2019年1月24日木曜日

【冬山】黄金山 ほぼ夏道新道コース BC

インスタ用


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山:黄金山
標高:739.1m
活動距離:12.09km
高低差:706m
累積標高上り/下り 721m / 727m
往路コース:ほぼ夏道新道コース
復路コース:ほぼ夏道新道コース
登り:5時間
下り:1時間30分

体力度:★★★★☆
危険度:★★★★★
オススメ度:★★★★☆
レベル:超上級

トイレ:なし
トイレMAP:なし

登山口駐車場:不明(当日は除雪車の転回場所のようなスペースがあったため利用させてもらったがよいのかどうかはわからない)
登山口駐車場のGoogle Map:https://goo.gl/maps/DjARiueJJc92

温泉:浜益温泉(500円)
温泉URL:http://ishikari-shakyo.org/care-center/hamamasu-onsen/
温泉MAP:https://goo.gl/maps/4BtrR8s6RnS2

YAMAP:
https://yamap.com/activities/9428512 (2021/01/10)
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 黄金山(こがねやま)は「浜益のマッターホルン」や「浜益富士」とも呼ばれる。
見る角度によってはマッターホルンのように見えたり、富士山のように見えるからだ。
気軽に登れる山だが山頂は切り立った崖で非常にせまい。万が一転んだら崖に真っ逆さまだ。山頂付近で驚いて撤退するひとも少なくない。そんな山を冬に登る者はほぼいないため、ネット上の記録もほとんどない。
 今回は初のため、ほぼ夏道の新道コースを利用したルートで行ってみた。




黄金山の斜面

今回のルート




次回調査したいルート




夏道の林道入口近くの除雪地点に駐車させていただきました
この日は雪予報ではなかったのですが、除雪車が動いているときは邪魔かもしれない

北海道のマッターホルン 黄金山

夏は車で通る林道に向かう

林道は良い雰囲気
微妙にアップダウンあるが、シールをつけなくても戻ってこれる傾斜

本来の夏道登山口。
林道歩きは1時間半ほどでここまで来れる


夏道通りに進まず高度を下げずに右側の沢に進む

沢の中を歩く

沢が途切れる

尾根に上がると右側は疎林



遠くからみた一番左側のやばそうな斜面を登る

後ろを振り返るとこんな感じ

数歩ごとにジグを切りながら登る!

最後はスキーを脱いで登る!

この日は無駄にシートラ
※山頂から滑るのは難しいためデポするのが無難です

インスタ用

インスタ用


ロープで確保しながら登る。
アイゼンがないと岩についた雪でツルっと滑って落ちる
山頂付近はロープでの確保が必須だろう

インスタ用

セカンドで登る

頑張って登る



山頂でドヤ顔

オープンバーンに出て滑る


この日はパウダーで気持ち良かった



動画



2021/01/10の動画





北海道雪山ガイド(冬山)(スマホの場合はこちらをクリック)

Google MAPにて登山口までの情報と、各コースへの登山情報が得られます
主に山スキーを想定して記載しています。スプレッドシートの一覧表はこちら
※まだまだ情報は少ないです。現在も作成中







2019年1月22日火曜日

GOPRO HERO 7 Blackの風切り音と低温対策について 冬山で利用するための装備



ゴープロ7になってかなり改善された手振れ補正だが、風切り音や冬山の低温状態ではまだまだ弱いカメラ。

雪山でバックカントリーの様子を撮影するたびに風切り音や低温によるバッテリー落ちで悩まされてきました。

そんな悩みを解決するために、試行錯誤してもう問題ないと思った対策方法ができたのでここでご紹介します。

・なぜ低温でバッテリーが落ちるのか?

 そもそもなぜ低温に弱いのかというと、GoProは小さい端末にギュッと詰め込んだ構造になっています。そのせいで、バッテリー交換するためのフタは薄く、バッテリーまでの熱の伝わり方が早くなります。
使われているリチウムイオンバッテリーは低温に弱く、一定に温度に下がると急にバッテリー容量が0になります(暖めると復活します)。
 構造上、バッテリーが冷えやすいためバッテリー落ちが発生してしまいます。
 なお、一眼のカメラ等の比較的大きなものは同じリチウムイオンバッテリーですが、バッテリーまで熱が伝わりにくいため雪山で使用していてもバッテリー落ちが発生することはまずありません。

・低温のバッテリー落ちを防ぐためにどうすればいいか?

