2016年9月30日金曜日

朝日岳 岩戸公園コース 旧豊林荘コース 周遊

この石段を上がる

----------------
山:朝日岳
標高:598m
活動距離:4km
高低差:336m
累積標高上り 337m / 累積標高下り 323m
往路コース:岩戸公園コース
復路コース:旧豊林荘コース
登り:1時間
下り:50
体力度:★☆☆☆☆
危険度:★☆☆☆☆
オススメ度:★☆☆☆☆
レベル:初級

トイレ:登山口駐車場にあり
トイレMAP:登山口駐車場と同じ

登山口駐車場:定山渓スポーツ公園 無料駐車場
登山口駐車場のGoogle Maphttps://goo.gl/maps/1UwQef6xiDS2

温泉:定山渓温泉 ホテル鹿の湯 (ベネフィット会員なら割引あり)
温泉URL:http://shikanoyu.co.jp/shikanoyu/
温泉MAP:https://goo.gl/maps/cdcPvtue7JK2

YAMAPhttps://yamap.co.jp/activity/179864 (2015/10/18)
-----------------
 朝日岳(あさひだけ)は定山渓にある標高は598mの山だ。反対側には夕日岳があり、セットで登られることが多い。簡単に登れる山だが、景色が全く良くないため人気はない。これといって特徴のない山だが夕日岳と異なり岩戸公園コースの登山口には足湯がある。コースは岩戸公園コースと 旧豊林荘コースがある。基本的には周遊するほうが良いだろう。地味な山だが定山渓の温泉街から近いため、温泉ついでの散歩として楽しむといいかも知れない。最後に足湯を楽しみたい場合は旧豊林荘コースから登り、岩戸公園コースに降りるのも良いだろう。




岩戸公園コース。写真右下に足湯がある

この石段を上がる

入山ポスト


秋になれば紅葉がきれいだ
撮影:2015/10/18








山頂。眺望はない。

旧豊林荘コース

旧豊林荘コースにあるゲート









2016年9月29日木曜日

登山のハチ(スズメバチ)対策について

【山で最も怖いやつ】

山で最も被害が多いのは熊やヘビよりも、ハチ(スズメバチ)が一番危険。
スズメバチに刺されて死亡する人は年間平均で34名もいる。

とくに秋はハチの繁殖期を迎えるため最も攻撃的になる時期。

【ハチに刺されないための二つの予防策】

1.巣に近づかない

巣が近くにあるときのサイン
・相手の周りをしつこく飛ぶ
・相手に狙いを定めるように空中で止まる
・カチカチと威嚇する音をたてる(これがくるとかなり危険、巣が近くにあるはずだ)
・あたりに飛びかうハチの数が急に増える
・一定の方向に飛び始める

このような時は動きをとめて、体制を低くして、静かにその場を離れよう。
手で振り払うと攻撃してくることがあるからしてはいけない。
肌や食べ物の上に止まろうとしているのを払う時も、なるべくそっと行おう。


2.服装とニオイに注意

香水等の匂いの強いものは避ける
黒い服装をできれば避ける

香水にはスズメバチの警報フェロモンと同じ物質が含まれていて、スズメバチをひきつけるようなので避けるべきだろう。
服装については、攻撃されるときに黒いところが危険というだけであり、黒は絶対ダメということはないと思う。ファッション好きなようにすればいい。


【スズメバチに刺されたときの対処法】


近くに巣があれば、毒液のニオイに誘われて仲間のハチも集まってくる危険がある。
まずはその場所から離れることが先決だ。

・ポイズンリムーバーで毒液を出す。

※重要 刺されてから遅くとも2分以内に抽出しないと効果が薄れる。
30分後ではほぼ効果なし。そのため、携行する際は常にすぐに出せる状態にしておく必要がある。

・ポイズンリムーバーがなければ(リムーバーで吸い出した後も)

傷口を水で洗い流す。
つねる要領で毒液を絞り出す。
虫刺されの軟膏を塗る(抗ヒスタミン系成分を含むステロイド系軟膏)
速やかに医者の診断を受ける(皮膚科)

※口で毒を吸い出すのは、虫歯等から毒が侵入するため二次被害の恐れあり


【アナフィラキシー・ショック症状(重度のアレルギー反応)について】

アナフィラキシー・ショックとは、過剰なアレルギー反応のこと。
一度目に刺された後に体内に抗体ができて、二度目に刺されたときに免疫が過剰に働いて重度のアレルギー反応の症状を起こす。

