2019年1月13日日曜日

【冬山】千尺高地 豊羽元山 ほぼ夏道コース BC



千尺高地から見る無意根山


—————-

山:千尺高地(無意根山)
標高:1153m
活動距離:7.66km
高低差:565m
累積標高上り/下り 578m / 575m
往路コース:豊羽元山 ほぼ夏道コース
復路コース:豊羽元山 ほぼ夏道コース
登り:2時間30分
下り:1時間
体力度:★★★
危険度:★★★
オススメ度:★★★★☆
レベル:中級

トイレ:道路情報館(駐車場、建物も椅子等があり集合場所にぴったり)

登山口駐車場:ヘアピンカーブに駐車
登山口駐車場のGoogle Map:https://goo.gl/maps/dYtGijawPTJ2

温泉:湯元小金湯温泉まつの湯(600円) ※お昼を山で食べるなら定山渓鹿の湯(620円)13:00~
—————-
 千尺高地(せんじゃくこうち)は無為根山(むいねやま)の途中にある場所で、ピークではない。ピークハントを目指すより、パウダーを目的として楽しむには最適な場所と斜面がある。(無為根山のピークを目指した記録はこちら
 登山口は夏山の豊羽元山コースと同じとなる。しかし、登山口までの除雪がされていないことがあるため、その場合は手前のヘアピンカーブに駐車することになる。
 この付近からは大沼山美比内山の登山口がある。
 コースは、夏道通りに登る豊羽元山コースと、胡桃沢(くるみさわ)林道コースがある。
 今回はほぼ夏道通り進むコースを紹介しよう。
 このコースはほぼ夏道通り進むが、本当に夏道通り進むとアップダウンがかなりあり、帰りに苦労する。最初のスタートから尾根に乗らずにできるだけトラバースしながらアップダウンがないように進む必要がある。今回のログでも3回ほどポコに乗り上げてしまっているため登りには最新の注意を払いながらルートを選択したい。
 千尺高地までいくと、どこでも滑れる。北東斜面がオススメだが、雪崩には十分注意したい。雪の状態が悪い時は尾根を滑ろう。



 
この付近のルート図



登山口となるヘアピンカーブ


ここを乗り越えてスタートだ


登りは尾根やポコに上がらないようにしないと帰りがきつい


キノコ



千尺高地からの北東斜面

千尺高地手前の急斜面の沢


尾根に乗り上げるところ

尾根を上がると傾斜が緩くなる

奥は定山渓天狗岳

千尺高地からのパノラマ写真


千尺高地、北東斜面を滑る

細尾根の雪庇からジャンプ

深雪パウダーで気持ち良い

千尺高地から見る無意根山


動画はこちら



2021年2月11日の動画



2021/3/10 雪崩がたくさん出た日の動画





北海道雪山ガイド(冬山)
(スマホの場合はこちらをクリック)

Google MAPにて登山口までの情報と、各コースへの登山情報が得られます
主に山スキーを想定して記載しています。スプレッドシートの一覧表はこちら
※まだまだ情報は少ないです。現在も作成中






















2019年1月11日金曜日

【冬山】エビス山 仁木コース 2020年3月4日現在。ここの駐車スペースは立ち入り禁止となっている。

大黒山の斜面が見える

-----------------
山:エビス山
標高:723m
活動距離:7.78km
高低差:593m
累積標高上り/下り 637m / 633m
往路コース:仁木コース
復路コース:仁木コース
登り:2時間30分
下り:1時間
体力度:★★★☆☆
危険度:★★☆☆☆
オススメ度:★★☆☆☆
レベル:初級

トイレ:セブンイ-レブン 余市仁木店
トイレMAP:https://goo.gl/maps/YooMUfzRn1s

登山口駐車場:2020年3月4日現在。ここの駐車スペースは立ち入り禁止となっている。
登山口駐車場のGoogle Map:https://goo.gl/maps/APK963ggE1r


温泉:赤井川カルデラ温泉(400円)
温泉URL:http://akaigawa-onsen.com/
温泉MAP:https://goo.gl/maps/uUJhjWonF1K2

YAMAP:https://yamap.co.jp/activity/2941581 (2019/01/05)
-----------------
 2020年3月4日現在。ここの駐車スペースは立ち入り禁止となっている。
 背景としては迷惑駐車が増えたため、近隣住民より禁止されたと聞いている。仁木町の観光協会にもこの情報について確認を行った。
 くれぐれも迷惑となる駐車をどこでもしないように心がけていただきたい。
 北海道の山はまだ登山口に駐車問題があちこちで出ている。今後このようなことが起こらないように関係各所と協力していきたい。

