2016年6月19日日曜日

藻岩山 小林峠コース 【北海道夏山登山ガイド】

藻岩山の他のコースと比べると道幅は狭い

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山:藻岩山
標高:531m
活動距離:7.88km
高低差:256m
累積標高上り 608m / 累積標高下り 617m
往路コース:小林峠コース
復路コース:小林峠コース
登り:2時間
下り:1時間30分
体力度:★★☆☆☆
危険度:★☆☆☆☆
オススメ度:★★☆☆☆
レベル:初級

トイレ:なし ※山頂には24時間使えるトイレあり
トイレMAP:なし

登山口駐車場:小林峠の駐車帯があり
登山口駐車場のGoogle Map:https://goo.gl/maps/gJHtmMXpL162

温泉:なし
温泉URL:なし
温泉MAP:なし

YAMAP:https://yamap.co.jp/activity/128354 (2015/08/05)
YAMAP:https://yamap.co.jp/activity/379432 (2016/06/19)
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 藻岩山(もいわやま)は札幌にある地元ではポピュラーな山。山頂部には藻岩山展望台があり、ロープウェー山頂までいくことができる。また、中腹まで車で行くこともできる。スキー場もあるため人工物は多いが、それでも登山道には自然が残っており地元民に愛されている山だ。コースは5コースあり、小林峠コーススキー場コース慈恵会病院コース旭山記念公園コース、北丿沢コースがある。
 今回はこの中で最も厳しい小林峠コースを紹介しよう。
 このコースは藻岩山の中でも最も奥深く、距離が長い一番厳しいコースだ。熊も出やすいため十分注意したい。その分自然の要素はたくさんあるため多少登山に慣れたきたらこのくらいのコースの方が楽しめるだろう。登山口からは砥石山の小林峠コースにいく事もできるため体力があれば二つセットで登るのも面白い。小林峠の駐車帯に駐車してから数分歩いても岩山小林峠の登山口に向かう。登り始めは緩やかな森歩きを楽しめるだろう。途中で少し藪があるがかき分けるほどではない。1時間10分ほど歩けば朝日山記念公園コースと山頂への分岐となる。そこからは登山者とすれ違うことも多くなるだろう。さらに1時間ほど歩けば山頂へとたどり着く。



駐車場から少し歩いたここが登山口となる

説明を追加

藻岩山の他のコースと比べると道幅は狭い

サイハイラン
撮影:2016/06/19

分岐手前

1時間ほどでこの分岐にたどり着く

分岐以降は広い道


山頂の神社

展望台


下に見えるのは中腹駅




動画はこちら (2016/06/19)





動画はこちら (2015/08/05)





2016年6月12日日曜日

羊蹄山 真狩コース 山小屋泊

山頂にて

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山:羊蹄山
標高:1,893m
活動距離(1日目):5.02km
活動距離(2日目):9.36km
高低差:1,311m
累積標高(1日目) 上り 1,341m / 累積標高下り 39m
累積標高(2日目) 上り  442m / 累積標高下り 1,761m
往路コース:真狩コース
復路コース:真狩コース
登り:5時間
下り:3時間30分
体力度:★★★★☆
危険度:★★☆☆☆
オススメ度:★★★☆☆
レベル:上級

トイレ:真狩キャンプ場の登山口にあり。キャンプ場にしてはとても綺麗。
トイレMAP:登山口と同じ
トイレ清潔度:★★★★☆

登山口駐車場:真狩キャンプ場
登山口駐車場のGoogle Map:https://goo.gl/maps/JxXkpcnqRZ82

温泉:ルスツ温泉(200円)
温泉URL:http://www.vill.rusutsu.lg.jp/hotnews/detail/00001555.html
温泉MAP:https://goo.gl/maps/PA4cesW6bR22