・アナフィラキシー・ショックの症状

じん麻疹、咳込み、しびれ感、気分不快、吐き気、嘔吐、発熱
さらに血圧低下、呼吸困難となり、死亡することもある


【アナフィラキシー・ショックの対策について】


「エピペン」などのアドレナリンの注射がある。
エピペンとは、アナフィラキシーの症状が起きた時に、自分で注射できるように作られた自己注射器。
医師から処方を受けるなどの方法で入手可。

全国の蜂アレルギーの診療/エピペン処方が可能な病院


過去にハチに刺されたことがあれば、「エピペン」を医師に処方してもらい携行することを推奨する。

・エピペンの使い方

ショック症状が起きた時に、注射管を太ももの内側の筋肉に立てるようにして刺す。緊急時は衣類の上からでも可能。
すぐに症状が改善されるが、補助的な役割を果たすだけに過ぎず、効力があるのは30分ほど。
その間に急いで医療機関に行く必要がある。

山のラーしゃぶ

北海道十勝連峰の三段山で山のラーしゃぶをいただきました。

【材料(一人分)】
豚肉(しゃぶしゃぶ用):200g
キャベツ:1/4玉
長ネギ:1/2本
しめじ:少し
鷹の爪:1個
鍋キューブ鶏だしうま塩:1個~2個
丸鶏ガラスープ:少々
ほんだし:少々:
インスタントラーメン:一袋

【下準備】

1.長ネギ、キャベツは洗ってカットしたものをジップロック等に入れる
2.しめじもカットしたものをジップロックに入れる
3.鷹の爪、がらスープ、ほんだし、鍋キューブを必要な分だけまとめて袋に入れる
4.豚肉は夏なら冷凍しておく。寒い時期なら凍らせないほうがあとで食べやすい

【調理】

1.鍋に水を入れてキャベツ、長ネギ、鷹の爪を入れて火にかける
2.沸騰したら砕いた鍋キューブを入と、丸鶏ガラスープを入れる
3.野菜に火が通ったらほんだしを入れて、しめじを投入
4.あとはお肉をしゃぶしゃぶして完成

※シメはインスタントラーメンを投入


動画はこちら


2016年9月28日水曜日

三段山 吹上温泉コース


前十勝

----------------- 
山:三段山 
標高:1748m 
活動距離:6.01km 
高低差:731m 
累積標高上り 741m / 累積標高下り 727m 
往路コース:吹上温泉コース 
復路コース:吹上温泉コース 
登り:2時間10分 
下り:1時間30分 
体力度:★★★☆☆ 
危険度:★☆☆☆☆ 
オススメ度:★★★☆☆ 
レベル:初級 

トイレ:あり(キャンプ場のトイレ) 
トイレMAP:登山口と同じ 

登山口駐車場:白銀荘前キャンプ場。広い駐車場で車中泊も可(有料:500円) 
登山口駐車場のGoogle Map:https://goo.gl/maps/CFv4gCBGFEt 

温泉:吹上温泉白銀荘(600円) 
温泉URL:http://www.navi-kita.net/shisetsu/hakugin/access.html 
温泉MAP:登山口と同じ 

YAMAP:https://yamap.co.jp/activity/499476 (2016/09/25) 
-----------------
三段山(さんだんやま)は冬にはパウダースノーの聖地として、バックカントリー愛好者が集う人気の山だ。標高は1748mある。こは国設三段山スキー場となっているが、リフト等の施設はないし管理もされていない。登山口には吹上温泉白銀荘がありここで宿泊することも可能だ。キャンプ場も併設されており、車中泊も可能だ。車中泊の場合は吹上温泉白銀荘に料金を支払う必要があるため注意しよう。コースは吹上温泉コース一つのみとなる。
 コース前半は刈り分けられた笹の道をジグザグと進んでいく。しばらく進むと気に囲まれた登山道となる。木の階段があるが一部崩壊しているところもある。その場所は鉄の杭が露出しているためとくに下山に注意が必要だ。そこを景色が良くなると左側に前十勝を見ることができる。ハイマツの道を進んでいくとやがてガレ場にたどり着く。ここまできたら山頂はあと少しだ。

を登山口になるキャンプ場。
駐車場も広く、温泉もある

登山口

エゾオヤマリンドウ
撮影:2016/09/25

ミヤマアキノキリンソウ
撮影:2016/09/25





前十勝

山頂



登山口の動画






動画はこちら(2016/09/25) 