大黒山(だいこくやま)は仁木町にあるバックカントリーで広く知られている山だ。この山は毎年1月下旬頃からクラックが入る箇所が多数あるため登る時期は12月末か1月の上旬がオススメだ。
 大黒山のみを登るコースが一般的で初級であるが、隣のエビス山に登ってエビス沢に落としてから大黒山に登るルートが滑走も楽しめるコースとなる(エビス山は地形図上に名前はないがエビス山と呼ばれている)。
 多くの場合はこの二つセットか、大黒山のみとなるが、今回はエビス山のみに登ってエビス沢を落とすコースを紹介しよう。
 
 





エビス山と大黒山をセットで登るルート

大黒山とエビス山の登山口


このあと失うelan

少し進むと分かれ道がある。左手の林の中を進む


途中に小さな沢がある

大黒山の斜面が見える

林道から尾根に上がったあたり


エビス沢でスキー消失。掘っても見つからない

掘りまくったが見つからない

動画はこちら









この山でやってしまった失敗談動画はこちら




2019年1月1日火曜日

バックカントリーで最強の靴下の組み合わせ




バックカントリーでは山スキーの兼用靴(スキーブーツ)での足汗や足の蒸れから冷えや靴擦れの問題がよく起こります。。このため兼用靴の足の悩みを持っている人は多いでしょう。

今回ご紹介するのはそれらを解決する最強の靴下の組み合わせです。

それがこちら

ノースフェイス(THE NORTH FACE) アルパイン クライマー ソックス ショート NN81823 K

finetrack(ファイントラック) スキンメッシュ ソックスレギュラー FSU0211




・ノースフェイスのネオプレンのソックスについて


アルパイン クライマー ソックスは、厚さ2mm(下の左)のものと3mm(下の→)のものがあります。



3mmはロングでアイゼンやピッケルを使った冬用の登山靴に向いています。

一方、厚さ2mmのショートソックスは山スキーやスノーボードでのバックカントリーに向いています。理由は長すぎず脛のあたりに変な干渉がないためです。

・ファイントラックのスキンメッシュソックスについて


5本指になっているものと、そうでないものがありますが、バックカントリーに使うのであれば5本指のソックスの方が足裏感覚を生かすことができます。




・ネオプレンソックスのメリット(単体の場合)


ブーツに足の汗が吸収されず、山行後にインナーブーツを乾かす必要がない(足汗多汗症の人にはものすごいメリット!)

靴下は下山後に裏がして石鹸水等で軽く洗って拭いて干すだけ!
(洗濯機にそのままぶち込むと表側も濡れるため乾かすのが大変です)

靴擦れしない(普通の靴下だと靴擦れするところも、ネオプレンにするとしないのです)

・ネオプレンソックスのデメリット(単体の場合)

足が蒸れて臭くなる

足がふやける

・ネオプレンソックスの懸念点

足が濡れて余計冷えるんじゃないの?

-いいえ、冷えません。濡れた状態でも冷たくならないのがネオプレン素材の良いところです。これは沢登りの靴下にも言えることで、冷えないようにするために沢登りではネオプレンのソックスを履くことが一般的です。

・デメリットを覆す組み合わせ


ネオプレンソックスには上記のようなメリットとデメリットがありますが、スキンメッシュソックスを履いてからネオプレンソックスを履くことによって驚くことに以下のデメリットが解消されます。

-----------------

・ネオプレンソックスのデメリット(単体の場合)

足が蒸れて臭くなる

足がふやける

-----------------

何度かバックカントリーでこの組み合わせをしましたが、下山後の足の臭いとあのふやけた感じが軽減されているのは本当にすごいです。オススメです!!
ぜひ一度お試しください!

------------------
ちなみにこれはVBLと呼ばれるもので、Vapor Barrier Linerの略となります。

VBLの効果は以下の通り

1.人間の皮膚は100%湿度が飽和して蒸れている状態では、それ以上汗をかくことがなくなる。そのため、汗の蒸発による冷えを防いでくれる

2.靴下やインナーブーツが水分(=汗)で濡れるとそれが凍って冷えの原因となることを防いでくれる

つまり、防水性のものを手足に履き、衣類側に水分を放出しないようにするという仕組みです。
------------------

そしてこれが最強の組み合わせとなります。




手の冷えでお悩みの方はこちらの「バックカントリー、雪山、冬山で最強の手袋」をご覧ください。


動画はこちら