2025年11月20日木曜日

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2025年11月7日金曜日

山のまこちゃんバックカントリースキー装備 日々更新




山のまこちゃんの2025年11月現在のバックカントリー山スキー装備を紹介。

【ギア】

・兼用靴(スキーブーツ)


滑り重視:K2 MiNDBENDER 130BOA 27/27.5 314mm 2019-20


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パウダー用滑り重視の板(2019年購入)

・スキー板:NORDICA ENFORCER FREE 110 184cm 重さ:
センターにメタルが入っている。重くて登りはすごくきつい。しかし滑りは一番快適。スピードを出した時も安定する。滑りメインのときはこの板。

・ビンディング:FRITSCHI TECTON(フリッチ テクトン)

・シール:POMOCA Free Pro 2.0
ピンク色のシール。薄くて軽い!使いやすいが、耐久性に劣る。財力ある人向けかなと思った。

・スキーアイゼン

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パウダー用滑り重視の板、ゲレンデでも使いやすい(2024年購入)

・スキー板:NORDICA ENFORCER FREE 100 184cm 重さ:
センターにメタルが入っている。重くて登りはすごくきつい。しかし滑りは一番快適。スピードを出した時も安定する。

・ビンディング:SALOMON SHIFT 

・シール:POMOCA Tour Pro
やはりこの水色が一番。耐久性抜群。平地斜面におけるグライドのしやすさで疲れを軽減できる。

・スキーアイゼン
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ストック:

Black Diamond ウィペット
これを持っていると持ってないとでは精神的な違いがかなり大きい。ちょっとした滑落なら止められる。地獄系スキーヤー必須アイテム。冬眠しない熊とあったときの近距離戦闘用。

ザック:


THE NORTH アークティック48 (2023年購入)
大容量でどんなときにも使える。使いやすい。バランスが良い。

ピッケル:

Petzl Gully
軽くて負担にならない。北海道のバックカントリーではピッケルを使うことがほとんどない。しかし、厳しい山に登るときはないと不安なため、軽さを追求。使っていてとても快適北海道のBCスキーヤーでちょっと厳しい山も行く方にオススメ

アイゼン:

ペツル(PETZL)レオパード LLF T01A LLF レバーロックフィル
こちらも軽さを追求。北海道のバックカントリーではほとんどアイゼンを使うことがない。たまに必要となるが、普通のアイゼンはとても重いため、超軽量アイゼンのこちらを選択。アルミのため消耗が激しいとのことだが、そもそも2018-19シーズンで約50回の冬山のうち、アイゼン使用は3回ほどしかない。


ストーブ:

・JETBOIL ジェットボイル マイクロモ
北海道のバックカントリーでは外でお湯を沸かしてのんびり食事というのはない。あるとしても残雪期の春限定。しかし、ビバークが必要になったときにはお湯を沸かす道具はひっつ。コッヘルと一体型になってコンパクト。すぐにお湯が沸く、この商品はBCには一番オススメ。

そのほかの小物類はこちらを参照

【山スキー入門8 バックカントリーへの道】-その他必要な小物装備-




2025年11月4日火曜日

2025年-26年シーズン 11月 無積雪期 雪崩セルフレスキュー講習会 札幌 バックカントリーでの雪崩事故から仲間を助けるために必要なこと




秋季雪崩ビーコン捜索&セルフレスキュー訓練講習


・主催:山のまこちゃん

参加費:3000円(当日現金で回収します)

日程:2025年11月9日

日時:8時〜12時

場所 藻岩山スキー場または札幌市内の公園

講習内容:積雪前に、雪崩ビーコンの操作、捜索方法の手順やコツの訓練。雪山で怪我人が出た時の移動方法のセルフレスキュー訓練を行います。ロープを使ったレスキューも訓練。


【訓練概要】雪崩トランシーバーサーチ訓練

[1]シングルグループチェック、ダブルグループチェック

[2]雪崩トランシーバーサーチ

[3]プロービング

個人装備:雪崩トランシーバー、プローブ、防水袋(雨天時)


【訓練概要】HMセルフレスキュー訓練 ※雪崩を中心で余った時間で行います。

[1]搬送

[2]低体温症ラッピング

[3]簡易ハーネス、簡易懸垂下降

[4]ロープワーク

[5]1/3引き上げシステム

[6]1/5引き上げシステム


参加希望者はこちらのフォームよりお申し込みください。


2025年11月2日日曜日

市街地でも出没⁉ クマ被害を暮らしの場で防ぐ5つのポイント

 街にクマが来る時代。私たちにできる日常のヒグマ対策




近年、北海道を中心に「住宅街や公園にクマが出た」というニュースが相次いでいます。

山のドングリやナラの実が不作の年には、ヒグマが食べ物を求めて街の近くまでやってくることがあります。

「山に行かないから関係ない」と思っていませんか?
実は、もう“クマは山の動物”ではなくなりつつあるのです。

この記事では、以前紹介した
👉 熊鈴の効果 クマよけ鈴は携行してはいけません
をヒントにしながら、市街地や住宅地でのクマ対策をわかりやすくまとめました。
日々の暮らしの中でできることを一緒に考えていきましょう。