YAMAP(1日目):https://yamap.co.jp/activity/387855 (2016/06/27)
YAMAP(2日目):https://yamap.co.jp/activity/388153 (2016/06/28)
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 羊蹄山(ようていざん)は札幌近郊で最も標高が高い1,893mだ。独立峰となっており、地上から見るとまるで富士山のように見えるため蝦夷富士(えぞふじ)と呼ばれている。後方羊蹄山(しりべしやま)として日本百名山の一つになっている。登山を始めたものなら一度は憧れる山だろう。登りはずっと登り続けるため単調な登りとなる。登るより眺めたい山だ。山頂付近には避難小屋が設置されており、6月中旬から10月中旬は管理人が常駐している。トイレもあるが協力金が必要だ。料金等に詳しい情報はこちらの情報を参照のこと。山コースは倶知安コース、京極コース、真狩コース、喜茂別コースの4種類がある。
 今回は喜茂別コースをピストンするルートを紹介しよう。
どこからの登りも同じだが単調な登りが続く。喜茂別コースは登山口が羊蹄山自然公園真狩キャンプ場になっておりトイレや自販機、靴洗馬もある。おまけにコースの途中には避難小屋があるため比較的初級向きだ。このコースを登る場合は避難小屋で一泊するのも良い。


キャンプ場から登山口へ向かう

真狩コース登山口

ゴゼンタチバナ
撮影:2016/06/27

ウコンウツギ
撮影:2016/06/27

標高1600mくらいから景色が良くなる


エゾノツガザクラ
撮影:2016/06/27

キバナシャクナゲ
撮影:2016/06/27
夕方の雲海

ご来光を見るために暗いうちに出発する


山頂にて

日が出てきたら影羊蹄を見るのが定番

外輪を歩く

ハクサンチドリ
撮影:2016/06/28

動画はこちら (2016/06/27-28)





暑寒別岳 暑寒荘コース ピストン

滝見台付近からみた山頂。

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山:暑寒別岳
標高:1492m
活動距離:15.87km
高低差:1185m
累積標高上り 1,355m / 累積標高下り 1,364m
往路コース:暑寒荘コース
復路コース:暑寒荘コース
登り:5時間
下り:4時間
体力度:★★★★☆
危険度:★★☆☆☆
オススメ度:★★★★★
レベル:上級

トイレ: 登山口に綺麗なトイレ有
トイレMAP:登山口と同じ

登山口駐車場:登山口に駐車場あり
登山口駐車場のGoogle Map:https://goo.gl/maps/jHbJxdoappo

下山後のおすすめ温泉:尾温泉宿あったまーる(500円)
温泉URL:http://www.town.mashike.hokkaido.jp/menu/kanko/iwaospa/iwaospa.html
温泉MAP:https://goo.gl/maps/pRF8Go5K2Mm

YAMAP:https://yamap.co.jp/activity/372620 (2016/06/12)
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 暑寒別岳(しょかんべつだけ)は増毛山地の主峰で標高は1492m。海が近いため実際よりも高度感があり眺めが良い。登りごたえのある登山道と多くの花、そして景色が多くの登山者を魅了する人気の山だ。一つ難点なのはこの山には大量の蚊が発生する。高度をあげるといなくなるが、高度が低いうちは虫除け、蚊取り線香そして防虫ネットが必須だ。なければ走らないと全身を刺されるだろう。
 コースは、暑寒荘の山小屋がある暑寒荘コース、箸別小屋のある箸別コース、そして南暑寒荘から南暑寒岳を重曹する南暑寒コースの三つがある。
 今回は最もポピュラーな暑寒荘コースを紹介しよう。このコースは無料で利用できる暑寒荘からスタートする。無料のキャンプ場もすぐそばにあるため、前泊することをオススメする。登り始めは沢を横切り、しばらく進むと2合目の看板がある。ここからが虫との戦いだ。4合目までは非常に多くの蚊が血液を求めて襲ってくる。ものすごいため防虫ネットをオススメする。体力に自信ががあればこの辺りは小走りでいくのが良い。止まらなければ刺されることはない。5合目辺りからは蚊に襲われることはなく快適な登りとなる。この辺りから山頂部も見えて眺望が良い。あとは景色を楽しみにながら鎖場も超えて登っていけば山頂だ。

