2018年4月27日金曜日

おすすめの登山のタオルのご紹介




夏山登山での必須装備の一つにタオルがあります。
このタオル、最初は家にある普通のタオルでいいのですが、中級くらいの山から物足りなくなります。
家にある普通のタオルは綿で速乾性がないため、重くなるからです。
とくにテント泊をはじめるとタオルを何枚も持っていかなければいけなくなります。


・手ぬぐいはダメなの?



登山用品店ではよく「手ぬぐい」がありますが、これはかなり使い勝手が悪いです。
大量に汗をかく登山で使用するとすぐにびちゃびちゃになり使えなくなります。
速乾タオルがない時代は綿のタオルより乾きやすくて使い勝手が良かったのかもしれませんが、今は速乾タオルがあります。

※ただし、体力的に余裕がある場合は汗をあまりかかないので手ぬぐいでも十分なこともあります。筆者(山のまこちゃん)は数年間の修行の末、体力に余裕ができたので最近は手ぬぐいも多いです。

・どんなタオルが良いの?





スポーツ用の速乾タオルがお勧めです。
個人の汗の量にもよりますが、日焼け止めの対策として首巻タオルとしても利用できる長めのスポーツタイプが断然お勧めです。
あまり小さいとすぐに吸水の限界に達して使えなくなるためです。
各社より様々な商品が出ていますが、中でも一番のオススメはモンベルのクイックドライ スポーツタオルです。



価格は高いのですが、高い吸水性と速乾性で非常に満足できる商品です。
これ一枚あれば連泊の旅行時のタオルも、すぐに乾くので1枚で済みます。
汗をあまりかかない体質の方であればこんな商品もオススメです。



動画はこちら(準備中)

2018年4月20日金曜日

【冬山】浜益御殿〜浜益岳〜雄冬山

浜益御殿山頂から浜益岳方面

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山:浜益御殿(はまますごてん)〜浜益岳(はまますだけ)〜雄冬山(おふゆやま)
標高:浜益御殿(1039m)〜浜益岳(1258m)〜雄冬山(1198m)
活動距離:21.8km
高低差:1197m
累積標高上り
往路コース:幌(ぽろ)コース
復路コース:幌(ぽろ)コース
登り:登山口〜浜益御殿(4時間)〜浜益岳(1時間)〜雄冬山(1時間30分)
下り:雄冬山〜浜益御殿(1時間30分)〜浜益御殿〜登山口(1時間30分)
体力度:★★★★★
危険度:★★★★☆
オススメ度:★★★★★
レベル:上級

トイレ:道の駅 石狩あいろーど厚田
トイレMAP:https://goo.gl/maps/HEQrLhYSwKB2

登山口駐車場:登山口に駐車場あり ※雪解け状況次第で駐車地点は変わる
登山口駐車場のGoogle Map:https://goo.gl/maps/TpU7fEHBtA32

下山後のおすすめ温泉:尾温泉宿あったまーる(500円)
温泉URL:http://www.town.mashike.hokkaido.jp/menu/kanko/iwaospa/iwaospa.html
温泉MAP:https://goo.gl/maps/pRF8Go5K2Mm