1.なぜクマが街に下りてくるのか

山の実が少ない年には、クマの活動範囲が一気に広がります。
それに加えて、人の食べ物の味を覚えてしまった“人慣れクマ”も増えています。


▲住宅街の裏山で見つかったヒグマの足跡。雪の上にくっきり残っていた。

住宅地周辺では、放置された果樹、庭の生ゴミ、茂った藪や川沿いの道などが
“クマの通り道”になってしまうことがあります。
つまり、人の暮らしが気づかないうちに「餌場」や「隠れ場」を提供しているケースもあるのです。


2.暮らしの中でできるクマ対策5つのポイント

(1)ゴミと食べ物の匂いを出さない

クマは100メートル先の果物の匂いも嗅ぎ取れるほど嗅覚が鋭いといわれています。
生ゴミや果物の皮は必ず密閉して、収集日の朝に出しましょう。
夜に出すと、匂いに誘われてやってくる危険があります。


▲前夜からゴミを出しておくのはNG。匂いが夜の空気に広がりやすい。

また、家庭菜園のトウモロコシや果樹(リンゴ・ブドウなど)も油断できません。
熟して落ちた実を放置すると、夜のうちにクマが食べに来ることがあります。


(2)庭や家の周りの見通しをよくする

家の裏や庭の隅に、背の高い草やササが生えていませんか?
それがクマの“身を隠す通り道”になってしまいます。


▲住宅の裏手。草刈りで見通しをよくするだけでクマの侵入リスクが減る。

見通しの悪い場所は早めに草刈りを。
果樹の枝や木の実も剪定・収穫を忘れずに行いましょう。
「手入れされていない場所」は、クマにとって“安全なルート”に見えるのです。


(3)“人の気配”を保つ

クマは基本的に人を避けますが、静まり返った住宅地や消灯した夜道では安心して入り込んでしまいます。
夜間は外灯やセンサーライトをつけ、暗い道では声を出したり、鈴を鳴らすのも効果的です。


▲外灯やセンサーライトは「ここは人の場所だ」とクマに知らせるサイン。

また、キャンプ場や物置に食料を保管する場合は、匂いが外に漏れないよう密閉しましょう。
「人の匂い+食べ物の匂い」はクマを引き寄せる最強コンボです。


(4)出会ってしまったときの行動を知る

もしクマを見かけたら、絶対に近づかない・走らない・大声を出さない
背を向けて逃げると追われることがあります。
静かにその場を離れ、クマから距離をとりましょう。


▲道路を横切るヒグマ。車内から撮影された写真だが、徒歩では絶対に近づかないこと。

安全が確保できたら、すぐに自治体や警察に通報を。
「見かけた時間」「場所」「クマの大きさ」「向かった方向」を伝えると、地域の対応につながります。


(5)地域での情報共有を大切に

自治体の「クマ出没マップ」や防災アプリを活用して、出没情報をチェックしましょう。
また、近所で「この辺でクマが出たらしい」と聞いたら、
家族や友人、職場にも早めに伝えておくことが大切です。


▲自治体の掲示板やLINEグループで情報共有を。早めの警戒が命を守る。

地域ぐるみで「見回り」や「電気柵の設置」を進めている自治体もあります。
一軒だけの努力では限界があります。
地域全体で「クマを寄せ付けない街づくり」を進めることが、長期的な安全につながります。


3.登山の知恵を街でも活かす

以前の記事で「熊鈴よりもホイッスルや声で人の存在を知らせるのが効果的」と書きましたが、
この考え方は市街地でも通用します。


▲登山中だけでなく、住宅地でも“人の存在を知らせる”工夫は有効。

たとえば、夜道を歩くときに軽く鼻歌を歌う、子どもと話しながら帰る、
それだけでも“音で知らせる”効果があります。
また、過信しないことも大切です。
どんな対策も完璧ではないからこそ、「出会ったらどう動くか」を家族で話しておく習慣を持ちましょう。


4.まとめ 〜山と街、それぞれの距離を保つために

クマが悪いわけではありません。
彼らはただ、生きるために食べ物を探しているだけです。


▲本来の居場所は山の中。人との距離を保つことが“共存”への第一歩。

だからこそ、人の暮らしの中に入らせない環境をつくることが、
クマにとっても、人にとっても幸せなことだと思います。

小さな工夫——
ゴミの管理、草刈り、外灯、情報共有。
これらの積み重ねが、地域の安全を守る大きな力になります。

今日から、あなたの家の周りでも少しだけ意識してみてください。
その一歩が、クマとの平和な距離を守ることにつながります。


🟫 関連リンク
熊鈴の効果 クマよけ鈴は携行してはいけません
北海道:ヒグマに出会わないために
札幌市:市街地でのクマ対策方針