駐車場からこの階段を登る

登山口にある山小屋「暑寒荘」。
無料で宿泊することができる。毛布等もあります。
薪ストーブもあり。水は出るが煮沸が必要だ。この小屋にもトイレはあるが、歩いて三十秒ほどのところにトイレがあり、そこの方が綺麗だ。

ギンリョウソウ
撮影:2016/06/12

サンカヨウ
撮影:2016/06/12

5合目を超えた辺り

滝見台。景色が良い

ミヤマキンバイ
撮影:2016/06/12

キバナシャクナゲ
撮影:2016/06/12
滝見台付近からみた山頂。
9合目付近から日本海側

山頂からの眺めは最高だ






動画はこちら (2016/06/12)


2016年6月11日土曜日

オロフレ山 オロフレ峠コース

山神様を過ぎると終始景色が良い

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山:オロフレ山
標高:1230.8m
活動距離:5km
高低差:313m
累積標高上り 479m / 累積標高下り 473m
往路コース:オロフレ峠コース
復路コース:オロフレ峠コース
登り:1時間10分
下り:50分
体力度:★☆☆☆☆
危険度:★☆☆☆☆
オススメ度:★★★★★
レベル:初級

トイレ: ※登山口から車で10分ほどで駐車場があり、そこに綺麗なトイレあり
トイレマップ:https://goo.gl/maps/creFuyd3JaB2

登山口駐車場:登山口に大きな駐車場
登山口駐車場のGoogle Map:https://goo.gl/maps/AAHkoJYFj162

温泉:大滝区共同浴場ふるさとの湯(無料 ※営業時間は13時から20時まで)
温泉URL:http://tomachopu.jp/spot/kitayuzawa-freespa.html
温泉MAP:https://goo.gl/maps/1ssw2KMm16s

YAMAP:https://yamap.co.jp/activity/369030 (2016/06/11)
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 オロフレ山は北海道登別温泉の少し北にある標高:1230.8mの山だ。登山口のスタートが標高900mある。高山植物や崖からの景色がとても良く、登り時間も短いため初心者に一番お勧めできる。
 登山口になっている広い駐車場は、かつては峠であるため広い駐車場とトイレ跡がある。かつての峠を越える道はこの登山口で閉鎖されている。
 なお、登山口へ至る洞爺湖登別線(オロフレ峠旧道)は11月から6月上旬頃まで閉鎖されている。詳しくはこちらのサイトや、北海道道路交通情報のサイトにて確認しよう。
 6月の中旬ころにはシラネアオイの群生が見られ土日に行くと行列ができるほどの人気の山だ。この頃にはチングルマ等の高山植物も見られ、北海道で最も手軽に高山植物を見ることができる山だろう。登り始めはなだらかな森の中を歩くがすぐに景色が良くなる。途中に崖があり、とても高度感があり景色が良い。途中で分岐点があるが5分ほど登ると「山神」と刻印された石碑がある。山頂部は狭いが、高度感抜群で景色が良いためぜひ登りたい。そこをすぎると景色が良いなだらかな道をさらに登る。山頂手前で少し急な登りがあるが、すぐ終わる。登りきると山頂だ。山頂から360度の絶景が待っている。帰りは近くにある無料の温泉もあるが、登別温泉に立ち寄るのもよい。


登山口

ウコンウツギ
撮影:2016/06/11


シラネアオイの群生。6月上旬から中旬が見ごろだ。
これを目当てで訪れる登山者も多い

途中の分岐から山神様山頂への道

山神様の山頂部

山神様山頂部にあるチングルマ
撮影:2016/06/11

山神様を過ぎると終始景色が良い

ハクサンチドリ
撮影:2016/06/11

チシマフウロ
撮影:2016/06/11

山頂手前の急登

ツバメオモト
撮影:2016/06/11

山頂


動画はこちら (2016/06/11)