしりだけ)は下川町と西興部村の間の南側にある山だ。名前はアイヌ語でウェン(悪い)シリ(山)という意味で、「25年悪い山」という意味だ。この名前の通りこの山は雪崩の巣となっており、東側に延びる二つの尾根は雪崩の地形が多数ある。実際、登った時も自然発生雪崩が発生し、ものすごい音が響いた。沢から詰めていくのは大変危険だろう。
この山は日高を彷彿とさせる急峻な地形となっている。
子の雪崩地形があることによって、沢に雪が溜まり夏でも見れる「氷のトンネル」と呼ばれる雪渓のトンネルができる。それだけ雪崩が多いということだ。この氷のトンネルでは2001年に崩落事故があり、立ち入り禁止となったが、近年再開に向けて動いているようだ。
この山は下川町側から登るルートと、西興部の東側から登るルートがある。今回は尾根ウェンシリキャンプ場がある東尾根ルートを紹介しよう。
ウェンシリ岳の案内標識がある林道からスタートする。ここの難所の一つが、6.5kmの長い林道歩きだ。これだけで通常なら3時間かかるだろう。
ここの一番の難所は地形図上の標高640mから820mまでの間にある岩だ。アップダウンがあるない狭い尾根のため超えるのは大変難しい。地形図上の標高640m地点から標高を上げずに北側斜面をトラバースするのが良い。藪が多く、急斜面も多くて危険個所は多いので慎重にルートを見極めたい。820mからは尾根が広くなり、ようやく通常通り登れるようになる。、
ここがスタート地点 |
駐車は南側にあるチェーン着脱場 |
ここから6.5kmの長い林道を歩く 約3時間かかるがこの日はラッセルがほとんどなく、飛ばせたので2時間程度 |
植林されたトドマツとカラマツ林が永遠と続く |
植林されたトドマツとカラマツ林が永遠と続く |
案内標識 |
キャンプ場と、登山コースの分かれ道の標識 ここは左に曲がりキャンプ場を目ガス |
長い林道歩きで休憩するサリー |
キャンプ場 |
このまま真っすぐ尾根を登る ここで、沢を詰めたくなるが、 沢の両方の尾根の斜面は以下にも雪崩そうな斜面が多数ある 沢を詰めるのは自殺行為と思った方がよさそうだ |
急斜面をキックターンでジグザグ登る |
標高620mの左記にある、立ちはだかる岩 ここは北側(右)をいく そもそも、ここに上がらないように 北側の斜面をずっとトラバースするのが一番楽なルートだ |
岩をみてどうするか考えるサリー ちなみにこの途中で沢の方がら雪崩の轟音が聞こえた。 ガスっていた見えなかったが、 沢を歩いていたら確実に雪崩に飲み込まれていたと思う |
岩から降りてしばらくは藪トラバースを強いられるが 標高820mからは、開ける それまでは我慢して藪と急斜面をトラバースする |
気持ちよさそうな斜面 |
稜線を歩く |
山頂の北東側にあるポコ ここは南側を巻いていく |
山頂 |
晴れたらこんな感じ |
山頂からの大斜面 |
※写真提供 KGMさん
景色が見えないので滅多にやらない自撮り 時間と積雪が安定していれば北側の斜面を滑るのが良さそうだ。 東側の斜面はオープンだが雪崩リスクはとても高いだろう |
東尾根もパウパウだ |
西興部村にあるリムの温泉のレストラン 鹿肉が売りで鹿肉チャーシューが入った村長ラーメンがオススメだ。 ほかにも鹿肉オムライス、カツなどがある |
動画はこちら
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