YAMAP:https://yamap.co.jp/activity/1781189 (2018/04/23)
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 浜益御殿〜浜益岳〜雄冬山は浜益三山とも呼ばれ、残雪期の時期に山スキーでよく登られる山だ。
 通常のルートは浜益御殿〜浜益岳か、浜益御殿〜雄冬山のどちらかを登ることになるが、今回は健脚者向きな三つの山を登るルートを紹介しよう。
 幌神社から登る林道を車で上がり、雪解けが進んでいるところまで行くことになる。登山口は雪解け状況次第で変わる。最適な時期は4月からせいげい5月上旬くらいまでだ。長い林道は木が多く、遅いと藪漕ぎすることになるため注意が必要だ。
 最終雪解け地点から進んで行くと途中で林道をショートカットする道がある。大坂山の方を目指して進み、標高533m大坂山手前で左側を巻く。そこから少し下り進むと、「スノーモービル禁止」の旗がある。その奥に登って行くと広い樹林帯の稜線となるが、目印が何もなく下りの滑降時に迷いやすい。天気が良くてもコース旗やピンクテープを設置した方が無難だ。
 広い樹林帯の尾根を抜けると浜益御殿の山頂のように見えるのは稜線の肩で偽ピークとなっている。そのピークまでいくと稜線はハイマツが出ていることがあるため、左側をトラバースし、浜益御殿の山頂まで行く。
 浜益御殿から浜益岳へはシールを剥がして滑った方が楽だ。標高差はあまりないが楽に進むことができる。コルのあたりまでいってから再びシールをつけて浜益岳山頂を目指す。
 浜益岳から快適に滑ることができるのはわずかで、傾斜が緩いため止まらないようにある程度スピードを出して雄冬山の方向に近く。標高800mほどで登り返しが必要となる。
 稜線に出て雄冬山を目指して行くと途中の標高1000m付近で急斜面の尾根が現れる。ここでスキーをデポし、稜線を歩くのが最も安全なルートだが、雪の状態を見て問題なしと判断できれば右側をトラバースして行こう。そうすればあとは山頂までスキーで登ることができる。雄冬山の山頂は平坦で広いため風が弱ければランチにはぴったりな場所だ。
 雄冬山山頂からは最低コルを目指して滑る。途中でシールをつけて浜益御殿までいかずに尾根に乗って下山するのが早い。途中の広い樹林帯の尾根では迷いやすいため慎重に滑ろう。







オロロンラインから善盛園の看板の奥に入る

幌神社の鳥居が見えるため左にいく

林道をしばらく進み。雪解け最終地点まで行く

最初の分岐で右が林道左がショートカット。
どちらにいっても良い

左が林道。右がショートカット
ここはショートカットしないとかなり遠回りになる


ショートカットした道

スノーモービル禁止の旗

浜益御殿手前の広い尾根

浜益御殿山頂から浜益岳方面

浜益御殿から滑走した最低コル

浜益岳手前の尾根。ここを登り切ると山頂が見える

奥が山頂

浜益岳山頂から群別岳方面

雄冬山

雄冬山手前のトラバース箇所。
雪の状態が危なければここでスキーをデポして尾根を登る

雄冬山山頂から浜益御殿方面

雄冬山の山頂は広くてなだらか
風が弱ければ休憩に最適だ

動画はこちら

EPISODE 1



EPISODE 2





北海道雪山ガイド(冬山)(スマホの場合はこちらをクリック)

Google MAPにて登山口までの情報と、各コースへの登山情報が得られます
主に山スキーを想定して記載しています。スプレッドシートの一覧表はこちら
※まだまだ情報は少ないです。現在も作成中

















2018年4月19日木曜日

【冬山】暑寒別岳 暑寒荘コース 山スキー、バックカントリー、春スキー



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山:暑寒別岳
標高:1492m
活動距離:14.08km
高低差:1194m
累積標高上り/下り 1,384m / 1,391m
往路コース:暑寒荘コース
復路コース:暑寒荘コース
登り:5時間
下り:1時間
体力度:★★★★☆
危険度:★★☆☆☆
オススメ度:★★★★★
レベル:上級

トイレ:登山口の暑寒荘のトイレか、途中のコンビニ
トイレMAP:登山口と同じ

登山口駐車場:登山口に駐車場あり
登山口駐車場のGoogle Map:https://goo.gl/maps/jHbJxdoappo

下山後のおすすめ温泉:尾温泉宿あったまーる(500円)
温泉URL:http://www.town.mashike.hokkaido.jp/menu/kanko/iwaospa/iwaospa.html
温泉MAP:https://goo.gl/maps/pRF8Go5K2Mm

YAMAP:
https://yamap.co.jp/activity/1753623 (2018/04/17)
https://yamap.co.jp/activity/1767797 (2018/04/21)
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 暑寒別岳(しょかんべつだけ)は増毛山地の主峰で標高は1492m。北海道の春スキーの定番となっている。海が近いため高度感があり眺めが良い。山スキーでいくことができるのは暑寒荘までの道路(道道暑寒別公園線)が除雪される4月下旬頃からだ。
 林道が除雪されはじめの頃は9合目付近から氷化していてアイゼンがないと登れない場合がある。風の影響を受けやすいため、風が強い日は登らない方が良い。山頂を目指すなら風の弱い日を狙っていこう。
 コースは始めは夏道からそれて稜線にある593mと649mのコルを目指す。そこからはほぼ夏道通り歩き、標高1300mくらいから山頂へは東側の比較的緩やかな斜面から登る。急斜面を登り切る。稜線は雪が溶けてハイマツが出ていることがあるため、東側の斜面の雪があるところを歩く。すぐに山頂標識が見えて来る。
 登山口には無料の山小屋、暑寒荘があるここで前泊してから登ると良いが林道開通後の週末は非常に混雑するので注意が必要だ。









