2024年6月27日木曜日

山スキー入門8.その他必要な小物装備

【山スキー入門8 バックカントリーへの道】-その他必要な小物装備-





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羊蹄山山頂




実際に山にいくと様々な困ったことが発生します。ワンシーズン50回ほど冬山に行く過程で得た経験から


【雪山スマホセット(タッチペンとストラップ)】

旭岳ロープウェイ乗り場

これらは冬山でスマホを使うには必須アイテムとなります。。
そして冬山でも写真を撮影したりGPSを見るため、操作をする必要があります。

スマホ対応の手袋もありますが、かなり操作しにくいです。かといって手袋を脱ぐと手が冷たくなり凍傷のリスクが高まります。タッチペンがあれば解決です。

また、スマホを雪山で落とすと見つかるのが大変困難になります。ネックストラップは必須です。

不便と危険を防ぐために以下のセットは必ず用意しましょう。

タッチペンはゴムタイプではないものじゃないと雪山では使えない

ネックストラップ






【緊急時対応のスキーストラップと布テープ】


斜里岳BC


雪山ではシールの保管状態が悪かったり、急な濡れや極度の低温によるシール接着不良がわりとよく起きます。

そんなときのために、スキーストラップは最低4本は必須アイテムになります。

スキーストラップ


シールが張り付かない場合に、前後をバンドで止める必要があるためです。シートラをするときにも使えます。

さらに予備として、布テープをある程度持っておくと便利です。これでもシールを接着できます。ウェアが穴空いた時の緊急補修用にも使えます。

結束バンドも数本持っておきましょう。ビンディングやシール止めに使えます。





布テープを携帯するときは、ストックに巻き付けておくと便利です。

こちらの動画でも巻き付けについて紹介しています。




【ストーブ】

風不死岳の雪山テント泊



雪山でケガをしてビバークしなければいけなくなった場合、暖をとるものがないと凍死します。

そのため、必ずストーブを携行するようにしましょう。バックカントリーでは荷物は極力減らしてコンパクトでかつ、お湯を沸かせればいいので、それらすべてを満たしたJETBOIL マイクロモがオススメです。

素早くお湯を沸かせる



こちらの動画でも紹介しています。



水筒


冬山に行くうえで水筒(テルモス、サーモス)は必須アイテムです。必ずただのお湯でいいので熱いお湯を入れて登山口に向かいましょう。
大きさは寒がりでなければ500mlで十分です。登りは熱いのでペットボトルの水を飲めます900mlは、たくさん入れる分、暖かいお湯が長く飲めるので寒がりな方にお勧めです。

山専用のボトルは良い



カイロ


これも貼るタイプのものが必須アイテムです。本当に寒いときや、ビバークしたときに使えます。腰やお腹に貼ると温まります。
とくに足が冷え性の方は足に入れるカイロはとても大切です。足裏感覚に影響しないように、足の甲に貼るタイプのものがオススメです。
足用カイロは必須だ




【スキートラブル対策グッズ】


スキーの滑走面に氷が張り付いたときや、ビンディングの隙間に雪が入って動かないとき、そしてシールに雪がついたときに役に立つのがMSR ALPINEディシュブラシスクレイパーです。必須ではないですが、やはり持っておきたいアイテム。

バックカントリー用ではないが愛用者は多い



もう一つ、スキーのビンディングトラブルの時にドライバーを持っておく必要があります。普通のドライバーだと使えない場合があるため、オフセットドライバーを一人一つ持ちましょう。



スクレイパーについてはこちらの動画でも紹介しています。





【雪付着対策グッズ】


シリコンスプレーで、スキー板の表やビンディングに雪が付着するのを防ぎます。

これをつけていないと、雪がスキー板に張り付いて足が重くなります。

やっているのとやっていないのでは差が出るので、ぜひやっておきましょう。

シリコンスプレー



これで山スキー入門は以上となります。

気になることや疑問がありましたらお気軽にコメントください。


次は、以下よりスノーシュー、スノーボード、テレマーク、スキーすべての雪山登山、バックカントリーを対象に入門講座を記載していきます。

【バックカントリー雪崩入門1.装備と心がけと事故の責任】




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