登山の熊対策について

2019年に起きたカムイエクウチカウシ山(通称カムエク)の事件をもとに、の2019年8月26日更新

私が考えるヒグマ対策について以下の通りまとめた。

【野生のヒグマとの遭遇体験】

写真の車のあたりで熊に遭遇
私は北海道富良野西岳のスキー場コースを下山中に遭遇したことがある。その時は二人組。

数メートル先の笹薮からガサガザと音を立ててやつは現れた。小熊だった。
小熊は立ち上がりこちらを見てくる。身長は150cmくらいだった。
私たちは恐怖で頭が真っ白になり、お互いの顔を見合わせた。
私は「小熊がいるということは、近くに親熊がいる。母熊に見つかったら確実に攻撃される」と思い、
とにかくダッシュで登りかえす道を選んだ。
「逃げよう!」そう言って一緒に逃げた。全速力で。
幸い、小熊を追ってこなかった。

息を切らしながらしばらく登って後ろを振り返ると、
小熊の20メートルほど先で、体の大きな親熊と思われる熊がこちらをずっと見ていた。
すでに100mは離れていたと思う。

ちなみにこのときは熊鈴をつけて鳴らしていた。


【クマ撃退スプレーは効果あるのか?】



まずはじめに思いつくのはこれだろう。

効果はあると思う。

ただし安全に使用できる条件を満たした場合のみ。安全な条件とは熊が風下側にいて、3m以内にいる場合だ。
しかしこのような状況はまずない。これはプロの山岳ガイドも言っていたことだが熊が風下側にいれば通常は熊から避ける。そのため熊と出会ってしまうのは熊が風上側にいるときだ。
風向き次第では自分に被害がおよぶ。目に入ると失明する可能性もある。少しでも吸うと呼吸ができなくなる。肌に付着すると皮膚が炎症を起こす。非常に危険な武器である。


【具体的な対策は?】


私が考える対策は以下の通りだ。

・笛で時々大きな音を立てる

・ナタを携帯する

これは、クマに関する資料やWEBサイト、本を調査した結果一番信頼性が高いと思った門崎允昭所長による以下サイトの資料を参考にしている。とくに「2019年8月の92号」では改めて上記の内容が説明されている。

北海道野生動物研究所

2019年8月北海道熊研究会会報第92号



「・笛や指笛で時々大きな音を立てるについて」


・熊との遭遇を防ぐ(予防)

熊との遭遇体験をして思ったのは熊鈴はあまり意味がなかったのではなかと思う。
熊鈴は自動的に音を鳴らしてくれるがそこまで大きな音ではない。
母熊に聞こえるほど大きな音を立てていれば、小熊と遭遇することはなかったかもしれない

熊を40年以上研究されている、北海道野生動物研究所の門崎所長によると、ラジオもよくなとのこと。

ラジオのように常に音を出し続けていると、人間がクマの気配に気づきにくくなる。
また熊鈴はよほど大きなものでない限り、沢音等にかき消されて熊に気づかれにくい。(かといって大きい熊鈴は重いし、なによりもうるさい)

笛や指笛は大きく響くので、熊に気づかせることができる。爆竹やおもちゃのピストルも有効だと思う。


「・ナタを携帯することについて」

・熊と遭遇したときの対策


「北海道野生動物研究所」のサイトによると以下の通りだ。

・20m以上距離がある場合、走らないで、熊の様子を窺いながら、熊から離れること。
・距離が10数mないし数mしかない場合は、その場に止まりながら、話しかけること(最初は普通の音声で、それからは大声で)


それでも熊が襲いかかってきたらどうするか?

命がけで戦うしかない。

絶対に死んだふりなんてしてはいけない。
熊の強い力で攻撃されて激しい痛みに耐えぬいて死んだふりはできるはずがない。

熊と遭遇して生還したという体験談を見ると、全員反撃して助かっている。
反撃するためには武器が必要でどこでもいいから熊に一撃を与えることである。

体験談によると熊に一撃を与えたことで熊がひるみ、逃げていく。
万が一鉈を持っていない場合でも、熊の舌をつかんで引っ張って助かった例もある。

とにかく熊がひるむような攻撃を命がけでする必要がある。


【有効な道具】

ホイッスルは、100円の小さなものだと思い他音が小さいことがある。とこに滝のそばや風が強く吹いているときは音が響きにくい。安いものは濡れると音が出なくなるものもある。そのため、できるだけ大きな音が出て、かつ濡れても音が出せるFox 40ソニックブラストは大変有効だ。

そしてナタは様々な種類があるが、できるだけ携帯しやすく、鞘がコンパクトなものが良い。


 