登山口。除雪されてまもないとけっこう雪がある。
2018/4/17撮影


登り始め

途中の林道

稜線が見えて来る

奥が593m。南側のコル

コルから稜線を南に歩いて行く

海が見えて来る

かなり景色がよくなる

標高650m付近はほぼ平坦







標高1300m辺りから時期によっては氷化している

9合目の大斜面
4月中旬くらいだと、気温にもよるがアイゼンが必要となる。


9合目の大斜面

平坦な斜面はハイマツが出やすい

ハイマツを避けるため東側の雪がついている斜面を歩く


山頂まであと少し

山頂

動画はこちら




山小屋までの道路開通前、3月に滑ってきた動画









2018年4月12日木曜日

もうすぐ北海道の春が来る!

今日は4月12日。

北海道で山の春はまだまだこれから。

山には雪が残っているので春スキーシーズン!

17日には暑寒別岳に山スキーに行く予定!晴れてくれたらいいなぁ。

今シーズンは雪解けも早いのでたぶんそれでスキーシーズン終わりです。
というかもう夏山気分です。

これからはギョウジャニンニク、たらの芽、ウド、たけのこ等の山菜シーズンでもう楽しみ!

気分は夏山なので過去の動画みてたらこれけっこう楽しいなあ。あまり自分の過去動画みないけど、これは何回も見ちゃう^^




2018年4月11日水曜日

【冬山】目国内岳 新見温泉コース BC



山頂手前

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山:目国内岳(めくんないだけ)
標高:1220m
活動距離:8.74km
高低差:743m
累積標高上り/下り 826m / 826m
往路コース:新見温泉コース
復路コース:新見温泉コース
登り:2時間30分
下り:30分
体力度:★★☆☆☆
危険度:★☆☆☆☆
オススメ度:★★★☆☆
レベル:初級

トイレ:チセヌプリスキー場
トイレMAP:https://goo.gl/maps/Pz9E3KNYQn12

登山口駐車場:10台ほど駐車可能
登山口駐車場のGoogle Map:https://goo.gl/maps/scBFYbYwB5B2

温泉:蘭越町交流促進センター雪秩父(500円) ※ランチは11時から14時まで
温泉URL:http://www.town.rankoshi.hokkaido.jp/topics/2015/09/post_278.html
温泉MAP:https://goo.gl/maps/jqdAdQYcdN12

YAMAP:https://yamap.co.jp/activity/1725699 (2017/03/20)
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 目国内岳(めくんないだけ)は山頂部に岩があり、遠くからでも山頂が確認しやすい山だ。ニセコの展望台と呼ばれ、山頂部からはニセコの山々を一望できる。
 コースは新見温泉から登るルート南面から登るルートがある。今回は新見温泉から登るルートを紹介しよう。
 ※2021年3月現在、新見温泉は閉鎖されているため、このルートを行く場合はかなり手前から登ることになる。
 コースの最初は道路を歩く。標高550mで分岐となり、沢に30mほど落とす。そこから862mのポコを避けるように、右手の沢の際を登ると良い。沢の切れ目から広い斜面を登る。この広い斜面は視界がないと迷う可能性があるため注意したい。山頂部は岩が露出しているため途中でスキーをデポし山頂に立つ。ほとんどゆるい斜面のため山スキー初心者にも滑りやすい斜面だろう。






登山口

新見温泉
※2018年4月現在 閉業

道路を歩く

沢を超えて登ると山頂が見える


山頂前の広い斜面


山頂手前


山頂
晴れた日の山頂





動画はこちら







北海道雪山ガイド(冬山)(スマホの場合はこちらをクリック)

Google MAPにて登山口までの情報と、各コースへの登山情報が得られます
主に山スキーを想定して記載しています。スプレッドシートの一覧表はこちら
※まだまだ情報は少ないです。現在も作成中