2017年8月28日月曜日

幌尻岳 新冠陽希コース




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山:幌尻岳
標高:2053m
活動距離:40.98km
高低差:1659m
累積標高上り/下り 3,078m / 3,064m
往路コース:新冠陽希コース
復路コース:新冠陽希コース

1日目:合計11時間25分
イドンナップ山荘→いこい橋 0:50
いこい橋→奥新冠ダム 3:30
奥新冠ダム→ポロシリ山荘 0:35
ポロシリ山荘→二股 0:50
二股→山頂 3:00
山頂→ポロシリ山荘 2:40

2日目:合計4時間35分
ポロシリ山荘→奥新冠ダム 0:35
奥新冠ダムいこい橋 3:10
いこい橋イドンナップ山荘 0:50


体力度:★★★
危険度:★★★
オススメ度:★★★
レベル:上級

トイレ:イドンナップ山荘、ポロシリ山荘
トイレMAP:登山口と同じ

駐車場:登山口にあり
駐車場のGoogle Map:https://goo.gl/maps/aotJDWW9Pk72

温泉:新冠温泉レ・コードの湯(500円)
温泉URL:http://hotelhills.jp/spa/
温泉MAP:https://goo.gl/maps/2ZoqWQM41RC2

YAMAP:https://yamap.co.jp/activity/1131323 (2017/08/26-27)
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 幌尻岳(ぽろしりだけ)は北海道日高山脈にある最高峰、2053mの山だ。日本百名山の最難関として有名で、ツアー客当、多くの登山者が訪れる。多くの登山者が訪れるためいろいろな禁止事項が設けられているポロシリコードというものがある。ここに登る際は必ず一読したい。 コースは新冠陽希コース、チロロ林道コース、額平川コース(振内コース)、伏見岳縦走コースの四つがある。
 今回は最も簡単な新冠陽希コースを紹介しよう。このコースは通常二泊三日のコースで、健脚者なら一泊二日も可能だ。コースの名前はもともと「新冠(にいかっぷ)コース」だが、グレートトラバースで有名な田中陽希がこのコースを使用したことにより、「新冠陽希(にいかっぷようき)コース」と新たに命名された。
 登山口となるイドンナップ山荘までは林道を2時間ちょっとを車で走ることになる。ひどい状態ではないが、車種によっては腹をこすることもあるため慎重に運転したい。イドンナップ山荘には数十台は駐車可能な広い駐車場がある。車中泊で前泊するのも有効だ。イドンナップ山荘を利用する場合は利用料500円を入れる箱がある。
 イドンナップ山荘からポロシリ山荘まではひたすら18.5kmの林道を歩くことになる。この長距離の歩きが幌尻岳のレベルを高くしている。スタートして1時間ほどで有名ないこい橋に到着する。何が有名かというと自転車やバイク等の車両が通行できないように厳重な門が設けられている。人が一人通るのもやっとだ。ここを抜けてもさらに4時間ほどの苦痛な林道歩きとなる。靴の中に小石が入りやすいため足首が露出している場合はスパッツ準備しよう。


イドンナップ山荘。利用料は500円。この付近には好戦的なヒグマがいるらしいので注意が必要だ

新冠陽気コースと名付けられている

登山口

すぐに一つ目の門がありここをくぐる

林道を進む。分かれ道があるがつながっている

1時間ほどでいこい橋が見えてくる

人ひとり通るのがやっとだ。




途中に看板がある。これ以外に見どころはほぼない

途中で奥新冠ダムがある

ポロシリ山荘

やっとのことでポロシリ山荘まで到着。利用料は1000円。二泊三日の工程ならここで一日目は終了だ。ここには水洗のトイレもあり水もでる。水は要煮沸。このコースはツアー客も多く非常に混雑しやすい。小屋前には10張りほどのテントを張る場所があるためテントを持っていくことをお勧めする。小屋かららやっと登山口となり看板がある。スタートしてすぐに足場が不安定な崖のような場所があるため慎重に歩こう。ここを超えると少し笹漕ぎがある。朝露がある場合は濡れるためレインウェアを上下着用しよう。渡渉地点が一か所あるが、よほど増水していなければ飛び石で簡単に渡渉可能だ。ここが川が二つに分かれているため二股となり、ここから尾根の急登を登ることになる。


沢水が出ている(要煮沸)

薪ストーブあり


2Fもある

小屋からすぐに登山口



軽い藪漕ぎがある
 尾根の急登を1時間ほど登ると景色が見えてくる。さらに先に進むと水場となる沢にたどり着く。ここで十分な水を確保できる。沢水を飲む場合は、こちらの浄水器があると安心だ。水を持たなくていいため行動に余裕ができる。




標高1350m付近からの景色

標高1650m付近。ここで水を確保できる。そしてここからが楽しくなる

チシマフウロ
撮影:2017/08/26

オオバミゾホオズキ
撮影:2017/08/26

ハイオトギリ
撮影:2017/08/26

ウメバチソウ
撮影:2017/08/26

チングルマ(綿毛)
撮影:2017/08/26

標高1700m付近からお花畑が広がる


ミヤマアズマギク
撮影:2017/08/26


エゾウサギギク
撮影:2017/08/26
イワギキョウ
撮影:2017/08/26



額平川コース(振内コース)と途中で合流する

山頂付近

山頂



山頂からはカールを一望できる

動画はこちら










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2017年8月25日金曜日

ピヤシリ山

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山:ピヤシリ山
標高:987m
活動距離:4km
高低差:211m
累積標高上り/下り 217m / 206m
往路コース:名寄側車道コース
復路コース:名寄側車道コース
登り:50分
下り:40分

体力度:★☆☆☆☆
危険度:★☆☆☆☆
オススメ度:☆☆☆☆
レベル:初級

トイレ:登山口にあり
トイレMAP:登山口と同じ

登山口駐車場:数十台駐車可能
登山口駐車場のGoogle Maphttps://goo.gl/maps/1UNZUfkneWP2

温泉:なよろ温泉サンピラー(400円)
温泉URL:http://www.nayoro.co.jp/sunpillar/hotspa.html
温泉MAPhttps://goo.gl/maps/YaA3nqtr9rv

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ピヤシリ山(ぴやしりやま)は標高987mで道北、名寄市にある山で初心者でも気軽に登ることができる山だ。登山口は名寄スキー場の奥にある。春には山菜採りで多くの人が訪れる。刈り分けされていれば問題ないが、近年は整備がきちんとされていないのか山頂までの道で一部笹薮がある。マダニには注意が必要だ。途中には薪ストーブが置いてある避難小屋があるためいざというときにも安心だ。



ピヤシリ山

名寄スキー場

車でしばらく進む

途中にはいくつも標識がある

ここが登山口になる

登山口にはゲートがある

車道を進む

ここも広い道だ

途中には避難小屋がある



薪ストーブもある

避難小屋を超えると笹薮がある

ここを進むことになる

しばらく刈り分けされていないようだ


山頂

写真提供:YAMAP naoさん