【最後に・・・】

なお、私が小熊と遭遇したときは背を向けて逃げたが、親熊を恐れての判断である。
小熊を守るために親熊は攻撃的になる。
これは実際にあった話だが、車に乗っているときに林道で親小熊と遭遇し、車を廃車にされたという例もある。
子熊を守るために親熊は攻撃的になるから親子熊が一番危険だ。

私はたまたま助かったが、小熊=すぐ逃げるで助かる保障はない。
もしまた同じような状況(小熊と遭遇)になったら私は走って逃げるつもりだが、確実ではないので一つの体験談であることを忘れないでほしい。

動画








2016年9月27日火曜日

八剣山(観音岩山) 南口コース

切り立った山頂

----------------
山:八剣山(観音岩山)
標高:498
活動距離:1.94km
高低差:288m
累積標高上り 357m / 累積標高下り 378m
往路コース:南口コース
復路コース:南口コース
登り:50
下り:30
体力度:★☆☆☆☆
危険度:★★★★★
オススメ度:★★★☆☆
レベル:中級

トイレ:登山口から少し離れたところに公衆トイレあり

登山口駐車場:有
登山口駐車場のGoogle Maphttps://goo.gl/maps/HjzuxYYy8pv

温泉:湯元小金湯温泉まつの湯(600円)
温泉URL:http://www.matsunoyu.co.jp/
温泉 MAP:https://goo.gl/maps/fLtZnERvEGy

-----------------
 八剣山は地図上では観音岩山となっている。札幌近郊で登るのに時間もかからないため、初心者も登りやすい山だが、切り立った岩壁や崖が多く非常に危険な山でもある。
 体力的には初心者でも簡単に登れるため毎年滑落事故が起きて死亡者も多くいる。
 間違ってもスニーカーでは登らない方が良い。ロープ箇所があるがロープがある場所、危険な場所は一人ずつ通過しなければならない。絶対に同時に進んではいけない。油断せず、慎重に登るように気を付けよう。また、すれ違う時は登りの人優先で下山者は落ちないように山側に避けることも忘れずに。
 コースは西口コース、中央口コース、南口コースの三つがある。
 今回は最も人気な南口コースを紹介しよう。
 登山口駐車場には小屋がありとても分かりやすい。登り始めから急登でロープも設置してある。油断せずゆっくり登ろう。急登が終わると緩やかな道となり森歩きを楽しめるだろう。途中の道は狭い場所も多く、落ちたら崖のような場所も多い。すれ違う時には山側に避けよう。景色が良くなってくると最も危険な岩場が待っている。あまりにも事故が多いため危険個所にはロープが多数張ってある。たとえ混雑していても絶対にくぐってはいけない。岩場を登っていくと崖下の狭い道を歩く場所もある。一人ずつゆっくり登ろう。
そのあとは一気に360度の景色が広がるが、狭い道幅の左右は急な崖のため油断せずゆっくり歩こう。最後の急な岩を乗り越えていけば山頂となる。山頂は狭いため少人数の登山が望ましい。

360°のVR動画はこちら










登山口の入山届を記載する小屋



駐車場は広い。いっぱいになっていれば路肩にも駐車可
ヤマハタザオ
撮影:2017/04/30



ヒトリシズカ(まだ開いていない)
撮影:2017/04/30

エゾエンゴサク
撮影:2017/04/30

シロバナエンレイソウ(ミヤマエンレイソウ)
撮影:2017/04/30

フッキソウ
撮影:2017/04/30

シロバナのエンゴサク


ホソバエンゴサク
岩場の途中には危険のため立入禁止のロープが張られている

切り立った崖


ここもかなり道がせまい

頂上にて
頂上はせまいため混んでいたらゆっくりできない

動画はこちら



360°動画はこちら






【登山料理】キムチ鍋 〜山頂で食べるからうまい!〜


北海道大雪山の愛別岳山頂でキムチ鍋をいただきました。
もう秋です。この日はたまたま暖かかったのですが、ここは標高2000mくらいなので、この時期は雪が降り始めます。
そんな寒いときには鍋料理でほっこり温まる山飯。

【レシピ】
豚バラ肉
ニラ
長ネギ
白菜
エノキダケ
豆腐
たけのこ
鍋用ラーメン
キムチ鍋の素ストレートタイプ


【今回使ったアイテム】

モンベル mont-bell アルパインクッカー 20 1124555 

キャンパーズコレクション アルミハードトップテーブル AHT-4257(GY)