 一つは防水ケースに入れることです。GOPRO HERO 7は本体のみで水深10mまで防水対応ですが、以下のように防水ケースを利用することでバッテリーまでの熱が伝わりにくく、バッテリー落ちをかなり防ぐことができます。そして風切り音もかなり防げますが、プラスチックケースは何かが当たった時の音が伝わりやすく「カチ!カチ!」というような音が入るのがかなり気になります。



 
 しかし、これには一つ問題があって、音声が拾いにくくなり声が遠くなってしまうという欠点があります。音声を気にせず動画だけを撮影したいのであれば十分かもしれません。

こちらの動画の滑降シーンは私が今回紹介する防風スポンジをつけて、もう一人は防水ケースに入れて撮影しています。「カチ!カチ!」という音が気になると思います。



・低温のバッテリー落ちを防ぎ、音も拾うためにはどうすればいいか?

 ここから本題です。
 試行錯誤した結果、たどり着いたのが以下の防風カバー(スポンジ)です。値段も安いです。





 これを利用することでバッテリーまでの熱の伝わり方を和らげることができて、バッテリー落ちをかなり防ぐことができます。
 おまけに風切り音も防げて、音声もクリアになります。そして防水ケースのようにかさばらないので持ち運びが楽です。音声操作もしやすいです。

以下が両方ともこの防風ケースを利用して撮影した動画です。防風スポンジつけていないとかなりの風切り音が入りますが防ぐことができています。




 デメリットは、注意点があってスポンジのためへたり安いという欠点があります。寿命は長くないため定期的な購入と予備を最低1個持っておくことをオススメします。

 なお、これだけでも厳しい冬山で利用する場合は、低温でバッテリー落ちが発生することがあります。それを防ぐために撮影するとき以外は常に胸元で温めておくことが必要になります。
 胸元のポケットが空いていればいいのですが、空いていない場合は、モンベル U.L.MONO ポーチ Sを利用すると便利です。

 GOPRO HERO 7 blackを購入される際は以下の防風カバーと予備のバッテリーも併せて購入しましょう。バッテリーは正規品を利用しないと、最初から60%スタートになったりして貴重な映像が撮れなくなることがかなりあります(経験済み)。ご注意ください。






















2019年1月21日月曜日

【冬山】幌加内坊主山 沢コース BC


沢の中の尾根にはトドマツやアカエゾマツが多い

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山:幌加内坊主山
標高:743m
活動距離:5.45km
高低差:583m
累積標高上り/下り 765m / 764m
往路コース:沢コース
復路コース:沢コース
登り:2時間30分
下り:50分
体力度:★★★☆☆
危険度:★★☆☆☆
オススメ度:★★★☆☆
レベル:中級

トイレ:道の駅 森と湖の里ほろかない
トイレMAP:https://goo.gl/maps/VaTCuftJkgm

登山口駐車場:一般廃棄物処理場の脇
登山口駐車場のGoogle Map:https://goo.gl/maps/6aitYwBMxhk

温泉:せいわ温泉ルオント
温泉URL:http://www.horokanai-kankou.com/hotel.php?id=1299480794759367
温泉 MAP:https://goo.gl/maps/VaTCuftJkgm

