2018年9月13日木曜日

地震後の登山は危険かどうか?




 2018年9月6日に発生した平成30年北海道胆振東部地震でお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族のみなさま、被災されたみなさまへ心からのお見舞いを申し上げます。

 今日はYouTubeの動画のコメントで「北海道で今登山するのは危険ですか?と質問がありましたため、地震後の登山についてお話します。

【地震後の山岳会の対応】


 私は山岳会に所属していますが、地震後は北海道全土が停電したこともあり、一時登山禁止となりました。これは別の山岳会でも同様にしていることを確認しています。
 その山岳会も9月14日あたりから解禁となっています。


【地震後だと何が危険か?】


 もちろん震源地近くの山では土砂崩れの危険があります。また雨が降るとさらに土砂崩れの危険が高まるため、震源地近くや胆振日高地方の山に行く場合は十分な注意が必要でしょう。
 台風の影響もあり地震から一週間経過しても封鎖されている登山道や林道もあります。



 事前に道路情報や登山道の状況を各役場に問い合わせおくといいでしょう。


【地震後に万が一遭難となったら?】


 登山をしない人から見たら、「こんな時に山にいくのか」と批判されるかもしれません。遭難の場所や内容によっては社会的制裁がかなり大きい可能性があります。
 そのため、普段よりレベルを落として余裕のある登山をするほうがいいと思います。


【震災後も登山にいくメリット】


 現在、復旧した観光地では観光客の減少で大変なそうなので、いつまでも待機せず出歩いてお金を落とすのも復旧の一助になるのではないかと思います。


【行くならどんなことに気をつけるべきか】


 雨の恐れがある場合は行かないほうがいいでしょう。
 道路や登山道が封鎖されている可能性もあるため、事前に確認をしっかりしましょう。
 北海道では一ヶ月程度余震の可能性があるという情報もあるため、出かける場合は以下の記事で紹介したように防災グッズも持って行くと安心です。

防災グッズとしても使えるオススメの登山用品










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