※上記Amazonリンクはアソシエイトリンクを使用しています。
動画はこちら




2016年9月26日月曜日

愛別岳 イズミノ沢(永山岳経由)コース 当麻乗越~三十三曲コース 周遊


----------------- 
山:愛別岳 
標高:2113m 
活動距離:16.51km 
高低差:1190m 
累積標高上り 1,669m / 累積標高下り 1,659m 
往路コース:愛山渓温泉 イズミノ沢(永山岳経由)コース 
復路コース:愛山渓温泉 当麻乗越~三十三曲コース 
登り:5時間 
下り:6時間10分 

**************** 
※コースタイム詳細 

【往路】 合計:5時間

愛山渓温泉→三十三曲分岐(30分) 
三十三曲分岐→滝ノ上分岐(1時間) 
滝ノ上分岐→永山岳(1時間20分) 
永山岳→安足間分岐(40分) 
安足間分岐→愛別岳分岐(10分) 
愛別岳分岐→愛別岳(1時間20分) 


【復路】  合計:6時間10分
愛別岳→愛別岳分岐(1時間) 
愛別岳分岐→比布岳(10分) 
比布岳→愛別岳分岐(10分) 
愛別岳分岐→安足間分岐(10分) 
安足間分岐→当麻乗越(1時間40分)  
当麻乗越→沼の平分岐(1時間50分) 
沼の平分岐→三十三曲分岐(40分) 
三十三曲分岐→愛山渓温泉(30分) 
**************** 

体力度:★★★★☆ 
危険度:★★★☆☆ 
オススメ度:★★★★★ 
レベル:上級 

トイレ:あり 
トイレMAP:登山口と同じ 

登山口駐車場:あり 
登山口駐車場のGoogle Map:https://goo.gl/maps/LvFSbPXxpCG2 

温泉:愛山渓温泉倶楽部(500円) 
温泉URL:https://www.aizankeionsen.rinyu.co.jp/blank-3 
温泉MAP:登山口駐車場と同じ 

YAMAP:https://yamap.co.jp/activity/498548 (2016/09/24) 
----------------- 
 愛別岳(あいべつだけ)は北海道大雪山系の一つで標高は2113mある。日本最北の最も標高が高い山である。大雪山系の近くの山に比べて急峻なその山容はひときわ存在感がある。一度見れば誰もが登りたくなる山だろう。
 コースは愛山渓温泉から登るコース、北鎮岳を経由していくコース、旭岳の裾合平から登ってくる三つがある。
 今回は愛山渓温泉から永山岳を経由し、沼ノ原に周遊するコースを紹介しよう。
 愛山渓温泉倶楽部からスタートする。登山口にキャンプ場はないが車中泊をしている人が多い。登山口からスタートして30分ほどで三十三曲分岐になる。左のイズミノ沢方面の登山道を歩く。昇天ノ滝、村雨ノ滝を見ながら湿っぽい登山道を歩いていくと滝ノ上分岐となる。ここも左を行くと永山岳への急登が待っている。最初は岩があり登りにくいがしだいに登りやすくなり、道幅も広くなる。標高1709mまで来ると景色も良くなり傾斜も緩やかになる。この辺りからはあとは眺めの良い山歩きを楽しめる。永山岳山頂に付くとお目当ての愛別岳が見えるようになる。安足間岳に向かい、愛別岳分岐へと向かう。愛別岳分岐で荷物をデポするものも多い。分岐から愛別岳への下りは急で、すべりやすい砂礫地帯となっている。滑落には十分注意したい。コルまで降りきっても滑りやすいく、モロい岩場となっているため十分注意が必要だ。愛別岳山頂への急登は比較的登りやすい。山頂まで行くと素晴らしい絶景が待っている。愛別岳分岐まで戻り、10分ほどで登頂することができる比布岳にも行っておこう。荷物は分岐にデポしておくと楽だ。 
 復路は安足間岳から当麻岳方面、沼ノ原へと行く。どの道もそうだが高山植物の群生が素晴らしい。秋には赤い絨毯が一面に広がる。当麻乗越分岐から沼ノ原への道は岩が多く歩きにくい。沼ノ原までいけば快適な木道となる。








登山口にあるトイレ

駐車場は広い

愛山渓倶楽部

登山口

途中で四ノ沼が見える

説明を追加

標高1709mを少し超えたあたり

標高1900m チングルマの群生

永山岳からみた愛別岳

永山岳。景色も良いが通過点だ

愛別岳分岐からみた愛別岳

急で細い道を行く



愛別岳山頂。標識はない

分岐から愛別岳への道は急峻だ


比布岳山頂

安足間分岐(あんたろまだけ)から当麻岳(とうまだけ方面)への道


沼の原

沼と紅葉が美しい



登山口の動画はこちら


本編動画はこちら(2016/09/24)