YAMAP:https://yamap.co.jp/activity/3015747 (2019/01/20)
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  幌加内坊主山(ほろかないぼうずやま)は道北にある山で比較的簡単な、初心者向けの山だ。
 コースは二つあり、西尾根コース沢コース、そして犬牛別山を縦走するルートがある。
 登山口となる駐車場は一般廃棄物処理場がある。朝早くに言った場合、処理場が開く前のため間違っても門の前には駐車しないようにしよう。処理場が開いている場合は、一声かければ駐車させてもらえるだろう。
 今回は一般廃棄物処理場のところから西側の沢の中の尾根を登るルートを紹介する。
 比較的に簡単に登れる山だが沢コースはスノーブリッジを渡る必要があるため積雪が十分にないと沢を渡るのは厳しいだろう。
 駐車場はない。一般廃棄物処理場の脇に駐車することになる。スコップで除雪が必要になることもある。廃棄物処理場の奥がスタートとなる。
 まっすぐ進んで沢沿いに登って行く。標高230mの辺りから尾根に上がるが、その前のスノーブリッジの渡渉が問題となる。良さそうな場所を見つけてスノーブリッジを渡ろう。
 沢の中にある尾根を登ると、アカエゾマツやトドマツの針葉樹林帯となる。西尾根コースとは違い、良い雰囲気の尾根だ。
 頂上からは登り返していいのなら、東斜面になる犬牛別山側の沢に落としてから犬牛別山山頂まで登り返すのも面白いだろう。







ルート概要図


登山口

登り始め

途中でスノーブリッジを渡る

沢の真ん中にある尾根にとりつく

沢の中の尾根にはトドマツやアカエゾマツが多い

左手の南側斜面はクラックが入っている



途中でオープン斜面をトラバース

トラバース途中にはこんな穴も


標高:650m辺りの西側斜面はまるでゲレンデ



この日は山頂までいかずに稜線から五泉川に落とした

東斜面を登り返し

山頂へ向かう

山頂

山頂から登りルートへ下山

動画はこちら












2019年1月18日金曜日

【冬山】シャクナゲ岳、長沼、チセヌプリ (シャクナゲ、長沼、チセヌプリコース) BC

奥がシャクナゲ岳、手前がヴィーナスの丘


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山:シャクナゲ岳,チセヌプリ
標高:1041m,
活動距離:9.61m
高低差:621m
累積標高上り/下り 919m / 926m
往路コース:シャクナゲ、長沼、チセヌプリコース
復路コース:シャクナゲ、長沼、チセヌプリコース
登り:4時間
下り:1時間
体力度:★★★☆☆
危険度:★★★☆☆
オススメ度:★★★☆☆
レベル:中級

トイレ:登山口にあり
トイレマップ:登山口と同じ
トイレ清潔度:★★★☆☆

登山口駐車場:あり
登山口駐車場のGoogle Map:https://goo.gl/maps/R74sJ2eKRh52

温泉:蘭越町交流促進センター雪秩父(500円) ※ランチは11時から14時まで
温泉URL:http://www.town.rankoshi.hokkaido.jp/topics/2015/09/post_278.html
温泉MAP:https://goo.gl/maps/7ijNqLf9gqC2

YAMAP:https://yamap.co.jp/activity/2986418 (2019/01/10)
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 チセヌプリは以前スキー場が経営されていたが閉鎖となり、そのあとにCATスキーツアーが開始されている山のためスキー場となっている。現在はリフトは動いていないが残った建物が残っている。
  CATスキーツアーのゲレンデとなっているため登るときはスキー場の外側を登ることになる。登るときは真ん中の圧接されたルートは衝突の危険があるため避けよう。
 登山口にはトイレもあり、途中には圧接された道もあるためバックカントリー初心者でも登りやすい、滑りやすい山である。
 登山口からはシャクナゲ岳、チセヌプリの二つ登ることができる。
 今回はシャクナゲ岳に登り、長沼に落としてからチセヌプリも登るコースを紹介しよう。
※シャクナゲ岳のみを登った記録はこちら

※チセヌプリとニトヌプリのチセヌトルートはこちら







 
登山口の駐車場は広く、トイレもあるので快適

スキー場の方に向かう


スキー場の脇を登る

※今回は標高800m付近から、かなりチセヌプリ寄りに登ったが、夏道通りに登った方が良い


平坦な道にでる

チセヌプリ

チセヌプリ




奥がシャクナゲ岳、手前がヴィーナスの丘


シャクナゲ岳山頂直下の急斜面を登る

シャクナゲ岳山頂

シャクナゲ岳から長沼の方へ

長沼

チセヌプリの西面を登る

後ろを振り向くとシャクナゲ岳がかっこいい

チセヌプリ山頂

動画はこちら